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自分のやりたいこと・できることを存分に。三者三様の暮らし方を楽しむ移住者の座談会


都心を離れ地方で暮らす方に、移住についてありのままを伺うシリーズ。

今回は、岩手県下閉伊郡岩泉町に移住した大山さん、刈屋さんご夫婦、緑川さんにお話を伺いました。


もともとのスキルを活かすことも、新しいチャレンジに取り組むこともできる

―まず初めに、自己紹介をお願いします。

トレイルコースの設備をしている大山さん

大山さん「大山です。2020年6月に、千葉県松戸市から移住しました。以前はECサイトの運営の仕事をしており、現在はずっと趣味だったアウトドアを活かして、林業やガイド業、トレイルコース企画などの仕事をしています」


収穫したわさびを持つ刈谷さん

刈屋さん「2022年7月に妻と移住してきた、刈屋です。私はもともと海上自衛隊で潜水士をしていました。現在は、わさび農家の仕事をしています」


刈屋さん奥様「私は夫と一緒に神奈川県横須賀市から岩泉町に移住し、今は役場の健康推進課でコロナ関連の業務に従事しています」


緑川さん「緑川と申します。私は2020年7月に、岩手県盛岡市から移住しました。前職ではパソコンのインストラクターをしており、今もパソコン教室やスマホ教室の運営をして生計を立てています。


―ありがとうございます。みなさんは、なぜ岩泉町へ移住されたのですか?

大山さん「移住先に悩み有楽町にある「ふるさと回帰支援センター」に通っていたのですが、そこでお会いした岩泉担当の方が親身になって相談に乗ってくれたんです。あちこちいろんな土地を見るより、こういう人がいる地域に行きたいと思いました。

岩泉町について調べているなかでトレイルコース企画の募集を見つけて、自分の趣味を活かせると運命を感じたんです。担当の方のサポートも手厚く、安心して移住できました」


刈屋さん「私は農業について調べていて、そこで岩泉が生産量日本一を誇る畑わさびを知りました。収入面での不安があったのですが、地域おこし協力隊の制度を活かせば暮らしていけるとわかったことも、後押しになりました」


緑川さん「岩泉の地域おこし協力隊を知ったことがきっかけです。それまでこういった制度があること自体知りませんでしたが、魅力的だと思いました。また、私はもともと岩手の人間で岩泉にも何度か来たことがあったので、これも何かの縁だと感じました」


ーお仕事面がきっかけとなることも多いようですね。移住した現在は、どのようなお仕事をされているのですか?

大山さん「移住一年目は森林に関わる仕事が多かったのですが、少しずつ観光に関連する仕事も増えてきました。今は林業が中心で、特殊伐採を行っており、体一つで木に登って電線に引っかかっている枝を切るなどしています。

ガイド業やキャンプ場の運営も行っています。人と話すことが好きなので、町の歴史などを話して、岩泉を好きになってくれる人が増えたら嬉しいです。また、みちのく潮風トレイルという、森と海のどちらの恵みも感じることができる豊かな道の整備もしています」


刈屋さん「わさび農家として一人立ちするため、今は研修期間として農家さんのところで働かせてもらっています。畑わさびは手作業が多く、前職で体力をつけたとはいえ大変なことも多いです。ただ、働きながら技術などを学べるので、本当にありがたいと感じています」


刈屋さん奥様「私は町役場に就職し、健康推進課でコロナ関連の業務を行っています。空いた時間は夫の仕事を手伝っていて、将来的には2人で畑わさびを作っていく準備中です」


講師をしている緑川さん

緑川さん「前職を活かして、パソコン教室・スマホ教室の講師をしています。生徒さんは年配の方が多いこともあり、人に何かを教えるのは難しいと壁にぶつかることも多いです。しかしその分、きちんと伝わって新しいことができるようになった時のやりがいはひとしおです」

―もともとお持ちのスキルを活かしたり、新しいチャレンジを始めたり、移住後の働き方にはいろいろな形があるのですね。


温かく優しい住民の人柄と、海も山もある豊かな自然が魅力の町

―実際にこちらに移ってきて、町の印象はいかがですか?

