那覇空港から120分以内で行ける沖縄のまち特集!足を延ばせばこんなところも

与那国馬と与那国島の海

移住先として安定の人気を保っている沖縄県。海の綺麗さや独特の文化に魅せられ、移住先に決める方も多いかと思います。昨今ではワーケーション先としても人気。

ただ、沖縄といっても本島から離島までさまざまで、どこが自分の移住先として適したところなのだろう?という疑問を持つ方も多いのでは。

移住先として重要視したいのは利便性、生活のしやすさですが、中には多少の生活の利便性は犠牲にしても、とにかく「沖縄の大自然にどっぷり浸かりたい!」「人の少ない離島でのんびり暮らしたい! 」という方もいるかと思います。

そこで、今回の記事では、那覇空港から70分以上、120分以内で行ける沖縄のまちをエリア別にピックアップ。意外と短い時間で遠くまで行けますよ。週末にちょっと移住地の下見に出かけてみるのもいいかもしれません。

なお、那覇空港から60分以内で行ける沖縄のまちをピックアップした記事では、綺麗な海と空気に包まれつつ、利便性も抜群の移住先25市町村をご紹介しています。

是非こちらの記事も併せてお読みくださいね。 

文/斎 信夫(沖縄市に6年半居住経験あり)

※文中の総人口は、2022年(令和4年)4月1日現在の統計によるものです。


沖縄本島北部エリア

国頭村を中心とした沖縄北部は、やんばると言われる地。広大な森が広がり、大自然あふれるところです。また、沖縄美ら海水族館や西海岸のリゾートホテルが集まる観光客にも人気のエリアです。


本部町(もとぶちょう)

備瀬のフクギ並木

沖縄本島北部の本部半島の南側、本部港や沖縄美ら海水族館が位置しているところが「本部町」です。水族館以外にも日本一早い桜まつりが開催される八重岳や、橋でつながる瀬底島などがあり、リゾートホテルも多いところ。那覇空港からは高速経由で約80分。総人口は13,108人です。

水族館の近く、備瀬集落には防風林として整備されたフクギ並木があり、神秘的な雰囲気に包まれています。竹富島や西表島にあるような水牛車が沖縄本島ではここだけにあり、のんびりした雰囲気は本部町ならでは。名護の市街地までは近く、自然の中で暮らしたいけど、あまりにも辺鄙なところは避けたいという移住者におすすめです。


本部町についての基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/motobu


今帰仁村(なきじんそん)

古宇利大橋

沖縄本島北部の本部半島の北側、世界遺産今帰仁城跡やハートロックで人気の古宇利島のあるところが「今帰仁村」です。運天港からは伊是名島と伊平屋島へのフェリーも出ているため、普段は本島で、休日は離島で過ごしたいという欲張りな要望も叶えられますよ。那覇空港からは高速経由で約80分。総人口は9,357人です。

豊かな土壌が育む特産品も多く、中でも今帰仁スイカは甘くて瑞々しいと人気。それほど観光地化されていない地域なので、手つかずの美しい砂浜も残り、田畑も多く、田舎暮らしするには最適の地です。こども医療費助成制度もあり、令和2年9月診療より全ての通院が無料化に。移住しての子育ても安心です。


今帰仁村についての基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/nakijin


東村(ひがしそん)

東村ふれあいヒルギ公園

沖縄本島の北部、本部半島とは反対側の東海岸に位置する「東村」。総面積の約73%は森林で、パイナップル畑が広がる風景とマングローブが生い茂る慶佐次湾が魅力。南国ムード溢れる大自然の中で暮らしたいという方におすすめの移住先です。那覇空港からは高速経由で約90分。総人口は1,724人です。

東村は移住者の受け入れに積極的。子育て世代や若者の人口増加を図ることを目的に、定住促進住宅の整備に取り組んでいます。村内には2LDK、46.80平米の定住促進住宅が用意され、13泊以内で子育て田舎暮らし体験ができます。(2022年5月現在、新型コロナ感染拡大防止の観点から利用停止中)


東村についての基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/higashi


大宜味村(おおぎみそん)

大宜味村・塩屋湾の眺望

沖縄本島北部の西海岸、本部半島と東村の間に位置する「大宜味村」。シークヮーサーの里、芭蕉布の里として知られており、村内には大宜味シークヮーサーパークというテーマパークや大宜味村立芭蕉布会館があります。那覇空港からは高速経由で約90分。総人口は3,071人です。

