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小菅村が住みやすいといわれる理由とは?移住支援策や魅力についても解説

奥多摩湖

山梨県東部に位置する小菅村(こすげむら)。総面積52.78㎢、総人口622人の小さな村です。東京から車で約2時間の距離にありながら、豊かな自然に囲まれた静かな環境が整っているため、近年は移住先や観光スポットとしても注目されています。

今回はそんな小菅村の魅力や住みやすいと言われる理由についてご紹介します。移住者や村民が利用できる支援制度についてもまとめているので、移住を考えている方はぜひチェックしてみてください!

 

文/鰆


小菅村ってどんな街?

小菅村の街並み

東京都奥多摩町に隣接する小菅村。多摩川源流を有しているため、美しい水を利用した野菜の栽培や魚の養殖が盛んに行われています。近年は観光業にも力を入れており、道の駅や古民家ホテルといった観光客向け施設を次々とオープン。現在は村の就業者の半数以上が第3次産業に携わっているのだそう。

大月市と小菅村を結ぶ「松姫トンネル」が開通した2014年以降、移住者数が増加。総務省の調査では、2015~2020年にかけて、毎年30~58人以上の方が村に移住したことが明らかになっています。

 

小菅村が住みやすいといわれる3つの理由

多摩源流白糸の滝

実は総人口の約20%が移住者の小菅村。特にコロナ渦で生まれた「人口密度が低く、自然に囲まれた田舎に引っ越したい」というニーズの高まりを理由に、最近は移住者がさらに増えているのです。

この項目ではそんな小菅村が住みやすいと言われる3つの理由を解説します。


緑豊かな環境でのんびり暮らせる

総面積の95%が森林のため、緑豊かな環境でのんびり暮らせるのが小菅村最大の魅力。村内には尾根道から富士山が見える「大菩薩・牛ノ寝コース」をはじめとする、8つのトレッキングコースがあるので、休日は登山やお散歩も楽しめますよ。

また自然あふれる村の中には、日用品や文房具などが揃う「美勢屋」や、食料品が充実した「ひろせ商店」、診療所といった日々の生活に役立つ便利な施設が点在。どの施設もすぐ近くにバス停があるので、車を持っていない人でも安心して暮らせます。

 

少人数であることを生かしたきめ細やかな教育体制

児童数29人、生徒数16人の小中学校(令和4年時点)では1学年1担任制を採用し、生徒一人ひとりに合わせた、きめ細やかな教育を実施。小規模校でありながら、パソコン専用教室や給食センター、室内プールといった学校施設も充実しているので、快適な環境でのびのびと勉強できるのが特徴となっています。


村で行っている教育支援は以下の通りです。

  • 漢字検定・英語検定等の受験料を全額補助
  • 修学旅行として5泊6日のオーストラリア旅行(ホームステイも含む)を実施
  • 修学旅行費・校外学習費等の大部分を補助

 

親子で小菅村に1年間移住し、子どもを村の学校に通わせられる制度「小菅村親子留学」も実施しているので、子ども連れでの移住もしやすいでしょう。

 

都市部からのアクセス良好

東京都から車で約2時間、甲府市から約1時間15分の距離にあるため、都市部からの移住や二拠点生活がしやすいのも、住みやすさの理由のひとつ。

ちなみに、公共交通機関を使った村へのアクセス時間や交通費は以下の通りとなっています。

 

■甲府駅~小菅の湯バス停まで

甲府駅から大月駅まで電車で約32分

大月駅から小菅の湯バス停までバスで約1時間

 

交通費合計:2,740円

 

■東京駅~小菅の湯バス停まで

東京駅から大月駅まで電車で約1時間15分

大月駅から小菅の湯バス停までバスで約1時間

 

交通費合計:3,660円

 

小菅村の移住支援制度をチェック

移住支援制度のイメージ

 

小菅村では村民の生活をサポートする各種支援が充実。今回はそのうちの移住で役立つ制度を厳選してご紹介します。



移住者を対象とした支援金が充実

小菅村では移住者を対象に、以下の支援金・奨励金を交付しています。

 

■小菅村移住支援金

東京圏から小菅村への移住を希望する方を対象に、「移住支援金」を交付します。

支援金額は単身の場合60万円、世帯の場合100万円。18歳未満の子どもがいる場合は30万円加算となります。

 

支給条件等は、「小菅村移住支援金のお知らせ」をご確認ください。

 

■転入定住奨励金

永住を前提に移住し、小菅村に1年以上居住した世帯を対象に、10万円交付します。



妊娠から育児までを手厚くサポート

子育て支援が手厚いのも小菅村の魅力のひとつ。妊婦さんや子育て世帯を対象とした制度が充実しているので、うまく活用すれば子育ての負担を大きく減らせますよ。

■妊婦一般健康診査

妊娠中の健康診査1回につき、6,000円の補助金を交付します。

 

