【2023年度最新版】 都道府県別・移住・テレワーク体験に使える補助金まとめ(中部編)
- 【福井県坂井市】結婚×移住で育む家族のカタチ
- 【福井県坂井市】自治体主催の婚活イベント(移住促進&マッチングツアー)参加レポ
- 北海道根室市イベント『北海道移住セミナー「食と自然の宝庫#ねむろ暮らし」』が開催!
初夏の富士山
東京からの交通網が充実している中部地方は、利便性の高さと豊かな自然に囲まれた環境が整っているため、移住先としても高い人気を誇ります。移住する前には、お試し移住やテレワークでその土地の暮らしを体験することが大切ですが、その際の交通費や宿泊費に対して支援制度があるのをご存知でしょうか?
この記事では、中部地方の各県で、お試し移住やテレワーク体験(ワーケーション)の際に活用できる支援制度をご紹介します。
文/いずのうみ
移住体験やテレワーク体験に使える補助金まとめ
全国の使える補助金紹介シリーズ、中部地方編!
本州の中央に位置する中部地方は、日本の面積の17%を占めるともされ、新潟・山梨・長野・富山・石川・福井・静岡・愛知・岐阜と9つの県を有します。中部地方は、日本三大都市の一つ「名古屋」を筆頭に、静岡や松本、金沢など魅力あふれる都市がいくつもあり、交通網が充実しているため都心へのアクセスの良さが魅力。
一方で、富士山や日本アルプス、飛騨・木曽・赤石山脈などの豊かな自然にも囲まれています。四季折々の美しさをダイレクトに感じられる自然環境を求めて移住する人も少なくありません。
太平洋側の東海、日本海側の北陸、内陸の中央高地の3つのエリアではそれぞれ気候が異なり、名産や風土も大きく変わります。都心から日帰りでも行ける距離にありますが、お試し移住やテレワーク体験をしながらじっくりとその土地の魅力を堪能するのもおすすめです。
都道府県別紹介
ここでは、中部エリアの自治体で実施している使える補助金を県ごとに紹介します。
新潟県
早朝の田園風景
2022年11月時点、新潟県が実施する「お試し移住に関する補助金支給制度」はありません。ただし、以下の市町村ではそれぞれ補助金や支援事業が行われています。
■交通系・宿泊系
・上越市移住体験ツアー滞在費補助金交付要綱(上越市)
最大2泊3日の行程で要望に合わせて体験内容を決めていくオーダーメイド型ツアー。町内会や自治会の様子を見学する「地域案内」、稲刈りや縄ないなど農作業を体験する「農村体験」、雪かきや雪遊びなど雪のある生活を体験する「雪国体験」などいくつものプログラムから選べます。対象者は宿泊費、交通費、レンタカーの使用料について補助金が支給されます。
詳細は「あなただけの移住体験(上越市移住体験ツアー)」のページをご覧ください。
■その他
・新潟市移住促進特別支援金交付事業【テレワーク体験居住】(新潟市)
東京圏(埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)在住者を対象に、新潟市で1カ月以上の体験居住(テレワーク)をした方に特別支援金を交付。支給額は2人以上の世帯で20万円、単身世帯で10万円です。
※2022年11月時点、予算の上限に達したため申請受付を休止中
山梨県
ダイヤモンド富士
2022年11月時点、山梨県が実施する「お試し移住に関する補助金支給制度」はありません。ただし、以下の市町村ではそれぞれ補助金や支援事業が行われています。
■宿泊系
・お試し滞在補助金交付制度(南アルプス市)
移住の準備で住居・仕事・子どもの就学先などを探しに何度も訪れる必要のある方、移住先を探していて「南アルプス市がどんなところか一度見に行きたい」という方を対象とした制度。市内の宿泊施設における宿泊費、レンタカー借上料が補助されます(上限金額・回数等の条件あり)。
詳細は「お試し滞在補助金交付制度について」のページをご覧ください。
長野県
南アルプス・荒川中岳頂上
■交通系・宿泊系
・おためしナガノ
IT関連事業の個人・法人を対象に、最大約6か月のおためし期間中のオフィス(コワーキングスペース)利用料や引越し代、県外への業務上の交通費のほか 、家具・家電・自動車のレンタル料を補助する制度です。※2022年度は申込み終了
詳細は「おためしナガノ」のサイトをご覧ください。
富山県
チューリップ、桜、立山連峰
■交通系・宿泊系
・「とやまでお試しテレワーク」推進助成金
