大自然と都会が共存する北海道・札幌でのワーケーション体験談

札幌大通公園日常を離れて休暇を取りながら仕事をするワーケーションは、コロナ禍の中でテレワークを推進する「新しい日常」の中で注目されている働き方です。私は北海道札幌市で夏を過ごしながらワーケーションを行いました。

今回は、札幌でのワーケーションの体験や感じたことをまとめました。これからワーケーションをする際の参考にしていただければと思います。


文/鈴木育子

ワーケーションの状況

テレワークのイメージフリーランスでライターの仕事をしていますが外での勤務は一切なく、100%自宅のみで仕事が完結する状況です。居住地は宮城県ですが、仕事上パソコンとネット環境があればいつでもワーケーションができる状況という利便性を活かし、基本的に毎年夏と冬は居住地を離れて3ヶ月ほど、別の場所に滞在しながら仕事をしています。

札幌には、夏の間に3ヶ月弱滞在しました。

札幌でワーケーションをしようと思ったきっかけ

札幌市時計台元々、毎年夏と冬は居住地を離れて3ヶ月ほど海外で過ごしていました。ところが2020年からのコロナ禍により、以前のように気軽に海外へ行くことがままならなくなったため、国内でワーケーションとして居住地以外の場所で仕事をしながら過ごすことを選択しました。

札幌は、以前から訪れてみたかった土地でした。夏は本州よりも比較的快適に過ごせそうなイメージがあること、快適な時期に他の北海道内の観光地へも訪れてみたいと考えていたことも、夏のワーケーション先として札幌を選ぶ後押しとなりました。

ワーケーション先の探し方や選定ポイントは?

選択肢国内の他地域でもワーケーションを行った経験があり、その際はマンスリーマンションに滞在していました。同様に、札幌でもマンスリーマンションを中心にワーケーション先を探しました。

ワーケーション先の探し方

ワンルームマンションとパソコン札幌は大都市なので、東京や大阪などと同様にマンスリーマンションが比較的多く見つかります。マンスリーマンション業者を利用すれば、容易に滞在先は見つかるでしょう。長期滞在可能な民泊も多い土地ですが、民泊はあくまでも旅行者向けの宿なので、ワーケーションを前提とした物件は意外に少ないものです。仕事のための環境を重視するなら、ビジネスマン向けの物件も取り扱うマンスリーマンションの方が適しています。

札幌の賃貸物件は、他の大都市と比較すると安い傾向があります。しかし、マンスリーマンションになると話は変わります。マンスリーマンション業者では頻繁に割引キャンペーンを行っており安く滞在できることもあるのですが、東京や関西などの大都市圏の方が割引率が高い傾向があると感じました。札幌を含めた地方都市ではさほど割引率が高くはなく、賃貸物件は東京よりもはるかに安い札幌でも、マンスリーマンションを借りるとなると東京と同等、または高くなることもあるのが注意点です。

ワーケーション先の選定ポイント

二重サッシ札幌に中期滞在をするのが初めてだったこともあり、土地勘がなくても動きやすい中心部に近いエリアの物件をメインに探しました。札幌の場合、地下鉄沿線であれば比較的どこに滞在しても動きやすいと思います。

札幌をはじめとする北海道でワーケーションを行う場合、気をつけたいのが滞在する時期と部屋の設備です。本州ではほとんど見ない据え付けのヒーターや二重サッシ、アパートであっても共用廊下が内廊下となっているなど、基本的に住居は寒冷地仕様です。そのため、冬の滞在でも屋内であれば快適に仕事を進められるかと思います。

気をつけたいのが、夏です。日本で最も北に位置する北海道は「涼しい」というイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。私も涼しい場所だと思っていたのですが、近年の北海道は非常に暑い日も多く、時には本州よりも気温が高い日もあるほどです。梅雨がない北海道は夏の湿度が低めではあるものの、寝苦しいと感じる日も増えています。特に2021年は、猛暑日数の新記録や道内の観測史上最高気温を記録したほど暑く、過ごしやすいとは言えない年でした。

ここ数年、「涼しい」というイメージとかけ離れた非常に暑い日が多いにもかかわらず、北海道では現在もエアコンがあまり普及していません。道内のエアコン保有率は、現在も4割程度です。ホテルであればエアコンはほぼ完備されていますが、賃貸物件やマンスリーマンションではまだまだエアコン未設置の物件が多数あります。つまり、寒さ対策は万全でも暑さ対策には不安要素がある土地と言えます。

マンスリーマンションでも扇風機のみという物件は珍しくないので、夏に北海道に滞在して快適にワーケーションを行うためには、エアコンの有無を必ず確認することをおすすめします。

実際にワーケーションをしてみた感想や変化

ファーム富田の花畑2021年の夏は、新型コロナウイルス感染拡大による「まん延防止等重点措置」と「緊急事態宣言」が出されました。道内での移動も自粛が呼びかけられたことにより、休暇を過ごすという意味では残念ながら行動が限定されてしまい、思うように動けなかったのも事実です。また、飲食店なども滞在期間中はすべて時短営業となっており、昼営業のみ、または休業した店舗が数多く見られた点も残念でした。

札幌から離れた場所へ行くことは難しかったのですが、日帰りで行ける範囲の場所であれば多少ほかの街や観光地へ行く機会はありました。本州では見たことがない、まさに「北海道」という景色や大自然を楽しめたのは良い経験でした。仕事の合間にこのような場所へ気軽に行けるのは、札幌でのワーケーションの1つの魅力ではないかと思います。

誰のアドバイスが最も参考になったか?

キャンプ地でのワーケーション周囲に同じようなワーケーション経験者がまったくいないため、アドバイスなどはまったく受けていません。完全に一人きりでスケジュールや滞在先をすべて決めました。おそらく、周囲にワーケーション経験者がいるというケースの方が少ないのではないかと思いますが、もしこれからワーケーションをしてみたいという場合は、周囲に経験者がいるのであれば少しでもアドバイスを受けた方がスムーズに準備を進められるのではないでしょうか。

土地勘がない場所であれば、ワーケーション経験の有無に関わらず、現地に詳しい人に生活事情などを聞いておくと役立つかもしれません。私の場合も札幌の土地勘がなかったため、ワーケーション前に滞在・居住経験がある知人に現地の情報やアドバイスをもらったことが参考になりました。

これからワーケーションしようとしている人へのアドバイス

さっぽろ羊ヶ丘展望台仕事をしながら休暇を過ごせるワーケーションは、札幌のような都市部でも十分満喫できます。札幌の場合は特に、本州以南に在住している人にとってはちょっと遠出をするだけで「いつもと違う場所」と感じられる大自然も近い場所です。現地の状況や環境をよく知っておけば、普段と異なる環境で仕事をしながら過ごすワーケーションを楽しめるでしょう。


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