2023年度 佐賀県 お試し移住体験のすすめ
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鏡山展望台から見た唐津湾
温暖なイメージの九州・佐賀県。年間の平均気温が16度で穏やかな気候の地域が多いです。そんな佐賀県への移住を検討している方へ向けてお得に移住体験ができる支援制度と、移住におすすめの「嬉野市」と「鹿島市」の2つの自治体をご紹介します。
テレワークをしながら移住を検討中の方必見の支援金がありますよ!
佐賀県のお試し移住体験に使える支援金
佐賀県への移住、二地域居住、テレワークを検討されている方にとって見逃せないのが、各自治体が支給している移住・テレワーク体験のための支援金や補助金。移住を検討している方に費用を気にせず移住体験してもらったり、テレワーク体験を通じて、当該自治体への移住や二地域居住を促すのが大きな目的です。
実際に自治体に転入した場合に一括で現金が支給される支援金制度もありますが、この記事では、体験移住の交通費などが補助される制度を紹介します。支援金、補助金を貰うには申請手続きが必要で様々な条件もありますが、どれもお得なので利用しない手はありませんよ!
佐賀県の支援金のまとめ
九州北部に位置し、東は福岡県、西は長崎県に隣接している佐賀県。有田焼などのやきものや、アジア最大級のスカイスポーツイベントであるバルーンフェスタ、有明海で獲れる海苔や呼子のイカなどの海産物などが有名で、気候も全体的に穏やかです。また、2022年9月には武雄温泉~長崎県を結ぶ西九州新幹線が開通し、アクセス時間が短縮されました。
そんな魅力満載の佐賀県へ移住をする人が増えていますが、移住を決めるのはなかなか勇気が要るものです。実際に移住地を決定する前に、お試し移住をする方が多いのではないでしょうか。最近は、テレワークで現在の仕事を続けながら移住する方も増えています。
佐賀県では、そんな移住検討者が移住体験やテレワーク体験をする場合に使える支援金が2つ用意されています。
・レンタカー助成
移住のための住居探し、仕事探しのほか、地域の情報を収集する活動をする際に利用できます。
一日1000円でレンタカーが借りることができ、一年度内9日間まで利用可能。ただし、申請は年に3回まで、一回の利用は3日間です。
・お試しテレワーク移住補助金
佐賀県内へのテレワーク移住を希望、または検討していて、県内に事業所などの拠点を有しない方が対象。佐賀県までの交通費、宿泊費、コワーキングスペース料などの費用の一部を補助してくれるものです。補助率は対象経費の3/4、一人当たりの上限は15万円です。
詳しくはこちら➡【2022年度最新版】都道府県別 移住・テレワーク体験に使える補助金まとめ(九州編)
佐賀県でお試し移住・テレワーク体験
移住イメージ
県の支援金のほかにも、「SAGA SMILEカード」という佐賀県への移住希望者を対象としたお得なサービスがあります。このカード会員になることで、県内の122軒の協賛店で商品・サービスの優待を受けることができます。例えば、航空券が割引になったり、温泉・宿泊施設の入浴料や宿泊予約が割引になったりと特典があります。会員になるには、さが移住サポートデスクへの申請と登録のみで、移住の際の引っ越し費用の割引を含めて、移住してからのサービスも受けられます。
また、いくつかの自治体には、お試し移住体験ができる「お試し住宅」があります。そこでおすすめの自治体を2つご紹介します。
嬉野市
嬉野市を走り抜ける西九州新幹線
県の南西部に位置し、伝統文化が息づく町である嬉野市。国の重要伝統的建造物保存地区に指定されている「塩田津」が有名です。かつて和紙、鍛冶、石工などの職人が住んでいた街並みが残されており、現在は雑貨やコーヒーなどを販売している店になっています。
また、日本三大美肌の湯と称される「嬉野温泉」、全国茶品評会で日本一に選ばれた「うれしの茶」、伝統的なものだけではなく時代の流れに合わせたユニークな商品が生み出されている「肥前吉田焼」も嬉野市のイチオシポイントです。
嬉野市では、市への移住者に対して9種類の移住支援金、移住検討者へ向けてのお試し住宅である「住む塩田津」を用意しています。
お試し住宅「住む塩田津」は、無料で3泊以上13泊以内の期間利用可能。お試し住宅内には、家具・家電のほかに、コピー機・Wi-Fi・プロジェクターが揃っているので、お試し滞在中にも仕事ができ、実際に移住した後のイメージがし易くなります。
この「住む塩田津」は、江戸時代末期に建てられた古民家を利用するものですが、水回りは新しくされており、エアコンも付いていますので、便利な生活を体験しながらも、伝統を感じることができます。
嬉野市独自でもリモートワーク移住応援金という支援金制度があります。支援金額は、最大30万円で、そのほかに市内旅館で使える温泉チケット1年分が支給されます。温泉地ならではのサービスでうれしいですね。ちなみに、1年分とは、週に1回利用することが想定されています。毎週温泉に入って、リフレッシュできるなんてうらやましい限りです。
