【沖縄本島中部・南部エリア】移住・暮らしの支援まとめ
- 沖縄本島の半分を占める中部・南部の特徴
- 沖縄本島の中部はどんな地域?
- 沖縄本島南部はどんな地域?
- 沖縄本島中部の移住・暮らしの支援金をチェック!
- 宜野湾市の支援金
- 子育て支援金・助成金
- 浦添市の支援金
- 令和3年度浦添市まちづくりプラン助成金交付事業
- 浦添市学校給食費補助金交付事業
- 浦添市産業振興補助金(家賃補助・空き店舗リフォーム補助・雇用支援補助)
- 沖縄市の支援金
- 子育て支援金・助成金
- うるま市の支援金
- うるま市の移住支援サイト
- 子ども支援
- うるま市地域活動支援助成事業
- 家庭用生ごみ処理機の助成
- 読谷村の支援金
- 子ども支援
- 読谷村生ごみ処理機購入助成金
- 嘉手納町の支援金
- こども医療費助成(中学3年生まで)
- 北谷町の支援金
- 北谷町こども医療費助成制度
- 児童手当
- 北中城村の支援金
- 子ども医療費助成
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沖縄本島中部・南部の美しい海
文 / 山岬由佳
「憩うよ、沖縄」の観光キャッチコピーで知られる沖縄県は、年間を通して温暖な気候が魅力的な南国の県です。沖縄本島と37の有人離島からなり、本島に人口の9割が集中しています。なかでも本島中南部に人口が集中し、近年では移住者も増えています。
2020年(令和2年)度の国勢調査では、沖縄中南部で人口が増加していたことも分かっており、中南部にあるニュータウンに住む移住者も多いです。
今回は、そんな沖縄本島中部・南部の市町村や移住者受け入れ施策をご紹介します。
沖縄県への移住が気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
沖縄本島の半分を占める中部・南部の特徴
南城市と中城市のイメージ
沖縄本島の半分を占める中部と南部は、都市化や住宅化も進み、若い移住者も集まる地域です。沖縄県の人口の自然増加率は1.7倍で全国1位を記録しました。15歳未満の人口も多く、17%です。2020年(令和2年)度の国勢調査では、沖縄中南部で人口が増加していたという調査結果もあります。
南部には、沖縄県への入り口となる那覇空港があります。東京から那覇空港までは飛行機で約4時間、大阪からは2時間半でのアクセスが可能です。
沖縄本島地方は一年を通じて温暖な気候です。6月の梅雨明けから10月頃までは晴れの日が続き、冬には曇りや雨の日が多くなります。春は天気が周期的に変化し、梅雨に向け次第に蒸し暑くなるのが特徴です。台風は一年間に7個程度接近します。年間の平均気温は23℃です。
そんな特徴を持つ沖縄県の中でも中部と南部の魅力は何なのでしょうか。次に、沖縄県中部と南部それぞれの特徴をご紹介します。
沖縄本島の中部はどんな地域?
宜野湾ビーチのイメージ
沖縄県本島中部は読谷地区、北谷・うるま・コザエリア、宜野湾・浦添エリアの3つの地域に分かれています。やむちんの焼き物で有名な読谷地区、アメリカンカルチャーが残る北谷・うるま・コザ地区、宜野湾・浦添エリアは新しいおしゃれタウンとして人気です。
中部の観光名所は美しい海が望める「宜野湾トロピカルビーチ」、浦添市にある「港川ステイツサイドタウン」があり、地域のお祭は「沖縄全島エイサーまつり」や「全島闘牛大会」などが行われています。
比謝川のマングローブでは、マングローブの美しい自然が楽しめます。沖縄中部の食としては、沖縄県を代表とする沖縄そばや、アメリカンフード、沖縄の家庭料理が堪能できる大衆食堂も人気です。
沖縄県中部には10の市町村があります。それぞれの町の特徴は以下です。
・宜野湾市
沖縄本島中部と南部の境目に位置し、米軍の普天間基地があることからアメリカのシティ文化の影響も受けた都市です。
・浦添市
首里以前に琉球の王都であったことから歴史上でも重要な役割を果たしてきた町です。外国人住宅を改装したショップや、おしゃれなカフェが楽しめる「港川ステイツサイドタウン」があり、新旧両方の文化が楽しめます。
・沖縄市
沖縄本島南部の那覇市に次いで人口が多い町です。街の中心地は「コザ」の愛称で呼ばれています。
・うるま市
「うるま」は沖縄の方言で「サンゴの島」を意味し、美しく輝く海が魅力の町です。伝統エイサーや闘牛も楽しめます。「浜比嘉島」「平安座島」「宮城島」「伊計島」の4つの島を結ぶ「海中道路」も人気です。
・読谷村
沖縄本島の西海岸側に位置する町で、有名ホテルやデザイナーズが点在し、人口が日本一の村として有名です。「やむちん」という沖縄の伝統陶芸が生まれた町としても知られています。
・嘉手納町
嘉手納町には米軍の嘉手納基地があり、ほかの市町村とは違った雰囲気やショップが楽しめます。ドライブコースにもオススメです。
・北谷町
北谷町は、リゾート地として発展しています。ビーチや公園、ダイビング、おしゃれなカフェやお店があります。
・北中城村
沖縄県中部の東海岸側に位置する村です。18世紀中頃に建てられた上級農家の屋敷「中村家住宅」があります。「イオンモール沖縄ライカム」があることでも知られています。
・中城村
沖縄中部の東海岸にある町で、世界遺産にも登録された「中城城跡」があります。中城湾や東シナ海、勝連半島、知念半島が望めることから景勝地としても知られています。
・西原町
マリンスポーツを楽しめる「西原きらきらビーチ」や、ファーマーズマーケットの「西原さんふじマルシェ」など、家族で楽しめるイベントやスポットが魅力の町です。
沖縄本島南部はどんな地域?
