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【後編】移住後の生活は無理しなくてもいい。広島県広島市で暮らす女性が「変わらない生活」を続ける理由「せっかく移住したし…」と頑張りがちな生活。環境に慣れるまでどうする?

移住を叶えた皆さんに、自身の移住体験について"ありのまま"を伺うインタビューシリーズ。今回ご登場するのは東京都大田区から広島県広島市に移住し、、「たびすむ」でも移住コラムを執筆しているライターの宮本デン(みやもと・でん)さん。

前編に続き、後編となる本記事では「どこにいても変わらない生活」を目指す工夫や、広島県の魅力についてお話しいただきます。

せっかく移住したし…と無理に生活を変えなくてもいい

――前編では寂しさの乗り越え方として「どこにいても変わらない生活を心掛ける」ということでしたが、変わらない生活とは具体的にどのようなものでしょうか?

宮本デンさん(宮本さん/以下同じ):同じ時間に起きて、同じ仕事をして、同じご飯を食べて、同じ趣味をする...移住する前と、同じ生活を送るようにすることを心がけています。もちろん土地が違うので寸分違わず同じものは望めませんが、生活の核を変えずに、なるべく同じことをして日々を送る感じですかね。

「せっかく移住したのだから~~しよう!」となるのが普通だとは思います。でも私のようにある意味受動的な移住となった場合は、新しい環境に慣れるまでは、無理に生活の核を変えなくてもいいと思うんです。移住後の生活は細く長く付き合っていくぐらいの気持ちで居た方が、結果的に心身ともに健康でいられるんじゃないでしょうか。

――逆に引っ越してきてここは変わったなと思う部分はありますか?

宮本さん:変わったなあと思うのは、一人での時間の過ごし方です。都内にいたときはオーケストラに参加したり、友人と遊んでいたりと、あまり一人で過ごす時間は多くありませんでした。しかし広島に引っ越した今は、友人どころか知人もいないので、一人でできる趣味を今まで以上に楽しめるようにしようと、部屋や機材を整備しました。

自分と向き合う時間が増えて、創作意欲も湧くし一人の時間が楽しいし、これまで以上に趣味を楽しめていると思います。もしかしたら誰かと多くの時間を共に過ごすうちに、楽しい分疲れを感じていた側面もあったのかもしれませんね。

新しい土地で「変わらない生活」を続ける中で変わったこと

――そういった部分も含めて、広島での生活はどうでしょうか?

宮本さん:とても気に入っています。天候も気温も穏やかだし、空気もきれい。街もコンパクトにまとまっていて便利だし、路面電車に乗るのも新鮮で好きです。

そしてこんなに発展している土地なのに、風光明媚な観光地にすぐにアクセスできるのって本当に恵まれているなと思います。

今は車を必要としていないので持っていませんが、いずれは車を手に入れて呉市や福山市まで足を伸ばしてみたいなと思っています。

――いろいろな土地へ移り住んできた宮本さんですが、広島がほかの土地と違うなと感じたことはありますか?

宮本さん:平日・休日問わずどこにいても大体修学旅行生と遭遇することです(笑)。本当にいつどこに行っても修学旅行生の集団とすれ違うので、想像以上に修学旅行先として人気の土地なんだなと思いました。

でもそれってつまり、旅行先として人気の土地かつ、学びも深められる土地ということですよね。そういう土地に暮らしているんだという恵まれた環境に感謝して、過ごしていきたいなと思っています。

修学旅行生を見かけるたびに「広島楽しいよね」って思うし、先生方に関しては「お疲れ様です...」と心の中でエールを送っています。

観光スポットが多い広島。印象的なのは夕陽の美しさ

――確かに広島は修学旅行先としてよく挙げられるイメージです。広島の有名スポットはもう行かれましたか?

宮本さん:広島といえば...の原爆資料館や厳島神社にはもう何回か訪れました。広島に暮らしている以上、原爆ドームや原爆資料館は行かなければいけないと思いましたし、平和の尊さを改めて実感しましたね。

また引っ越してすぐ、土地へご挨拶しよう!ってことで厳島神社へ参拝に行ったんです。参拝後、夫と一緒におみくじを引いたら二人とも「家移り よし」と書かれていて、ホッとしました。厳島神社のおみくじは厳しいと聞いていたのですが、そこに書かれた内容を見て歓迎されているような気がして、嬉しくなりました。

――特に広島のここが良いなと思ったことはありますか?

宮本さん:広島は良いところがたくさんありますが、特に夕日が綺麗だなと思いました。これまで寒い地域や太平洋に面した地域でしか暮らしてこなかったので、この辺の赤さや明るさが違うような気がします。

だいたい家に籠って時間を忘れて作業していることが多いのですが、部屋の中に差し込んでくる夕日にハッとしたのは数回ではありません。あまりにも綺麗なので、そのタイミングで休憩してベランダから眺めて一服していることも多いです。どこから見ても綺麗ですが、厳島神社のあたりは特に絶景ですよね。

広島県の魅力を発信したい!と思えるように

――今後、広島でチャレンジしたいことはありますか?

宮本さん:現在、主にWebライターとしてエンタメ分野で執筆させていただいているんですが、今後広島県の魅力を発信するメディアやフリーペーパーなどでも執筆したいなと考えています。

しばらく家の中にこもっていたのですが、生活が落ち着いて変化を受け入れる余裕が出てきたので、現在人脈を広げようと計画中です。そのうち縁が繋がればいいなと考えています。

――将来的に広島でずっと暮らしていく予定ですか?

宮本さん:どうでしょうね...(笑)。広島県での生活はとても気に入っているのですが、夫や私のやりたいことが別の土地にあれば、今後も移り住むことはあるかもしれません。

ただ、今後もし子どもができたりしたら、育てるには良い環境なのかもしれないと思っています。過去の自分が「住むならほどよい都会が良い」と思ったように、広島はまさにぴったりですから。

――最後に、これから移住を考えている人にメッセージをお願いします。

宮本さん:移住するにあたって、何が一番重要か?を明確にすることが大切だと思います。その土地に住むことが最優先なのか、やりたいことがあるからその土地に住むのか。そこを間違えなければ、きっとどのような選択をしても良い結果につながるんじゃないかなと。

ただ私の場合は「運が良かった」に尽きるので、私のように即決するのはあまりおすすめしません。移住は何度でもできるものだと思うので、気負いすぎずに考えてみてくださいね。後悔も含めて楽しめるぐらいの気持ちが大切だと思います。

前編はこちら!)

広島県広島市ってどんな街?

広島市は広島県の県庁所在地であり、中国・四国地方の最大都市です。広島市北部は壮大な山々が並び、一級河川である太田川と森林の自然を感じられます。一方、南部は瀬戸内に面しており、海の絶景を満喫できます。

そのほか、原爆ドームや平和記念公園などの平和を象徴するさまざまな展示場所があり、日本を代表する国際的な平和都市として有名です。

広島市情報ページ

https://tabisumu.jp/municipality/HIROSHIMA/hiroshima

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