諏訪湖畔のワーケーション 温泉と湖畔ウォーキングでリフレッシュ体験記
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新型コロナウイルスの影響により、ワーケーションと言われる働き方が提唱されて久しいですが、その何年も前から出張続きの仕事をしながら空いた時間にPC片手に仕事を回すという生活をしておりました。
そんな2020年の年末も差し迫った12月下旬に、「これはワーケーションと言ってもいいのでは?」という出張が舞い込みました。
そんな出張? いえ、ワーケーション体験記として、諏訪湖畔、上諏訪温泉地域を訪れた際の報告です。
文/西海登
出張の依頼があり……長野県の諏訪地域へ
最近よく聞く「ワーケーション」は、PCを持ち出して好きな観光地へ行くというものですが、私の場合は依頼があってその地域に行く出張です。
訪れた時期も2020年の12月と、新型コロナウイルスによる感染者が増加していた時期の出張だったため、感染には細心の注意を払っての出張でした。
いつも単独での出張が多く会食等がないため、出張が認めれていた部分もあったかもしれません。
出張先となった長野県の諏訪地域は、新宿から特急あずさに乗れば2時間ほどで行ける地域で、諏訪湖や上諏訪温泉などが有名な観光地です。
諏訪湖を見渡せる温泉付きのホテルなどが多数あり、ビジネスホテルなどであっても温泉がひいてあるホテルもあるほど、地域に温泉が根付いています。
3日間のワーケーション 温泉旅館のビジネス利用
上諏訪温泉の地域は、ホテルを探すサイトで検索すれば温泉付きではないホテルを探すのが大変なほど、標準的にホテルに温泉が付いています。
もちろん目的は出張のため、日中は諏訪地域の場所で仕事をして、夜はホテルの夕食を食べて温泉に入ってから、少し残った仕事をするという生活を送っていました。
朝夕食付きのホテルでも、新型コロナウイルスの影響による宿泊者数が減少している背景もあってか、リーズナブルな料金で宿泊ができました。
やはり温泉に入って、夕食も少しいいものを食べると、仕事のやる気もいつもと違う感じでいいものだなと感じました。
空いた時間に諏訪湖畔のドライブとウォーキング
日中の仕事は17時前には終わることもあり、「そのままホテルに戻っても……」と感じたときには、移動用にレンタカーを借りていたため諏訪湖畔をドライブしたり、公園になっている場所に車を止めて少しウォーキングをしたりして、リフレッシュしていました。
上諏訪温泉地域に近い諏訪湖畔は観光地ということもあり、おしゃれなお店も多くあります。諏訪湖のほとりに一軒家を建てている人もいて、のんびりとした雰囲気に癒されます。
その後にホテルに戻り別の案件の仕事も片付けないといけなかったのですが、温泉に入って、食事をしてからということでリゾート感覚を満喫しました。
気持ちの切り替えにワーケーションは最適
今回は出張という形で諏訪地域を訪れたのですが、結果的にワーケーションのような生活でした。その間も、しばしば「こういう出張をワーケーションって呼ぶんだろうなぁ」と考えることもありました。
一見、遊びに来たような感じになっていましたが、実は結構仕事が立て込んだ状態で入った出張だったのです。
仮に完全に休暇を取って同じ時期に同じ期間、旅行で来ていたとしても、仕事の進捗が気になって楽しめなかったり、休日なのに電話が立て続けに鳴ったりして、あまり気が休まらなかったのではと感じます。
「休暇でも仕事でもない中間の時間」があるワーケーションは、仕事の遅れなどを気にすることなくリフレッシュできます。
今までは休みを取らなければ旅行に行けなかった部分もありましたが、仕事をしながらのワーケーションは意外と気にすることも少なくなり、逆に目いっぱい楽しむことができるのです。
ワーケーション先(施設)の探し方
出張が多く、行く地域を自分では決められない(泣)私ではありますが、ワーケーションとしてちょうどいい地域の探し方とポイントをまとめました。
アウトドアなど一日フルで楽しむイベントを入れない
ワーケーションは文字通り、ワーク(仕事)をしながら空いた時間にバケーション(休暇)を楽しむスタイルです。
登山や釣りなど入念に準備をして向かうアウトドアなどは、ワーケーションではなくバケーションで楽しみましょう。
ちょっと景色を眺める散歩や日帰り温泉に入るなどの1?2時間程度で楽しめるレジャーが複数あるような地域を選ぶのがおすすめです。
住んでいる地域に近い
今回東京から行く場合に、特急を使えば2時間程度で行ける地域をワーケーション先として勧めた理由としては、「手軽に行ける」ことが重要だと考えたためです。
「今日は休みでレジャーを楽しみたい」場合とは異なり、半分程度はワークに時間を取られる関係上、多くの交通費をかけて行っても時間が限られてしまう場合もあります。 また、「せっかく遠くまで来たのだからいろいろと楽しみたい」気持ちも出てきてしまい、ワークが邪魔だと感じてしまってはワーケーションではありません。
住んでいる地域から手軽に行ける範囲でワーケーションをしましょう。
眺めのいいところがある
ワーケーションですので、ワークをしながら宿泊先の窓から外を見るということもあります。そんな時に都会の喧騒の中にいては気持ちも休まりません。
今回取り上げた諏訪地域は、諏訪湖と北アルプスや南アルプスがホテルから見えます。PCで仕事をしてちょっと疲れたなと感じた時に、こうした景色があるとリフレッシュするきっかけとなります。
仕事をしながら小旅行、それこそがワーケーション
「ワーケーションなんて、そんな都合のいい働き方、世の中にないよ」と考えている人にこそワーケーションを体験していただきたいと切に願います。
特にPCで仕事をすることがメインの人は、会社に出てデスクでPCを操作しなければできない仕事なのかをよく考えてみていただきたいです。Web会議やリモート接続技術が数年前より格段に普及した現在、PCでの作業はどこにいてもできる作業だと言っても過言ではないでしょう。
仕事が立て込んできた時に「リフレッシュしたいな」と感じた経験はないでしょうか?
会社にいてはそうした気持ちを休暇まで我慢して過ごしますが、ワーケーションでは小一時間温泉に入ってから、再度作業に取り掛かるということも現実的に可能です。
さらに、会議の前に少しドライブに行くといったこともできます。
集中すべき時に集中して、それ以外はリフレッシュに使える期間というのがワーケーションです。出社が前提の今までの働き方では、考えられないものではないかと思いますが、ワーケーションの普及が進めば業務効率の改善にも一役買ってくるのではないでしょうか。