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移住初心者に「ソフトな田舎」を勧める理由 観光地で暮らすメリット【後編】キャンプ系youtuberが里山体験できる施設をオープン予定。その思いとは?

移住を叶えた皆さんに、ご自身の移住体験について"ありのまま"を伺うインタビューシリーズ。今回は、東京から神奈川県箱根町へ移住したケンジパーマさんにお話を伺いました。現在はその様子などをYouTubeチャンネル「KENJI PERM CAMP」でも発信中。

後編となる本記事では、今年秋にオープン予定の村づくりコミュニティ「& Hakone」の詳細や、KENJI PERM CAMPさんの移住のススメに迫ります。

文/住岡

里山体験できる施設にリニューアル!

ーー現在住まれている古民家を里山体験施設にリニューアルするそうですね。

ケンジパーマさん:はい! 今年秋オープン予定の、「& Hakone」という施設です。この3000坪の土地を「村」に見立てて、その村の「村人」になりたい人を募集し、村人たちで畑を作ったり建築をしたりと、実際に「理想の村」を作り上げるコミュニティです。

本当に住むのではなく、基本的には通い型で、好きな時に来て、かまどでご飯を炊いたり、薪で沸かしたお風呂に入ったり、焚き火を楽しんだりと、「里山体験」が気軽にできる場所を目指しています。

 

ーーなぜ「& Hakone」を設立しようと考えたのでしょうか。

ケンジパーマさん:この古民家は築100年ほど経つんですが、歴史がある分これまで住んできた人の息遣いや先人の生活の営みが感じられる貴重な建物だと思うんです。そんな価値がある場所だからこそ、僕一人で所有するよりも、みんなで共有した方がより長く、より素敵な場所として遺していけるんじゃないかと思ったんです。

箱根は観光地なんですけど、意外と自然深いところはメジャーじゃないので、素晴らしさを知ってもらいたいという気持ちですね。しかも箱根湯本駅までは東京や横浜からは約一時間半で来ることができる。田舎やふるさとを持たない都会の人にシェア型の故郷を持ってもらいたいと考えています。


 ーーすごく楽しそうです!「& Hakone」設立において、こだわったことはありますか。

ケンジパーマさん:民泊も始める予定ですので、村人だけではなく、箱根を訪れている外国人観光客の方も巻き込んだ、参加型の村にしたいと考えています。

こちらからサービスや体験を提供するのではなく、一緒に山や古民家を使って遊びながら、例えば新しい箱根の特産物やお土産、お祭り、神社など未来に残る文化を「共創」していけたら面白いかなと意気込んでいます。

 箱根の魅力は「観光地」だけじゃない

――箱根の新しい楽しみ方になりそうですね。ケンジパーマさんが思う箱根エリアの魅力は?

ケンジパーマさん:まだ移住して一年も経っていないので、僕が言うのもおこがましいんですけど(笑)。

 江戸時代に湯治の旅籠から発展してきた古い旅館が立ち並ぶ温泉街や、神社仏閣、旧東海道の石畳など、日本らしい歴史的な建造物を見ることができる一方、町の75%が森林と自然豊かでジオパークとして認定されており、芦ノ湖や大涌谷など自然が織りなすダイナミックで美しい景勝地を楽しむこともできます。

温泉も飲食店もたくさんあるし、観光地エリアには外国人や観光客が大勢いて、面白い土地です。外国人観光客も日本が好きで来てくれるので、原付で街を走っていると子ども連れの家族が手を振ってくれたりして。そういうコミュニケーションが取れるのも素敵だなって思います。

 

ーー地元の方たちと交流はありますか?

ケンジパーマさん:先日は地主さんに誘ってもらって、地域のお祭りで御神輿を担ぎました。その時に地元の方と朝まで酒を飲んで、地元の人ならではのおすすめスポットや「あの大衆浴場をみんなで復活させたいよね」みたいな地域振興の話で盛り上がりました。

 でも実際は今住んでいる古民家の周りにそもそも民家がなく、思ったように交流を深められていないのも現実です。地域に溶け込みたいという気持ちはあるので、地域交流は今後の課題。地域の集まりなど繋がりを深められそうな場には積極的に顔を出すようにしています。

 

ーー地域の方も優しいですね。

ケンジパーマさん:そうですね。基本的に迎え入れる体制でいてくれます。箱根町役場に移住相談をしに行った際には、「若い方が移住してくれるのは嬉しいです」と言ってくれました。敬意をもって失礼なことをしなければ、地元の方は受け入れてくれるんじゃないかと感じました。

 オススメは「ソフトな田舎」に移住すること

 ーー今後、箱根でやってみたいことはありますか。

ケンジパーマさん:観光協会のガイドの資格を取ろうと奮闘中です。箱根でビジネスを始めるからこそ、地域の歴史や文化とかを知らなきゃいけないと思っていて、いま研修を受けて猛勉強です。

ーー地域に溶け込む努力をされているんですね。では、移住を考えている人にアドバイスはありますか?

ケンジパーマさん:もし移住したいけど足踏みしてしまう……という方は、まずはハードルが低いところに引っ越してみるという方法もオススメです。観光地や別荘地は環境が整っていて、初めての移住する方にとってもハードルが高くないでしょう。

最初から「ハードな田舎」に都会の人が引っ越してしまうと、その土地の文化や風習などを学ぶのに時間がかかって上手くなじめず、結局戻ってきてしまうーーというケースもあると思います。そのような失敗やトラブルを避けたい方は、まずは「ソフトな田舎」へ移住してみるのもおすすめしたいです。その点で言うと、箱根は暮らしやすい「ソフトな田舎」ですね。

ーーケンジパーマさんはいつもポジティブで、トラブルも楽しんでいるように見受けられます。最後にそのポジティブマインドの源を教えてください!

ケンジパーマさん:「今が一番面白いと思えるように生きていこう」が信条なので、トラブルや困難も楽しく感じてしまうのかもしれませんね。東京でライターとして奔走していた自分も、バックパッカー生活をしていた自分も、いま田舎の古民家で暮らす自分も、どれも「自分」っぽいですけど、今が一番楽しいです。

「昔はよかったな」が口癖のおじさんにはなりたくないので(笑)、自分が一番楽しいと思えるように行動しています。だから胸を張って言えます、今が一番楽しい!

前編はこちら!)

神奈川県箱根町ってどんな街?

人・心・自然、やさしさと出会いを創造する町-箱根

箱根町情報ページ

https://tabisumu.jp/municipality/KANAGAWA/hakone

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