長野県南箕輪村が移住先として注目されている理由は?魅力や移住支援制度を紹介

南箕輪村でジャンプする様子

中央自動車道伊那ICを降りてすぐの場所にある長野県南箕輪村(みなみみのわむら)。合計特殊出生率1.76(2017年時点)、村の平均年齢43.3歳(2015年時点)の「長野一若い村」として有名です。

また、人口の約7割が移住者のため、新しく越してきた方が打ち解けやすい移住先でもあります。

今回はそんな南箕輪村の魅力や移住支援策についてご紹介します。


文/原田真由子

長野県南箕輪村ってどんな場所?

りんご畑

長野市から車で約96分の距離にある長野県南箕輪村。面積40.99㎢、人口15,955人(2022年1月地点)の長野県で最も人口の多い村です。中央アルプスの麓にあるため、豊かな自然に囲まれながらのんびりとした時間が過ごせますよ。

高原にあるので寒暖差が激しく寒い日が続きますが、年間日照時間は2094.2時間と、全国的に見ても長め。その特殊な気候を生かして栽培したイチゴやリンゴはとても甘く、村の名産品になっています。

移住支援としては子育て支援と就農支援、セカンドライフ世代へのサポート支援を行っているため、子育て世代から退職後の移住先を探している人まで、幅広い世代のニーズに合った移住ライフを実現できるでしょう。


長野県南箕輪村の魅力とは?

赤ちゃんを抱く親子

長野県南箕輪村の魅力として「子育てしやすい環境が整っている」「車での交通アクセス良好」「のんびりとしたセカンドライフが送れる」の3つがあげられます。


子育てしやすい環境が整っている

日本の村で唯一、保育園から大学院、専門学校までそろう南箕輪村。長野県の村一の出生率・人口増加率を誇りながら、人口に応じた教育施設の整備を進めているため、待機児童はなんと0人。そんな南箕輪村では子育て支援としては、以下の子育て支援を行っています。

  • 高校3年生まで1医療機関につき、月500円の負担のみで利用可能
  • 同一世帯から2人以上入園している場合、2人目の保育料を半額、3人目は無料、4人目以降は6,000円減額
  • 育児協力者を得られない家庭にヘルパーの派遣
  • 子どもの遊び場と子育て相談室を兼ねた「南箕輪村こども館」の設置
  • 保育園に通う前の子どもと保護者を対象とした「子育てサロン」にて、イベントや遠足を開催
  • 小中学生に入学する子どもを持つ保護者を対象に「入学準備資金」の貸し付け
  • 経済的に就学が困難な家庭を対象に就学費用(給食費や修学旅行費等も含む)の一部を助成
  • 1歳から小学6年生までの病気治療中または回復期の子どもを一時預かりする「病児・病後児保育」を実施
  • レジャー施設や宿泊施設、飲食店などで優待が受けられる「ながの子育て家庭優待パスポート」の配布


車での交通アクセス良好

南箕輪村に移住する際は、車があると便利です。村内には高速道路(中央自動車道)のICがあり、東京には180分、名古屋には140分、大阪には280分ほどでアクセス可能です。村にショッピング施設は少ないですが、隣接している伊那市や塩尻市には大型ショッピングモールが充実しているため、買い物にも困りません。

ちなみに村内からは、京都や大阪、名古屋、横浜、東京行きの高速バスが出ているほか、JRの駅が2駅あるので、車が無い方でも安心して暮らせますよ。


のんびりとしたセカンドライフが送れる

自然豊かで、人と人との距離が近い南箕輪村では、村民たちとの交流を楽しみながらのんびりとセカンドライフが送れます。

また、セカンドライフ世代向けの支援策として以下のような取り組みを行っています。親世帯と2世帯で移住する地域としてもおすすめです。

  • 健康運動浴槽で体力向上を図る「ゆったり水中教室」の開催
  • 高齢者を対象に筋トレや脳トレを行う「元気アップクラブ」を開催
  • 送迎付き介護予防教室「ゆうゆうトレーニング教室」の開催
  • 調理が困難な高齢者の自宅に弁当を届ける「配色サービス」の実施(1食400円 おかずのみ300円)
  • 70歳以上で援護が必要な高齢者を対象に無料で食事を提供する「給食サービス」を実施
  • 運転免許を持たない75歳以上の方のタクシー利用料金助成(利用券1枚あたり500円年間32枚まで購入可能)
  • 満80歳、88歳、99歳、100歳以上の方に敬老祝金の支給


長野県南箕輪村の移住支援制度をチェック

農業をする夫婦

長野県南箕輪村では移住支援策として就農支援、住宅支援、移住体験を行っています。


就農支援策が充実

お米や花、野菜、果物など多種多様な農作物の栽培が行われている南箕輪村では、新規就農者を対象とした、以下のような就農支援が実施されています。

■ちょこっと農業塾

東京と名古屋を会場とした農業にまつわる勉強会と、南箕輪村での現地研修をセットにした農業塾です。移住や二拠点居住、農業に興味のある方が対象で、勉強会は全5回で、研修は1泊2日の日程が全2回。

