長野県軽井沢町が移住先として人気の理由とは?役立つ移住支援制度も紹介自然とリッチ・ライフが楽しめる軽井沢町

長野県軽井沢町は「屋根のない病院」といわれ、古くから人気の静養地です。

東京・丸の内駅まで北陸新幹線で65分でアクセス可能な好立地なことから、テレワークが主流となった近年では子育てのために転入する若者世帯も増加しています。

今回は、2021〜2022年の人口の社会増加率が長野県内No.1となった軽井沢町の住みやすい理由や、取り組まれている補助金制度の内容など、軽井沢町に移住を考える上で把握しておきたいポイントをご紹介します。

長野県への移住や、東京から通勤圏内への移住が気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。


軽井沢町ってどんな街?

緑の浅間山

軽井沢町は、長野県の東端、群馬県との県境に位置します。標高2,568メートルでそびえる浅間山の南東斜面に位置し、標高900〜1,000メートル地点に広がる緑に囲まれた町です。水は清らかに澄み、池や滝などの名所も存在します。浅間山は日本を代表する三重式成層火山で、昭和40年頃までは毎年のように噴火を繰り返していた歴史もあります。

1886年(明治19年)に、カナダ生まれの宣教師であるA・C・ショー氏が軽井沢の地を気に入り、避暑地として最適であると当時の著名人に伝えたのが軽井沢町発展の始まりでした。

その後も、旧海軍大佐 八田裕二郎氏による日本人初となる別荘(八田別荘:現存)の建設、川端康成、堀辰雄、室生犀星など日本を代表する文学者が別荘地として利用した記録も。現在でも、吉永小百合、渡辺謙など現役で活躍する著名人も軽井沢に訪れています。「軽井沢テニスコート」は、天皇陛下と雅子様の恋の舞台となったことでも有名です。

おそばや、はちみつ、ジャムなどの食品や、明治時代に軽井沢の別荘へ移住する外国人に向けて、日光の日光彫り職人を招いて作られた「軽井沢彫り」が特産です。

東京では気温が25℃以上の日が100日以上続きますが、軽井沢では真夏の平均気温も20.5℃と涼しくすごしやすいのも避暑地としての魅力です。

では、魅力あふれる軽井沢町の人気の秘密を具体的にみていきましょう。


軽井沢町の住みやすさの理由は?

雲場池

避暑地として圧倒的な人気を誇る軽井沢町ですが、実際の魅力は何なのでしょうか。ここでは、軽井沢町が暮らしやすい理由を説明します。


大自然に囲まれた環境

軽井沢町は標高900〜1,000メートルに位置し、高冷地気候です。夏は涼しく、エアコンが必要ないこともあります。緑豊かな町並みに加え、水も澄んでいます。軽井沢を広めた宣教師のA・C・アレクサンダーが軽井沢町を”hospital without roof”(屋根のない病院)や、天然のサナトリウム(療養所)と表現したのも納得の気候風土です。


首都圏からのアクセス良好

軽井沢町は、長野県の東端に位置しています。北陸新幹線の丸の内駅から軽井沢駅は65分で結ばれ、首都圏への新幹線通勤も可能です。

コロナ禍でのテレワーク普及により、若年層の軽井沢移住も一層と手近になりました。「教育移住」とよばれる教育のための地方移住も流行しており、楽天グループの元副社長・本城慎之介氏が自己資金で創設した「軽井沢風越学園」への注目も高まっています。


小さなコミュニティで良質な出会い

2020年(令和2年)時点で軽井沢町の人口は19,578人となり、毎年増加しています。2015年(平成27年)のデータでは、最も分布が多い年代は65〜69才(9.03%)、続いて45〜49才(7.59%)、60〜64才(7.52%)と、高齢世帯の人口が多かった一方で、2020年(令和2年)の転入者は、20〜24才が224名と最も多く、25〜29才が176名、40〜44才が149名となり、若年世代の流入傾向がみられます。

軽井沢町では景観を壊さないように、看板や証明設置時のルールなど独自ルールが設けられ、町民が自ら町を守っていく雰囲気があるとのこと。約20,000人のコミュニティの中に300軒以上の飲食店があり、食事に出かけるだけでも、すぐに人と繋がることができます。


軽井沢町の移住支援制度をチェック

駅からハイキング

軽井沢町では、移住者用に整備された支援制度はありませんが、町民や別荘所有者のために準備された補助金制度が充実しています。ここでは、具体的な支援制度をご紹介します。