沖縄本島南部ニライカナイ橋
沖縄県本島南部は、那覇市を代表とする都市エリアと、新原(みーばる)ビーチや、ガンガラーの森がある南部海岸エリアに分かれています。糸満市にはひめゆりの塔を代表とする歴史・平和施設もあり、さまざまな顔を持つのが特徴です。
沖縄南部の観光名所は、沖縄県観光の代表となる首里城公園や、ショッピングが楽しめる国際通りです。DMMかりゆし水族館では、南国の魚を鑑賞でき、平和記念公園では戦地となった沖縄の歴史を学べます。ニライ橋カナイ橋、おきなわワールド・ガンガラーの谷、ぐしちゃん浜では、沖縄の自然を楽しむこともできます。
国際通りのレストランでは沖縄の食を堪能できます。南部の海岸エリアでは島魚料理も楽しめます。
沖縄県南部には7つの市町村があります。それぞれの市町村が用意する支援金は後ほどご紹介します。
・那覇市
沖縄県の玄関口である「那覇空港」があり、450年の間続いた王国である「琉球」の政治や外交、文化の中心となった「首里城跡」がある「首里城公園」も人気の観光スポットです。
・豊見城市
本島南部に位置し、都市やリゾート開発が進む豊見城市では人口も増加しています。那覇空港から車で15分のアクセスも魅力です。
・糸満市
沖縄本島最南端に位置する町。漁業が盛んで「海人(うみんちゅ)」の町としても知られています。
・南城市
南城町は、1町3村の合併により誕生しました。美しい自然に囲まれ、ハート型の地形も特徴的です。世界遺産の「斎場御嶽」があることでも知られています。
・南風原町
南風原町は沖縄県内の市町村で唯一海に面していない町です。琉球独自の織物が有名な町でもあります。
・与那原町
沖縄本島南部の東海岸側の町です。豊かな水を求めて人々が集まり、活気に溢れていましたが、沖縄戦で消失。その後復興し、マリーナや商業施設が集まる町になりました。
・八重瀬町
八重瀬町は東風平町と具志頭村が合併して誕生しました。「八重瀬公園」は桜の名所になっています。
沖縄本島中部の移住・暮らしの支援金をチェック!