勉強会では作物の栽培方法や環境保全型農業などについて学べ、現地研修では野沢菜の収穫やおやき作りなどが体験できますよ。


■まっくん「田んぼ」体験隊

村ブランド米「風の村米だより」の田植えやカカシ作り、稲刈り、収穫祭が体験できます。開催時期は5~10月で、プログラムは全5回。体験後は収穫したお米がもらえるのも嬉しいポイントです。


■青年就農給付金

45歳未満の新規就農希望者を対象に、農業法人での研修や農業大学の学費などが補助されます。給付額は1人につき150万円、2年目以降は350万円-前年の総所得(農業経営開始後の所得から給付金を除いた額)×5分の3。給付期間は最長5年です。

南箕輪村では青年農業者団体の活動も盛んなため、新規就農者同士でコミュニケーションを取り合いながら、技術を高め合えますよ。


住宅に関する支援制度

南箕輪村では空き家バンクを通して、住宅を借りたり購入したりできます。日当たり良好な物件やリフォーム済みの物件もあるため、「空き家って古そうで住むのが大変そう」という方でも安心です。

また、「住宅リフォーム補助制度」では、30万円以上かかる住宅の増築や修繕、改築にかかる工事費用の一部を助成(一律10万円)。高齢者のために住宅を改修する際の費用にも適用されるため、ライフプランや家族構成に合わせた家作りを行えますよ。


長野県南箕輪村での暮らしを体験できる

南箕輪村では、移住前に村での暮らしを体験できる以下の取り組みを行っています。


■お試し住宅の貸し出し

県外の移住希望者を対象にアメニティ、家具・家電、調理器具付きのコテージを貸し出し。

利用料は1人あたり2,000円で小学生以下は無料(暖房費は一棟あたり別途1,500円)。宿泊は2泊までで、最大利用人数は10人。お試し移住期間中に村内見学や、移住相談も実施しています。


■豊かな自然を生かした体験プログラム

自然豊かな南箕輪村の魅力や名産品について知れる体験プログラムを随時実施。プログラム例として大柴公園での森林セラピーやりんごの収穫を楽しめる「りんごオーナー」、山菜採りなどが挙げられます。


長野県南箕輪村ライフを楽しもう!

実る稲穂

豊かな緑に囲まれた南箕輪村。この項目では南箕輪村での暮らしがもっと楽しくなるような情報をご紹介します。


大芝高原ではさまざまなアウトドアアクティビティが楽しめる

スポーツ施設や温泉、レストラン、プール、アスレチックなどが併設されている大芝高原。敷地内では森林セラピーやゴルフ、キャンプなどの子どもから大人まで楽しめるアウトドアアクティビティが楽しめます。

大芝高原では、10月になると「イルミネーションフェスティバル」を開催。村内の企業や団体がそれぞれに作成したイルミネーションが織りなす、約4万平方メートルの幻想的な景色は圧巻です。

またイルミネーション以外にも、出店や打ち上げ花火が楽しめる「大芝高原まつり」や、大芝高原から累積標高1650m、21㎞の距離を一気に走り抜ける「経ヶ岳バーティカルリミット」などのイベントも開催されますよ。


振り万灯は迫力満点

南箕輪村では8月13日と16日に「振り万灯(ふりまんど)」が行われます。振り万灯とは、村の子どもたちが行列になって、先端に火を付けた約60㎝のわらの束を、大きく振り回しながら坂道を下る伝統行事のこと。13日に行う振り万灯を「迎え万灯」16日のものを「送り万灯」と呼びます。

闇夜の中で勢いよく振り回されたわら束が、鮮やかなオレンジ色の輪を描いていく様子は迫力満点です。


農薬の使用を抑えた絶品コシヒカリ

南箕輪村で栽培されているコシヒカリ「風の村米だより」は、甘みが強く冷めてもおいしいのが特徴。農薬を67%、化学肥料を64%カットして作られているため、家族みんなで安心していただけます。

ちなみに村内の学校給食でも使われているそうですよ。


緑豊かな長野県南箕輪村で移住ライフを楽しもう!

今回は長野県南箕輪村の魅力や移住支援策についてご紹介しました。

長野県南部にある南箕輪村。村内には小学校から大学院、専門学校までそろっており、子育て支援策が充実しているため、豊かな自然の中でのびのびと子どもを育てられます。

また、セカンドライフ世代への支援や、就農支援も行っているため、定年退職後の人や田舎で農業をしたい人の移住にもぴったりです。気になった方は、ぜひ訪れてみて下さいね。


南箕輪村の基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/NAGANO/minamiminowa


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