2023年度 島根県お試し移住体験のすすめ
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松江城
島根県は世界遺産・石見銀山や国宝・松江城、出雲大社など、歴史や文化に触れられるスポットが多い地域です。また、山陰の小京都「津和野」やユネスコ世界ジオパーク「隠岐諸島」などの観光スポットも点在しているため、近年注目を集めています。
島根県へ移住や2拠点生活を検討している方は、まずはお試し移住から始めてみるのがおすすめです。この記事では、島根県のお試し移住体験に使える支援金についてご紹介します。
島根県のお試し移住体験に使える支援金
島根県への移住や二地域居住、テレワークをお考えの方は、各自治体の移住・テレワーク体験に関する支援金や補助金見逃すわけにはいきません。これらのサポートは、転居費用に不安を感じている人を支援し、移住や二地域居住を促進することが基本的な目的となっています。
実際に移住する際に支援する補助金制度がありますが、今回は、お試し移住体験のための交通費・宿泊費の補助を紹介します。様々な条件や申請手続きが必要ですが、利用しやすいものばかりなので、気になる方はチェックしてみてください。
島根県の支援金まとめ
支援金を計算するイメージ画像
島根県は中国地方の北部に位置し、北は日本海に面しています。県土は東西に長く、その距離は約230km。県内へのアクセスは、出雲縁結び空港や萩・石見空港、隠岐ジオパーク空港のほか、鳥取県にある米子鬼太郎空港を利用することも可能です。
島根県では、会社見学や面接のために渡航する際の交通費(片道分)を助成を受けられます。助成額は最大2万円、年度につき2回まで利用可能です。このほか、島根県外に居住し、将来的に島根県に移住してテレワークを行う予定の方を対象に、通信環境整備費・通信費・シェアオフィス使用料などを助成しています。
詳しくはこちら➡⇒【2023年度最新版】都道府県別 移住・テレワーク体験に使える補助金まとめ(中国編)
島根県でお試し移住・テレワーク体験
自治体によっては、移住やテレワーク体験を行いたい方のために補助金や支援金制度を用意しています。今回は、飯南町と吉賀町の取り組みを紹介します。
どちらもお試しで賃貸住宅に安価で住めたり、飯南町では体験プログラムが用意されていたりと、充実した内容です。移転先、テレワーク先がまだ決まっていない方は、これらの補助制度を利用してみてはいかがでしょうか。
飯南町
琴引山からの風景
飯南町は、島根県の中南部、広島県との県境にあります。周りに琴引山や大万木山などの山々がそびえる中国山地の脊梁部に位置する町です。平地の標高は約450mと推定され、昼夜の寒暖差が大きく、米や野菜がよく育ちます。また、昭和30年代から出雲大社神楽殿の大しめ縄を生産し、その伝統と技術を受け継いできた地域です。
そんな飯南町では、まちづくり推進課が「飯南町体験プログラム」を実施しています。このプログラムでは、宿泊費と体験料は無料なことに加え、滞在中はスタッフが視察に同行し、暮らしの魅力を余すところなく教えてくれます。プログラムを利用したい方は、移住相談窓口に相談しましょう。
詳細は「飯南町【くらしまねっと】しまね移住情報ポータルサイト」ページをご覧ください。
また、「飯南町お試し暮らし住宅」の制度も利用できます。利用を希望する場合はまず移住相談が必要です。費用は期間や宿泊数によって異なりますが、リーズナブルな価格設定になっています。飯南町野萱緑というのどかな場所にあり、5LDKの充実した住まいです。自宅のような感覚で、町の魅力を存分に味わうための拠点として活用できます。
詳細は「飯南町お試し暮らし住宅」ページをご覧ください。
東京から飯南町までの交通費を支援金・補助金あり・なしで比較
東京から飯南町までの交通費を、県の支援制度を利用した場合と利用しない場合とで比較してみます。
以下は羽田空港⇔出雲空港まで、空港からレンタカーを利用した場合です。
・補助金なしの場合:52,140円(飛行機 37,840円+レンタカー 14,300円)
・補助金ありの場合:32,140円
「交通費助成」により、上限2万円の片道交通費が支援されます。
※料金は代表的なルートを利用した場合の往復の運賃概算です。あくまでも例であり、実際の料金とは異なる場合があります。
大阪から飯南町までの交通費を支援金・補助金あり・なしで比較
大阪から飯南町までの交通費を、県の支援制度を利用した場合と利用しない場合とで比較してみます。
以下は新大阪駅⇔赤石まで、JR新幹線とバス(備北交通)利用した場合です。
・補助金なしの場合:24,080円
・補助金ありの場合:4,080円
「交通費助成」により、上限2万円の片道交通費が支援されます。
※料金は代表的なルートを利用した場合の往復の運賃概算です。あくまでも例であり、実際の料金とは異なる場合があります。
併せて「飯南町体験プログラム」や「飯南町お試し暮らし住宅」を利用すれば、飯南町での滞在費もぐっと抑えられるでしょう。
吉賀町
大井谷棚田
島根県の西南端、西中国山地の脊梁地帯にある吉賀町は、古くは津和野街道の要衝でした。現在は中国自動車道六日市インターチェンジと国道187号線の分岐点となっています。町を流れる高津川は、国土交通省の水質調査で何度も日本一に選ばれている一級河川です。また、「日本の棚田百選」に選ばれた大井谷の棚田や、山陰唯一のコウヤマキの自生林、長瀬峡などの豊かな自然があります。さらに、石見神楽などの伝統芸能や、地元資源を使ったイベントも盛んです。
吉賀町では、Iターン希望者向けに「お試し暮らし体験施設」が用意されています。移住する前に、その土地や気候について知っておきたいという方におすすめのプログラムです。実際に短期間滞在することで、地元の人たちの暮らしぶりや日常生活を感じられます。
吉賀町柿木にあるこの住宅は、1カ月〜1年までの期間で利用できます。子育て世帯は2年間滞在することが可能です。料金は月額15,600円〜35,000円。子どものいる家庭は半額になります。
ただし、転勤・結婚で転出する方や世帯主・配偶者がUターンする方、すでに町内への通勤している方は対象外となるので注意が必要です。あくまでIターン希望者が対象となっています。
詳細は「お試し暮らし体験施設(くらしまねっと)」ページをご覧ください。
東京から吉賀町までの交通費を支援金・補助金あり・なしで比較
東京から吉賀町までの交通費を、県の支援制度を利用した場合と利用しない場合とで比較してみます。
以下は羽田空港⇔萩・石見空港、空港からレンタカーを利用した場合です。
・補助金なしの場合:50,540円(飛行機 35,140円+レンタカー 15,400円)
・補助金ありの場合:30,540円
「交通費助成」により、上限2万円の片道交通費が支援されます。
※料金は代表的なルートを利用した場合の往復の運賃概算です。あくまでも例であり、実際の料金とは異なる場合があります。
大阪から吉賀町までの交通費を支援金・補助金あり・なしで比較
大阪から吉賀町までの交通費を、県の支援制度を利用した場合と利用しない場合とで比較してみます。
以下は新大阪駅⇔六日市まで、JR新幹線と高速バスを利用した場合です。
・補助金なしの場合:24,480円
・補助金ありの場合:4,480円
「交通費助成」により、上限2万円の片道交通費が支援されます。
※料金は代表的なルートを利用した場合の往復の運賃概算です。あくまでも例であり、実際の料金とは異なる場合があります。
Iターンでのお試し移住体験を検討している場合は、「お試し暮らし体験施設」を活用すると滞在費をぐっと抑えられるでしょう。