喜如嘉の芭蕉布は、国の重要無形文化財、経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定され、「喜如嘉の芭蕉布に対する後継者育成事業」という支援制度も。沖縄に移住し、沖縄の伝統工芸品作りに携わってみたいという移住者におすすめの移住先です。


大宜味村についての基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/ogimi


国頭村(くにがみそん)

辺戸岬

沖縄県の北部は「やんばる(山原)」と呼ばれているところで、文字通り、山や原っぱなどの自然が多く残されているエリア。その中心となるのが「国頭村」です。沖縄本島最北端の辺戸岬や、沖縄本島最大の落差を誇る比地大滝、本島最高峰の与那覇岳もこの村にあり、大自然に囲まれて暮らしたいという移住者にうってつけ。那覇空港からは高速経由で約100分。総人口は4,597人です。

集落は国道58号線沿いに点在し、大部分は山間部とジャングルになります。手つかずの海岸も残っており、その自然を求めてトレッキングやエコツアーなどが盛ん。

移住検討者を対象に、13泊以内で村内での生活を体験できる「国頭村移住体験住宅」が用意されているので、お試し移住してみるのも良いかもしれません。


国頭村についての基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/kunigami


沖縄本島 周辺離島エリア

沖縄本島から船で渡れる離島、および、北大東島、南大東島などを含むエリアです。沖縄の離島に暮らしたいけど、空港も利用できる範囲内に暮らしたい、という方におすすめ。


北大東村(きただいとうむら)

北大東島の海

沖縄本島の東、約360kmの太平洋上に浮かぶ北大東島を管轄する自治体が「北大東村」です。明治時代に入り開拓が始まるまでは無人島で、初めて移り住んだのは八丈島からの移民でした。そのため、今でも沖縄と八丈島の文化が混ざり合い、独特の文化が形成されています。那覇空港からは空路で70分。総人口は542人です。

北大東島は、珊瑚礁の隆起によって海面上に姿を現した海洋島で、島の周囲は礁環の壁に囲まれ、砂浜が無い絶海の島。沖縄の綺麗なビーチとは全く違う光景が見られます。北大東島の主な産業は農業で、サトウキビの生産が盛んです。集落には診療所やスーパーもあります。


北大東村についての基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/kitadaito


南大東村(みなみだいとうむら)

南大東島の集落

北大東島の南に位置する南大東島の「南大東村」は、総人口が1,234人と北大東島より多く、在所という集落には行政機関や商業施設、娯楽施設が集まっており、繁華街もあります。ただし、観光地として開発されていないため、利用者は地元客が大半。

お土産物屋も少なく、南国リゾートの町というイメージではありませんが、逆にそれが魅力と感じるかも。那覇空港からは空路で70分ですが、フェリーで行くこともできます。

南大東島も360度を絶壁に囲まれているため砂浜はありません。また、外来種の影響を受けることなく、多くの固有生物たちが生息しているのも特徴です。そんな絶海の孤島ですが、出産祝い金の支給、中学校までの医療費助成など、子育て支援は充実しています。利便性は犠牲にしても、大自然に囲まれた離島で子育てしてみたいという移住者におすすめです。


南大東村についての基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/minamidaito


伊江村(いえそん)

タッチュー山頂から見た伊江島の集落

平坦な島の中央に突き出した、通称タッチューと呼ばれる城山で知られる伊江島の「伊江村」は、沖縄本島からはフェリーでわずか30分。大型スーパーもある名護市にも近いので離島とは言え生活の利便性は良い方でしょう。那覇空港からの車での移動も含めると約110分。総人口は4,420人で、港周辺に集落やリゾートホテルがあります。

100万輪の百合の花が咲くゆり祭りは有名で、イベント開催時には大勢の観光客が詰めかけますが、それ以外のシーズンは観光客も少なく、のんびり穏やかな雰囲気です。

産業は、農業ではジーマーミと呼ばれる落花生やさとうきび、水産業ではモズク養殖など。ブランド牛伊江牛も有名。移住者も積極的に受け入れており、ZOOMを使ったオンライン移住相談も受け付けています。


伊江村についての基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/ie


渡名喜村(となきそん)

渡名喜島のフェリーターミナル

沖縄本島から北西に約58kmに位置する渡名喜島の「渡名喜村」。100年以上前に形成された伝統的な赤瓦の家屋が続く町並みは、国の「重要伝統的建造物群保存地区」として指定され、どこか懐かしい雰囲気が魅力です。

