【移住体験ツアー】大山町で農に触れる2日間（参加者募集）現役農家の畑で作業体験＆暮らしセミナーで移住後を具体化

2025.12.15

2025.12.12

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「移住したら、農業を仕事にできるだろうか？」——その問いに現場で答えるのが、鳥取県大山町（だいせんちょう）が実施する 「農業移住体験ツアー vol.3」 です。現役農家さんの畑での作業体験や出荷作業の同乗・実地見学、移住後の暮らしを描くセミナーまで、 “仕事”と“暮らし”を同時に確かめる2日間。参加後に「次にやること」がはっきりする、実践型の移住体験プログラムです。

本記事ではツアーの特徴、体験できる内容、費用や申込条件、そして大山町の暮らしのリアルを、 移住検討者の視点でわかりやすく紹介します。

ツアーのねらい――「話だけでは分からない」を現場で確かめる

大山町は、中国地方最高峰・大山の北麓から日本海までが生活圏。山と海に抱かれた気候と黒ボク土の土壌により、梨・ブロッコリー・白ネギを中心に多彩な農が息づいています。本ツアーは、現役農家さんの協力のもと、栽培現場の作業や出荷工程を 「見て・手を動かして・質問して」理解するプログラム。さらに「移住×仕事×暮らし」の疑問に、行政・地域・先輩移住者が横断的に答えます。

2日間の流れ（イメージ）

実施日は2/14（土）・15（日）の1泊2日。初日はオリエンテーション後、現役農家さんの畑で作業体験。収穫・選別・出荷補助など、時期に応じた実務を体験し、導線や機械の使い方、作業リズムを肌で感じます。 2日目は暮らしセミナーと、アグリマイスター・先輩農業者・行政担当者と話す昼食交流会。ここまでの気づきをもとに、就農までの行程や資金・住まい計画を具体化していきます。

体験できること（ポイントを凝縮）

畑での実作業：収穫・選果・箱詰めなど、現場の仕事を体感
出荷・流通の理解：選別基準、規格、タイミングと品質管理を学ぶ
暮らしセミナー：移住後の住まい・医療・教育・買い物の導線を整理

「見学だけ」で終わらせず、自分がここでやっていけるかを評価できる構成です。現場ならではの温度感を得て、次の一歩まで繋げられます。

主力作物の魅力――なぜ大山町の農は強いのか

梨：鳥取といえば「二十世紀梨」。さらに新品種新甘泉や、晩秋に出回る王秋など、バラエティ豊かな品種が栽培されています。品種ごとの作業暦や選果の勘所を、現場で確かめられます。

ブロッコリー：大山山麓の黒ボク土で育つ姿・味・品質は全国トップレベル。冬どりと初夏どりの年2回の収穫サイクルが地域に定着し、夏場はスイートコーンへの転作も。作型の組み立てや労務配分の考え方を学ぶ絶好の機会です。

白ネギ：県西部で広く栽培され、太さ・やわらかさ・甘味が特徴。冬場は糖度がぐっと上がるため、出荷規格や品質の目利きが収益性に直結します。現地で「なぜこの処理をするのか」まで理解を深められます。

伴走するのは「アグリマイスター」――技術と人をつなぐ核

ツアーは大山町アグリマイスター協議会と協働。アグリマイスターは、梨・ブロッコリー・白ネギ栽培で高度な技術と指導力を持ち、研修生の受入れにも意欲的な町公認の先達です。体験中のサポートはもちろん、就農準備の段取りやリスクの見立ても、実務目線で相談できます。

参加費・補助・申込の基本

参加費：大人1名 9,250円（宿泊費・保険料の合計）

※体験費・食事代（交流会の飲食はキャッシュオン形式）・集合までの交通費は各自負担

補助制度：ふるさと鳥取県定住機構の来県費用補助金を活用すると、宿泊費・交通費の一部補助あり。

※適用要件や上限、申請手順は最新の募集要項をご確認ください。

主催：大山町移住交流サテライトセンター

共催：大山町役場農林水産課／ツクリテ

参加対象と選考（大事なところだけ）

対象：大山町への移住を考え、移住後に農業に携わりたい方
未成年：保護者同伴のうえ2名以上で申込
選考：申込多数時は申込動機等で選定。初参加者を優先

具体的な志望内容（作りたい作物、投資規模、家族の希望など）を整理して記入すると、選考・当日の相談がスムーズです。

大山町の暮らし――「不便すぎない田舎」で描く日常

大山の自然に抱かれながら、米子市に隣接する利便性も享受できるのが大山町の強み。 医療・教育・買い物の導線が短く、通勤や通学の負担を抑えやすい環境です。観光・アウトドアの資源が身近なため、暮らし×しごと×余暇のバランスが取りやすいのも魅力。移住者コミュニティの受け入れが進み、「地域に入っていきやすい」空気があります。

準備のコツ――2日間を最大化するために

短期集中の体験だからこそ、事前準備が効きます。圃場は足元が悪い場合もあるため、 汚れても良い服装・動きやすい靴・防寒具・雨具はマスト。作業手袋や飲み物も忘れずに。「これだけは聞きたい」という質問メモを作って臨みましょう。

昼食交流会＆個別相談――次のアクションを決める時間

2日目の昼食交流会では、アグリマイスターや先輩農業者、行政担当者に気軽に質問できます。作型の組み立て、導入機械、作業受委託、販路の選択、生活費と収支の見立てまで、 それぞれの経験に裏打ちされた一次情報に触れられる貴重な機会です。希望者は終了後の個別相談で、より具体的な道筋を描きましょう。

まとめ——「百聞は一見にしかず」。手を動かし、暮らしに近づく2日間

農業の仕事は、季節・天候・作物によって表情が変わります。机上では想像しきれない 手間と工夫、段取りと発見が、現場にはあります。大山町の農業移住体験ツアーは、そのリアルに安全に触れられる入り口です。終了時には、必要な準備・学ぶべき技術・相談先が明確になっているはず。あなたの次の一歩を、ここで見つけてください。