大山さん「第一印象は、「みんな温かい」です。最初に出会ったふるさと回帰支援センターの方の印象がとても良かったのですが、ほかの町の方にも優しくしていただいています。私は早くみなさんのことを知りたかったですし、自分のことも知ってもらいたかったので、飛び込みで地域のイベントに参加しました。そこで山を使ってマウンテンバイクのイベントやりたいと言ったら、最初は無謀だとも言われたのですが、お酒も飲みつつ一生懸命話していると、本気度が伝わり応援してもらえました」

わさび畑の様子

刈屋さん「私はこの町に何の縁もなく移住してきたので、馴染めなかったらどうしようかと思いました。しかし実際にはみなさんとてもフレンドリーで、困った時には手を差し伸べてくれます。この状況を作ってくれたのは、先輩の地域おこし協力隊の方々がしっかり活動してくれていたからだと思います」


刈屋さん奥様「私は役場で働いていますが、みなさんとても温かいです。こんな素敵な職場の雰囲気があるんだなとびっくりしました」


緑川さん「私は幼少期に住んでいた場所が田舎だったので、大きなギャップはありませんでした。自分の中のスタンダードな基準で暮らせています。海も山もあるのはとてもいいですね。こちらに来て釣りが趣味になりました。一方で、住んでみると横のつながりや地域の結束力の強さには驚きました。最近、都会では見かけなくなったご近所付き合いもありますし、回覧板の文化も残っています。」


―みなさん、とても素晴らしい印象ですね。ただ、その一方で気になる部分などはありませんでしたか?

大山さん「私は自然が好きなので、海も山も川もある岩泉町は遊ぶのにもってこいの場所です。夜は星空がきれいですし、東京では絶対に見られない景色も多いです。ほかの田舎ではなく、ここでしか見られないものがたくさんあります。一方で、距離感の近さをデメリットととらえる方もいると思います。住民の車種とナンバーを把握していたり、引っ越してきて初対面で家の場所を聞かれたりすると、都会とのギャップがあるかもしれません。また、ペーパーレスなどもまだまだ改善の余地があります」


刈屋さん「人口が少ない分、人とのつながりは深いです。これには良い面と悪い面があり、例えばあおり運転などすればすぐにどこの誰だかわかるので、そういったことをする人はいません。一方で、相互監視のようで気になるという人もいると思います。また、年々人口が減っているので、10~20年後に地域全体がどうなっているのかという不安はあります」


緑川さん「商業施設がないと時間を持て余すかと思いきや、新しい趣味もできて楽しく毎日過ごしています。ただ、やはり買い物は便利だとはいえません。大きなスーパーが一つあると、暮らしやすくなるのかなとは思います」


―最後に、これから岩泉町に移住したい方へのメッセージをお願いします。

龍泉洞

大山さん「今、岩泉町は移住者が増えています。地域おこし協力隊に限らず、全国から集まっているところです。そのため町の方も移住者に対して寛大になり、理解が深まっていると感じます。移住に対して不安がある方も、ストレスを感じることなく楽しく移住生活を送れるのではないでしょうか。まずは2泊3日で岩泉町を体験し、町民と触れ合いながら理解を深めて、実際に移住してもらえればと思います」


刈屋さん「移住にあたり収入が心配という方は多いですが、地域おこし協力隊を活用すれば生活できます。岩泉町には眠れる資源が豊富にあって、やりたいことがある方にとって無限の可能性が広がっている町です。まずはお試しで町に遊びに来てください」


刈屋さん奥様「岩泉町はとても良い町ですし、移住自体が素敵なことだと思います。もしどこか興味を持った場所があるなら、一度訪れてみてください。実際に行ってみて初めて、雰囲気や生活のしやすさなどがわかります」


緑川さん「岩泉町は自然がいっぱいで、田舎に住みたいという方にはうってつけの環境です。歳を取ってから移住したいという方も多いですが、体力があるうちから町に慣れていた方が暮らしやすくなると思うので、岩泉町が気になった方はぜひ来てみてください」

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