富山県外在住の方の会社員、事業主、フリーランスの方を対象に、県内での「お試しテレワーク」にかかる経費を助成します。宿泊費、住居費、交通費(県内⇔県外)、コワーキングスペース利用料、引越代、レンタカー代、テレワークに帯同されるお子様の保育に係る経費などが補助の対象です。期間は1〜3カ月、1人あたり30万円(1か月あたり10万円)を上限としています。
詳細は「とやまでお試しテレワーク推進助成金(2次募集)」のページをご覧ください。
・とやまの魅力体験助成制度
富山県外から県内へ移住を検討している方を対象に、移住準備のための交通費・宿泊費を助成します。
交通費は居住地から富山県内到着地までの1往復分の1/2、一人あたり10,000円が上限、宿泊費は2分の1、一人一泊5,000円が上限です。
詳細は「とやまの魅力体験助成制度のご案内」のページをご覧ください。
石川県
金沢駅もてなしドームと鼓門のライトアップ
■交通系・宿泊系
・いしかわお試しテレワーク移住支援補助金
石川県外に所在する事業者の役員又は従業員の方を対象に、滞在中の宿泊費や移動・交通費、コワーキングスペース利用費などが補助される制度です。(※フリーランス等の個人事業主は対象外)
補助金額の上限は1人当たり最大10万円(補助率1/2)。6泊7日以上の連続滞在が必要で、滞在期間の半分以上はテレワークを実施することなどが条件に挙げられます。
詳細は「いしかわお試しテレワーク移住支援補助金のご案内♪」のページをご覧ください。
福井県
東尋坊
■交通系・宿泊系
・お試しテレワーク
福井県外に居住し就業している方で、福井県内に滞在し「お試しテレワーク」を実施する方を対象に、交通費や宿泊費の一部を補助する制度です。お試しテレワーク」実施期間が10日以上あり、そのうち県内滞在日数が概ね2/3以上あることが条件となります。
詳細は「福井へのお試しテレワークを支援します!」のページをご覧ください。
静岡県
茶畑と富士山
2022年11月時点、静岡県が実施する「お試し移住に関する補助金支給制度」はありません。ただし、以下の市町村ではそれぞれ補助金や支援事業が行われています。
■交通系・宿泊系
・お試しテレワーク補助金(富士宮市)
首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の企業に勤務している人または首都圏において事業活動を行う個人事業主を対象に、テレワーク移住体験(同行者を含む)で要した宿泊費および交通費に係る額の2分の1以内の額が補助されます。
詳細は「お試しテレワーク補助金について」のページをご覧ください。
■宿泊系
・伊東市お試し移住支援事業補助金(伊東市)
伊東市への移住を検討していて、一定の条件を満たす補助対象者と、同行者(3名以内)が市内の宿泊施設において宿泊に要した経費が補助されます。1泊に付き3,000円を上限とし、同一年度中に10泊分まで利用可能です。
詳細は「伊東市お試し移住支援事業補助金」のページをご覧ください。
愛知県
名古屋市オアシス21とテレビ塔
2022年11月時点、愛知県が実施する「お試し移住に関する補助金支給制度」はありません。ただし、以下の市町村ではそれぞれ補助金や支援事業が行われています。
■宿泊系
・田原市お試し移住支援補助金(田原市)
田原市外在住の方が市内の宿泊施設を利用して行う4連泊以上13泊以内のお試し移住に対し、宿泊費の一部とレンタカー借上料の一部を補助します。利用期間中、市内でテレワークをするかしないかで宿泊費の補助金が変わりますが、レンタカー利用料の補助金額は変わりません。
※2022年度の補助対象期間は11月30日まで
詳細は「田原市お試し移住支援補助金」のサイトをご覧ください。
岐阜県
白川郷
2022年11月時点、岐阜県や県内の市町村が実施する「お試し移住に関する補助金支給制度」はありません。情報が入り次第、追記いたします。
賢く利用して理想の移住ライフに近づこう
自然の中で楽しむ家族
移住に関して、住宅(空き家活用・リフォームなど)や就業に関する支援制度が充実していますが、移住前に活用できる制度もあります。移住を検討している方やお試し移住、テレワーク体験をしたい方は、まずは目当ての自治体で利用できる制度があるか探してみてはいかがでしょうか。
また、北海道・東北地方の各地へお試し移住してみた体験記事も公開していますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
詳細はこちら➡お試し移住施設体験記事(北海道・東北編)