海の見える沖縄の道
沖縄県本島中部では、移住者用に整備された支援は少ないですが、子育て支援やそのほかの補助金制度があります。ここでは、具体的な支援制度をご紹介します。
宜野湾市の支援金
宜野市のイメージ
沖縄県本島の中部と南部の境界の町、宜野湾市の支援金をご紹介します。
子育て支援金・助成金
宜野湾市には、子育て支援金や助成金があります。
・出産一時金
宜野湾市では、出産した場合に一時金として1人につき408,000円が支給されます。(「産科医療補償制度」対象の医療機関での分娩には、420,000円が支給されます。)
・児童手当
宜野湾市では、子どもの年齢に応じて、支援金があります。3歳未満の場合には月額15,000円、3歳以上小学校修了前(第1子・第2子)には10,000円、3歳以上小学校修了前(第3子以降)には15,000円、中学生には10,000円の支給です。所得制限がありますが、子どもを扶養する家庭への手厚いサポートは嬉しいですね。
・ひとり親家庭支援
ひとり親家庭に対する支援金もあります。児童1人の場合には、全額支給で43,070円の給付があります。児童2人の場合には10,170円が加算されます。児童3人以上の場合、 1人につき6,100円を加算し、所得制限もありますが、ひとり親家庭のサポートも手厚く行われています。
宜野湾市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/ginowan
浦添市の支援金
浦添市のイメージ
琉球時代の要所で、おしゃれなショップやカフェも楽しめる浦添市の支援金をご紹介します。
令和3年度浦添市まちづくりプラン助成金交付事業
浦添市のまちづくりを応援する事業に支援金が支払われます。幅広い事業が支援されており、最大50万円までが支給されます。
浦添市学校給食費補助金交付事業
小中学生を対象に、学校給食費を全額補助してくれる制度です。保護者の合計所得が180万円以下や、浦添市在住であることなどの条件があります。
浦添市産業振興補助金(家賃補助・空き店舗リフォーム補助・雇用支援補助)
市内で事業を始める方を対象に、家賃補助・空き店舗リフォーム補助・雇用支援補助が受けられる補助制度です。予算の範囲内で3つの補助を申請できます。
浦添市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/urasoe
沖縄市の支援金
ハイビスカス
那覇市に次いで人口が多い都市である沖縄市の支援金をご紹介します。
子育て支援金・助成金
・児童手当
沖縄市でも、子どもの年齢に応じて補助金が支給されます。3歳未満の場合には月額15,000円、3歳以上小学校修了前(第1子・第2子)には10,000円、3歳以上小学校修了前(第3子以降)には15,000円、中学生には10,000円の支給です。
・沖縄市こども医療費助成制度
沖縄市にも、ほかの市町村と同じようにこども医療費助成制度があります。中学校卒業までの子どもの医療費が補助されます(給付対象外の医療もあります)。
那覇市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/naha
うるま市の支援金
海中道路
輝くビーチが魅力的なうるま市の支援金をご紹介します。
うるま市の移住支援サイト
うるま市は、沖縄県中部の中でも特に移住者が集まっているといわれる地区です。移住者支援のサイトも特設されています。
子ども支援
[うるま市こども医療費助成制度]
うるま市に住む、中学生卒業までの子どもを対象に医療費が補助される制度です。医療機関の窓口で「健康保険証」と「こども医療費助成金受給資格者証」を提示する必要があります。
うるま市地域活動支援助成事業
うるま市では、地域の課題解決を図る事業や、コミュニティの活性化を図る事業、地域の魅力を高める事業などを対象の団体を対象に最大40万円を給付しています。
家庭用生ごみ処理機の助成
うるま市では、家庭用ごみ処理機の購入費用を2分の1まで補助しています(上限3万円まで、1世帯に1機)。
うるま市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/uruma
読谷村の支援金
沖縄陶器のイメージ
沖縄リゾートや、やむちんの発祥地として知られる読谷村の支援金をご紹介します。
子ども支援
読谷村でも、ほかの市町村と同じように「児童手当」と「子ども医療費助成制度」があります。
- 児童手当
3歳未満には月額15,000円、3歳以上小学校修了前(第1子・第2子)には10,000円、3歳以上小学校修了前(第3子以降)には15,000円、中学生には10,000円の助成金が支給されます。
- 子ども医療費助成制度
中学校卒業までの間、医療機関で必要になった医療費や入院費の一部が助成されます。
読谷村生ごみ処理機購入助成金
読谷村では、村に住所がある方を対象に生ごみ処理機の購入費用を助成しています。機器購入の半額(最大3万円)の助成となります。
読谷村 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/yomitan
嘉手納町の支援金
嘉手納町マリーナビーチ
ほかの市町村とは違った雰囲気やショップ・お店が楽しめる嘉手納町の支援金をご紹介します。
こども医療費助成(中学3年生まで)
嘉手納町に居住している中学3年生までで、健康保険を有している子どもを対象に医療費や入院費の一部を補助する制度です。
北谷町の支援金
沖縄中部の町イメージ
充実したリゾートが楽しめる北谷町の支援金をご紹介します。
北谷町こども医療費助成制度
北谷町に住所があり、医療保険に加入している0歳から中学校卒業までの子どもを対象に医療費や入院費の補助を受けられます。
児童手当
北谷町でも、中学校卒業までの子どもを対象に、児童手当が給付されます。3歳未満の場合には月額15,000円、3歳以上小学校修了前(第1子・第2子)には10,000円、3歳以上小学校修了前(第3子以降)には15,000円、中学生には10,000円の支給です。
北谷町 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/chatan
北中城村の支援金
沖縄の伝統的民家イメージ
「中村家住宅」や「イオンモール沖縄ライカム」がある北中城村の支援金をご紹介します。
子ども医療費助成
ほかの市町村と同様に、医療保険に加入している0歳から中学校卒業までの子どもを対象に医療費や入院費の補助が受けられます。
北中城村 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/kitanakagusuku