アクセスは空路が無いため、那覇空港から那覇市の泊港まで車で移動しフェリーに乗船、約120分かかります。総人口は330人。

移住者の受け入れには積極的で、2013年(平成25年)には、新たに村に居住される方々の居住の場として多用途住宅を建設。空きがあれば募集していますので、興味ある方は問い合わせてはいかがでしょうか。こども医療費助成、出産祝い金の支給などの子育て支援もあります。


渡名喜村についての基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/tonaki


粟国村(あぐにそん)

粟国島 空撮

沖縄本島から北西約60kmに位置する粟国島の「粟国村」は、数百万年前の火山活動による堆積物により形成された島のため、複雑な地形をしています。集落には、フクギ防風林や赤瓦の民家など、沖縄の原風景が残り、ゆったりした時間が流れています。こちらも空路は無く所要時間約2時間のフェリーのみ。那覇空港から泊港までの移動時間も含めて約130分。総人口は695人。

粟国島は、野鳥の楽園でもあり、これまでに観測された野鳥は約220種類も。人工の灯りが少ない島なので星空も綺麗で、粟国村観光協会には移動式の大きな天体望遠鏡も用意されています。

多少の不便は辛抱してでも、都会の喧騒を忘れ、満天の星空の下で暮らせるのは幸せと感じる方の移住先としておすすめ。専任の移住相談員も設置されています。


粟国村についての基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/aguni


沖縄離島 慶良間諸島エリア

慶良間諸島は、那覇市の西、約40kmの東シナ海に点在する、大小20余りの島からなる島々です。2014年に国立公園に指定され、なによりケラマブルーと呼ばれる海の美しさが魅力。


渡嘉敷村(とかしきそん)

渡嘉敷島の海

沖縄本島の西方、約30kmに位置し、慶良間諸島東端にある渡嘉敷島をはじめ、大小10近くの島から構成される「渡嘉敷村」。

周辺の海域は世界屈指の透明度を誇ることで知られていますが、島は起伏に飛んだ地形でトレッキングも楽しめます。那覇市の泊港から高速船で約40分、那覇空港からの移動時間を含めると約50分と気軽に行けるのも魅力です。総人口は702人。

人口は少ないですが、診療所、保育所、小学校、中学校まであり、子育ても安心。他の島のようにサトウキビ畑もなく、観光関連で働く人が大半。ダイビングショップには移住者も多いとか。島の生活インフラは整っているとは言えませんが、那覇までは高速船ですぐなので、普段の生活にはそう困ることはなく、離島での移住生活が実現できます。


渡嘉敷村についての基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/tokashiki


沖縄離島 宮古諸島エリア

沖縄本島から南西へ約300kmのところにあるのが、宮古島、伊良部島、来間島など、8つの有人島から成る宮古諸島。近年伊良部大橋が開通し、移住先としてもますます注目されています。


多良間村(たらまそん)

多良間島 空撮

宮古島と石垣島のちょうど中間に位置する多良間島と、多良間島から北に9.5km先にある水納島の2つの島を行政区とする「多良間村」。多良間島は、サンゴ礁からなるほぼ円形の平坦な地形にサトウキビ畑が広がっています。水納島は手つかずの自然が残る島で、どちらも沖縄のゆるい空気の中、時間を気にせずのんびり過ごすには最高の地。総人口は1,098人。

宮古島の多比良港からフェリーで約2時間、宮古空港から空路だと約20分。那覇空港からの総所要時間は約110分です。移住者支援策として定住促進空き家活用住宅、定住住宅建築及び購入奨励金などが用意され、移住者の受け入れを歓迎しています。


多良間村についての基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/tarama


沖縄離島 八重山諸島エリア

八重山諸島は、石垣島をはじめ、竹富島、小浜島、黒島、西表島などと、日本最南端の波照間島、日本最西端の与那国島の合計12の有人島がある地域で、北に位置する尖閣諸島などの無人島も含まれます。


与那国町(よなぐにちょう)

与那国島 最西端之地の碑

与那国島の「与那国町」は、日本の最西端に位置する町。台湾との距離は約111kmで、沖縄本島との距離よりも近く、晴れた日には台湾が見えることも。

石垣港からフェリーで約4時間ですが、島には空港もあり、石垣空港からプロペラ機で約30分。那覇空港からも直行便が就航しており、所要時間は約80分と意外にもアクセスは便利。総人口は1,641人。