■ブックスタート事業

乳児検診の際、保健師のメッセージ入りの絵本2冊を配布します。

 

■絵本の読み聞かせ教室

図書館で司書による読み聞かせ教室を実施します。

 

■すこやか発達相談

子育てに関する悩みの相談を随時受け付けています。

 

■出産祝金

1年以上村に居住している方が出産し、新生児と共に村に居住する場合、出産祝金を支給します。支給金額は第1子の場合3万円、第2子の場合5万円、第3子の場合10万円となります。

 

■乳幼児・子ども医療助成制度

中学生以下の子どもが病気になった際、保護者が支払った医療費を助成します。

 

■チャイルドシート購入助成金

チャイルドシート購入費の1/2(限度額1万円)を助成します。

 

■入学祝金

小中学校に入学した子どもを対象に入学祝金を支給します。支給金額は小学校入学時の場合5万円、中学校入学時の場合10万円です。

 


住まいに関する支援制度

小菅村では、住宅支援事業として「空き家改修等補助金」の交付と村営住宅の貸し出しを行っています。

 

■空き家改修等補助金

空き家の所有者・空き家の賃貸借契約日から1年以内の方等を対象に、空き家の改修費用、ゴミの処分費を補助します。補助金額は以下の通りです。

 

・改修費用の1/2(上限100万円)

・ゴミの処分費の1/2(上限10万円)

※詳細は「小菅村空き家改修等補助金交付要綱」をご確認ください。

 

■村営住宅の貸し出し

小菅村では、2階建て庭・駐車スペース付きの住宅を村営住宅として貸し出しています。家賃は中学生以下の子どもがいる場合は月額15,000円、その他の方は収入に応じた金額となっています。


小菅村ライフを楽しもう!

フォレストアドベンチャーこすげのジップライン


この項目では小菅村で開催されているイベントや名産品、観光スポットについてご紹介します!


名産品は美しい水で育まれた山の幸

多摩川源流水が流れる小菅村には、美しい水に育まれた名産品がたくさんあります。中でも特に有名なのは「わさび」と「ヤマメ」。 

県内トップクラスの生産量を誇る「わさび」は、村内の沢を活用して育てられています。

村のレストラン「お食事処 ひのき」で提供されている「生わさび丼」は、テレビでも話題になった絶品メニューなのだそう!

「ヤマメ」が名産と言われているのは、小菅村が民間ではじめてヤマメの養殖に成功し、古くから「ヤマメの郷」という名前で親しまれているのが理由。村内には自分で釣ったヤマメをその場で塩焼きにしてくれる釣り場もあるのだとか。

 

自然の中で思いっきり遊べる

村内にある自然共生型アウトドアパーク「フォレストアドベンチャー・こすげ」では、山の自然を生かした2種類の冒険コースで思いっきり遊べます。

身長140㎝以上、もしくは小学4年生から参加できる「アドベンチャーコース」は、樹上に張り巡らされたロープや橋の上を、専用ハーネスを付けて進んでいくコース。木々にかけられたワイヤーロープにぶら下がって一気に滑り降りる「里山ジップスライド」は、スリル満点です!

身長110㎝以上の方から参加できる「キャノピーコース」は、小さな子どもでも楽しめる初心者向けのコース。ヘルメットやハーネスを着用するので、安心して遊び回れますよ。


多摩源流まつりは迫力満点!

小菅村では毎年5月4日に、水と火と味の祭典「多摩源流まつり」を開催。村の文化継承の役割も担う祭りのため、会場では「大菩薩御光太鼓(だいぼさつごこうだいこ)」をはじめとする多摩地域の伝統芸能や、小菅村産の蕎麦粉で作った「源流そば」や「ヤマメの塩焼き」などの郷土料理を堪能できますよ。会場付近の上空をはためく全長200mのこいのぼりや夜に行われる「お松焼き」にも注目です!

 


自然豊かな小菅村で移住ライフを満喫しよう!

家族団らんの様子

今回は山梨県小菅村の魅力や住みやすさの理由、支援制度についてご紹介しました。村では移住支援や育児支援に力を入れているため、うまく制度を利用すれば、お得に移住生活が楽しめますよ。また小中学校では「小菅村親子留学」を実施しているので、子ども連れでの移住も安心です。

「緑豊かな場所でのんびり暮らせる移住先を探している」という方は、ぜひ移住を検討してみてはいかがでしょうか。

 

たびすむで小菅村の情報を➡チェック


 


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