【中部地方編】登山好きが移住するならどこがいい?おすすめ地域5選&役立つ移住支援制度も紹介
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北横岳頂上からの景色
都会で自然に焦がれ、山に足を運ぶ人が多い世の中。週末の休みの登山だけでは物足りなくて、山好きがこうじて、自然豊かな地域に移住したい方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は登山好きな人におすすめな地域【中部地方編】をご紹介します。
文/YOU (アウトドア雑誌・Webで執筆経験あり。日本のロングトレイルをセクションで歩く旅を好む)
石川県能登町
巌門の近くの千畳敷
能登町は日本海へ北に向けて突き出した形をした半島に位置します。人口15,703人、海や山に関わりが深い自然環境に恵まれ、世界農業遺産にも指定されてる地域です。
能登は水産資源が盛んで定置網農業としても有名。年間を通じて気候は穏やかで、積雪もさほど多くはありません。
普段は美しくおだやかな風景が広がる能登地方ですが、各地で行われる祭りはどれも熱く激しい奇祭です。「あばれ祭り」はその代表的な祭りの一つです。
能登半島には高洲山や鉢伏山などのトレッキングできる山があるため、美しい海と山の豊かな自然が身近に溢れています。
能登町の移住支援情報
・ふるさと定住住宅助成金
能登町へのUターン、Iターン者を対象に、新築住宅及び中古住宅等の改築に要する経費の一部を助成する制度です。住宅を新築する場合は対象経費を満額(限度額150万円)、中古住宅の購入・改築の場合は対象経費の半分(限度額70万円)が支給されます。
・1次産業従事者の支援助成金
能登町の第1次産業に従事し、就農支援研修等を受講した(している)U・Iターン者に対し生活準備金及び家賃を助成する制度です。住民登録をした日から最大で5年間、月々の家賃の半額(上限額30,000円)、初年度のみ50,000円を生活支援金として助成されます。
・空き家家財道具等処分助成金
5年以上定住意思がある転入1年未満のU・Iターン者もしくは、5年以上賃貸活用可能なふるさと空き家情報に登録されている空き家所有者(売買も可)に対し家財道具処分費用の1/2以内、最大10万円を助成する制度です。
能登町の移住情報サイト
石川県能登村についての基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/ISHIKAWA/noto
新潟県妙高市
妙高山
新潟県の南西部に位置する、人口30,522人の地域です。日本百名山で越後富士とも呼ばれる秀峰として有名な妙高山とその一帯は国立公園に指定されています。
四季折々の自然と雄大な景観が魅力のほか、温泉、スキー場など、豊かな自然を活かした観光地を抱えています。市内には7つの温泉地が集まっているのも特徴です。
妙高市の移住支援情報
・妙高市UIターン促進住宅支援事業
妙高市へのU・Iターンにより、賃貸住宅等に入居する方を対象に、賃貸住宅等家賃及び契約時の初期経費の一部を補助する制度です。
交付申請時の年齢が40歳未満、市内の賃貸物件に居住し妙高市の住民登録が6カ月以内などの条件はありますが、賃貸住宅家賃の1/3で月額15,000円を上限に、交付決定の月から2年間支給されます。
・住宅取得等支援事業補助金
妙高市内で住宅及び住宅と土地を取得する際に費用の一部を補助する制度です。新築住宅・建売住宅・中古住宅を取得する方を対象に、市外からの転入者は最大150万円、40歳未満の市民には最大100万円の補助金が支給されます。
・ふるさと就職支援資金 貸付制度
妙高市内の住所地から通勤可能な事業所に就職した方(新規学卒者又はU・Iターン者)を対象に、就職に必要となる物やサービスを受けるために必要な資金の貸付を行う制度です。
資金の使途には通勤用自動車、スーツ代、引越し費用、住宅費、各種資格取得費などが含まれます。貸付額は世帯人数や状況によって異なるため、公式サイトでチェックしましょう。
・地域人材育成支援助成金
自己の能力開発に努め、就業機会の向上を目指す方の応援を目的に、資格取得にかかる受験料や受講料の一部を助成する制度です。
普通自動車免許をはじめとする国家資格、介護に関する公的資格など、さまざまな資格が対象に含まれています。助成金額は対象経費の1/2(上限30,000円)、同一年度において1人2回まで利用可能です。
妙高市の移住情報サイト
https://www.city.myoko.niigata.jp/myoko-life/
新潟県妙高市についての基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/NIIGATA/myoko
富山県南砺市
五箇山の集落
富山県の南西部に位置する南砺市は、人口は47,937人、四季折々の豊かな自然に恵まれ、日本の原風景と古き良き日本の伝統文化が今に色濃く残っている地域です。