詳細は「お試し住宅・お試しサテライトオフィス「住む塩田津」」のページをご覧ください。
東京から嬉野市までの交通費を支援金・補助金あり・なしで比較
東京から嬉野市までの交通費を、県のお試しテレワーク補助金を利用した場合と利用しない場合とで比較してみます。
補助金なしの場合:26,950円
補助金ありの場合:6,736円
利用した金額の3/4が補助されるので大変お得です。
嬉野市までのルートは、東京駅から東海道・山陽新幹線で博多駅。博多駅から特急または九州新幹線で武雄温泉駅。武雄温泉駅から西九州新幹線で嬉野温泉駅となります。開通したばかりの西九州新幹線を利用するのも楽しみですね。
※料金は代表的なルートで、列車等を利用した場合の往復の運賃概算です(大人1名分)。あくまでも例であり、実際の料金とは異なる場合があります。
大阪から嬉野市までの交通費を支援金・補助金あり・なしで比較
大阪から嬉野市までの交通費を、県のお試しテレワーク補助金を利用した場合と利用しない場合とで比較してみます。
補助金なしの場合:19,000円
補助金ありの場合:4,750円
こちらも東京からのアクセス同様、新大阪駅から東海道・山陽新幹線で博多駅へ。その後も東京発と同じルートになります。佐賀県の支援金を利用すると、こんなに交通費がお得になるんです。
※料金は代表的なルートで、列車等を利用した場合の往復の運賃概算です(大人1名分)。あくまでも例であり、実際の料金とは異なる場合があります。
鹿島市
紅葉シーズンの祐徳稲荷神社
鹿島市はの西南部に位置し、東に有明海、西は多良岳の山々に囲まれた自然豊かな町です。ムツゴロウなどの希少な生物や、日本一の海苔を育んでいる有明海を活かしたイベント「鹿島ガタリンピック」、日本三大稲荷のひとつ「祐徳稲荷神社」などの観光スポットもあります。
また、県内有数の酒どころで、毎年3月に行われる「鹿島酒蔵ツーリズム」には、県内外から多くの人が訪れます。
鹿島市の移住支援としては、鹿島市移住体験施設「旧筒井家住宅」が用意されています。国の重要伝統的建造物群保存地区にある、伝統的な茅葺町屋です。とてもノスタルジックな街並みの中にある住宅なので、楽しみながら地域の暮らしを体験できるでしょう。家電や生活用品もそろっており、準備が手軽にできてしまいます。利用は、一泊1,500円で、何人で利用しても料金は変わりません。家族での移住を検討している方にとっては、とてもお得でうれしい制度ですね。さらに、利用料金には水道光熱費も含まれています。利用期間は2週間以上、1ヶ月以内となっており、ゆっくりと地域の暮らしを確認できます。
詳細は「鹿島市移住体験施設 旧筒井家住宅」のページをご覧ください。
東京から鹿島市までの交通費を支援金・補助金あり・なしで比較
東京から鹿島市までの交通費を、県のお試しテレワーク補助金を利用した場合と利用しない場合とで比較してみます。
補助金なしの場合:25,740円
補助金ありの場合:6,736円
利用した金額の3/4が補助されるので大変お得です。
鹿島市までのルートは、東京駅から新幹線に乗り、博多駅で特急に乗り換えます。さらに在来線でJR肥前鹿島駅へ。
※料金は代表的なルートで、列車等を利用した場合の往復の運賃概算です(大人1名分)。あくまでも例であり、実際の料金とは異なる場合があります。
大阪から鹿島市までの交通費を支援金・補助金あり・なしで比較
大阪から嬉野市までの交通費を、県のお試しテレワーク補助金を利用した場合と利用しない場合とで比較してみます。
補助金なしの場合:16,860円
補助金ありの場合:4,215円
大阪からだと、新大阪駅から東海道・山陽新幹線で新鳥栖駅、そこから在来線で肥前鹿島駅までと、乗り換えも少なく楽に行くことができます。
※料金は代表的なルートで、列車等を利用した場合の往復の運賃概算です(大人1名分)。あくまでも例であり、実際の料金とは異なる場合があります。
こちらも交通費がかなりお得になりますね。県のお試しテレワーク補助金制度は、レンタカー代も対象なので、その後の地域の情報収集の際には、バスやタクシーではなくレンタカーを利用するとさらにお得に済ませることができます。また、移住検討者を対象にした、1日1,000円でレンタカーが借りられる制度も用意されています。
賢く利用して理想のライフスタイルをイメージ!
田舎への移住イメージ
今回は、移住体験ができるおすすめの2つの自治体を紹介しました。どちらも伝統的な古民家を利用した素敵なお試し住宅です。お試し移住をしながら、貴重な古民家暮らしを楽しめるのも今回紹介した2つの自治体ならではですね。
また、お試し体験後に、実際に移住をした場合の支援金も住宅購入助成や、移住支援金などが揃っています。テレワークをしながら移住生活をしたい方はもちろん、今回紹介した自治体には、起業支援もありますので、ぜひ参考にしてみてください。
佐賀県内にはほかにもお試し住宅を用意している自治体が5つあります。移住してからの支援金や、理想の暮らしに合っている環境かを含めて検討し、ぜひお試し体験をしてみてくださいね。