与那国島は豊かな自然に恵まれ、サトウキビ栽培やカジキマグロ漁が盛ん。南方や中国の影響を受けた独特の文化が根付いており、祭事は国の重要無形文化財にも指定されています。

移住に関しては、古民家活用型定住促進住宅が用意されていたり、移住コーディネーターの方がいたりと、積極的に受け入れています。


与那国町についての基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/yonaguni


竹富町(たけとみちょう)

竹富島の集落

「竹富町」と聞くと、竹富島だけと思われるかもしれませんが、行政区は、竹富島以外に、西表島、小浜島、黒島、波照間島、鳩間島、新城島(上地島・下地島)、由布島なども含まれています。

竹富島へは石垣港から高速船で約10分。那覇空港からの総所要時間は約90分となります。総人口は4,220人。

竹富島は、赤瓦の屋根が印象的な集落に水牛車が行き交う風景でおなじみ。小浜島は、NHK朝ドラ「ちゅらさん」の舞台になったところで、サトウキビの栽培が盛ん。

波照間島は有人島としては日本で最も南に位置する島で、ハテルマブルーと呼ばれる透明度の高い海が魅力。いずれの島も離島暮らしを希望する移住者に人気。


竹富町についての基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/taketomi


もう少し時間がかかってもいいなら、こちらもおすすめ!

那覇空港からの所要時間は120分を超えてしまいますが、本部半島の沖に浮かぶ2つの離島もおすすめです。どちらも本部半島にある港からフェリーでのアクセスになりますが、2便出ていますので、恩納村や名護周辺のホテルに宿泊すれば日帰りも可能です。


伊是名村(いぜなそん)

城山と伊是名島の海

沖縄本島の北西、本部半島の沖に浮かぶ伊是名島の「伊是名村」。本部町の運天港からフェリーで約55分。那覇空港から運天港までの移動時間を含めての総所要時間は約150分です。ほぼ円形の周囲17kmの小さな島で、主な産業はさとうきびともずく漁。総人口は1,311人。

島の南にある城山から続く二見ヶ浦海岸の海は時間帯によって色が変わり、美しいグラデーションは絶景です。また、毒を持つ危険生物のハブがいない島で、沖縄は好きだけどハブは苦手という方におすすめの移住先でもあります。古民家を改修した、Uターン、Iターン者向けの定住住宅も整備されています。


伊是名村についての基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/izena


伊平屋村(いへやそん)

伊平屋島の海

沖縄本島の北西、本部半島の沖、伊是名島のさらに北に浮かぶ伊平屋島の「伊平屋村」。運天港からはフェリーで約80分。那覇空港から運天港までの車での移動時間を含めて約160分です。伊平屋島は夜空の美しさが魅力で、毎年秋には伊平屋ムーンライトマラソンが開催されています。総人口は1,182人。

伊平屋島には「いへやじゅーてー」という言葉があり、その意味は「みんなで分かち合う」見返りを求めないおもてなしの心を示しています。

島内での仕事は農業、漁業が中心で、決して便利な島ではありませんが、人の温かさ、星空や海の美しさに魅了されたなら移住する価値あり。村には伊平屋村定住促進条例があり、新築住宅祝金や結婚祝金の支給など、移住者を受け入れる体制も整っています。


伊平屋村についての基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/iheya


最も沖縄らしさが残るところに長く住みたいという方に!

那覇空港から70分以上、120分以内で行ける沖縄の市町村をご紹介しましたが、いかがでしたか?

遠い場所ほど、観光地化されておらず、手つかずの自然も残っています。一番沖縄らしさが残る場所で、のんびりゆったり暮らしたいという移住者には、今回ご紹介した市町村がおすすめです。

遠いといっても、日本最西端の与那国町が、実は那覇空港から直行便でわずか80分、多良間島も宮古空港から20分で行くことができるなど、空路がある離島ならそれほど不便ではないでしょう。

今回の記事を参考に、沖縄での移住先を見つける旅に出かけてみましょう!

各市町村のホームページや移住ポータルサイトでは、先輩移住者の声や、移住支援制度の詳細も掲載されているので、各項目下部のリンク先から、ぜひチェックしてみてくださいね。

那覇空港から60分以内で行ける25の沖縄の市町村もご紹介しています。

60分以内でアクセス可能な離島もありますよ!


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