合掌造りで知られる五箇山の集落は、独自の文化を持っています。人々が暮らす、まさに「生きた世界遺産」。田園に広がる散居村も、この地方独特の特別な風景の一つです。
南砺市の移住支援情報
・南砺市定住奨励金
市外居住者が、市内定住を目的として住宅用地と住宅を取得するための支援制度です。市外からの転入世帯には新築の場合100万円+家族加算(1人5万円)、中古物件を購入の場合は60万円+家族加算(1人5万円 )が給付されます。
・南砺市空き家バンク活用促進事業補助金
空き家バンクにご登録いただいた物件が賃貸または売買された場合に、登録者と利用者に補助金を交付する制度です。空き家バンク利用者には、増築・改修等の経費の1/5(最大50万円)が補助されます。
・南砺の未来を担う伝統的工芸品若手職人応援補助金
新たに伝統的工芸品産業に従事し、技術を習得しようとする方に経費の一部を補助します。井波彫刻、越中和紙(五箇山和紙)などの国指定伝統的工芸品を対象に、1〜3年目は30万円以内、4〜5年目60万円以内、6〜10年目18万円以内が支給されます。
南砺市の移住情報サイト
https://kurashi.city.nanto.toyama.jp/
富山県南砺市についての基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/TOYAMA/nanto
岐阜県山県市
円原の風景
山県市は岐阜市の北側に隣接し、人口は26,045人の町です。山地は丘陵部が多く、北端の日永岳(1,216メートル)が有名。天然のアマゴ釣りを楽しむ川やキャンプを楽しめる豊かな自然が残されています。ほかにもサイクリングやワカサギ釣りなどができ、一年を通して四季の移ろいを楽しめます。
山県市の移住支援情報
・空家利活用促進補助金
市内全域の空き家の利活用を促進するため、市内の空き家を取得または改修して定住しようとする人に対して、予算の範囲内で空家利活用促進補助金を交付する制度です。
住宅の取得または改修に関わる費用の1/2以内の金額で、一般世帯は最大60万円、新婚世帯または子育て世帯は最大80万円、同居または近居の場合は最大100万円が支給されます。
・お試し移住体験
移住を検討しているけれど移住後の生活がイメージできない、地域の雰囲気が知りたい。そんな不安を持っている人を対象にした制度です。
コテージや一般民家に1泊~7泊まで宿泊可能。事前に空き家バンクの利用希望者登が必要です。
・東京圏からの移住支援
東京23区に在住または勤務して、山県市へ移住した方を対象に移住支援金を交付する制度です。単身の場合は60万円、世帯の場合は100万円(18歳未満の者1人につき30万円加算)が交付されます。
詳しい条件については公式サイトでチェックしましょう。
山県市の移住情報サイト
https://www.city.yamagata.gifu.jp/site/yamanavi/
岐阜県山県市についての基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/GIFU/yamagata
長野県佐久市
佐久平の眺め
長野県の東側に位置する佐久市は人口98,317人、北に浅間連峰、南西に八ヶ岳、東に荒船山を望む佐久平の中心地です。標高約700mの佐久平駅を中心に市街地が発達し、人口10万人弱の自然と利便性を兼ね備えた地方都市です。
空気が澄み、晴れた日には、遠く北アルプスの山々を眺めることもできます。
佐久市の移住支援情報
・移住促進サポートプラン(移住促進住宅取得費等補助金)
佐久市へ移住する方を対象に、市内で住宅を新築・購入する際に補助金を交付する制度です。
新築物件場合は取得費用の1/2以内(上限40万円、土地代を除く)、中古物件を購入する場合は購入費用の1/2以内(上限20万円、土地代を含む)と物件の改修費(最大10万円)が支給されます。
・リモートワーク実践者スタートアップ支援金
2020年11月1日以降に、長野県外から移住してきた人や長野県外との二地域居住を始めた方が、リモートワークを実践する場合の支援金を補助する制度です。
支援金の種類と金額はケースによって異なるため、詳しくは公式サイトでチェックしましょう。
佐久市の移住情報サイト
http://www.city.saku.nagano.jp/sakunikurasu/
長野県佐久市についての基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/NAGANO/saku
美しい大自然に恵まれた中部地方に移住したい方は、支援制度をチェック!
中部地方は日本を代表する山脈や美しい山々が身近にある、自然に恵まれた地域です。
関東圏から移住を検討している方に嬉しい移住支援制度が充実しているため、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。