自然環境に配慮した補助金

軽井沢町では、地球温暖化対策の一環として、美しい自然を守るための補助金が準備されています。


  • 電気自動車等普及促進事業補助金

町内在住または軽井沢町に別荘を所有している方を対象に電気自動車を購入、または賃貸契約(リース契約)する際に、その一部の費用を補助しています。電気自動車と燃料電池自動車が対象です。


  • 住宅用太陽光発電システム等導入促進事業補助金

住宅用の太陽光発電システム、蓄電システム、電気自動車等給電システムの購入にあたって、最大50万円の補助があります。補助金を得るためには、3年以上継続して住所を持ち続けるなどの条件があります。


その他にも、環境に配慮した住宅の購入や、改修の補助金(地球温暖化対策住宅促進補助金)、生ごみ処理機購入の際に補助が出る制度(生ごみ処理機等の購入補助制度)もあります。


出産・子育ての補助金

軽井沢町では、若年世代の移住者に向けて出産や子育てに関する補助金も充実しています。

出産の際に、母親が引き続き6ヶ月以上軽井沢町で暮らす場合、「出産祝金」が支給されます(町に住所をおいてから6ヶ月以上経過したのちに支給)。第1・2子は50,000円、第3子は80,000円、第4子以降は150,000円の支給となります。

国保加入者は「出産育児一時金」として約40万円が支給されます。

「不妊治療補助金」は、保険適用の体外受精、顕微授精、人工授精・検査にかかる費用に対し、夫婦1組につき費用の2分の1以内で、年内上限30万円までの補助があります。

次世代を担う子どもたちや、子育てを応援してくれる制度で、軽井沢町の明るい未来も一層強化されていくことでしょう。


その他・住まい・暮らしの補助

軽井沢町では、その他の住まいや暮らし、住民の生活を豊かにする補助金も設けられています。

町民の国際理解や積極的な交流を促すために設けられた「国際交流補助」は、姉妹都市への親善訪問に対し1人最大40,000円、姉妹都市への留学は1人最大85,000円の補助があります。小中高校生は、姉妹都市以外への留学も補助の対象です。

「住宅建設資金融資利子補給」では、住宅建設の資金として融資を受けた場合に支払う利子の20%を町が3年間補給してくれます(融資額が600万円を超える場合には600万円までを上限として、総支給額の最高限度額は80,000円)。

「消費者被害防止対策機器購入費補助金」は、オレオレ詐欺や還付金詐欺などの特殊詐欺を未然に防ぐ電話機や、電話に接続する機器の購入を補助してくれます。

補助金も充実しており、軽井沢町には、地球環境にも配慮しながら豊かな生活を築く環境が整っていることがわかりますね。


住むだけでなく、軽井沢ライフを楽しもう!

生活を楽しむ

軽井沢町の生活をご紹介しましたが、軽井沢町といえばグルメやリゾート、大自然を楽しめる観光スポットなど、楽しみもたくさんあります。

そんな軽井沢ライフのおすすめをご紹介します。


人口あたりの飲食店数が多い軽井沢町!


飲食店

前述したとおり、軽井沢町には人口約20,000人に対し、300軒以上の飲食店があります。町民の家計データをみても住居費に次いで出費が多いのが食費です(2人以上の世帯では、食費の消費が年間でNo.1のデータもあります)。

軽井沢のグルメな住民をうならせる食材や、お店が勢揃いしており、ベーカリーやカフェ、リゾートのランチ、信州そばの老舗、創作フレンチ、スイーツなど、楽しめる食事やコースも豊富です。


リゾート施設が多い!

リゾート

避暑地としての人気もあり、軽井沢町には多くの名門リゾートや温泉施設が建設されています。ジョン・レノンが足しげく通った「万平ホテル」をはじめ、「軽井沢プリンセスホテルウエスト/イースト」や「星野リゾート」「東急」「マリオット・ホテル」など一度は宿泊してみたい施設が盛りだくさんです。


大自然を楽しめるスポットも充実!

白樺とユリ

軽井沢町は浅間山の高原地帯の町であり、滝や池、街路樹などの自然を堪能できる観光スポットも豊富です。

紅葉の雲場池

雲場池はスワンレイクとも呼ばれ、秋には紅葉の美しい景色を楽しめます。水面に映る紅葉と、木々を一緒に楽しめるのもポイントです。


白糸の滝

白糸の滝は、地下水を源流としているため雨が降っても濁ることがありません。夏には滝のライトアップやプロジェクションマッピングのイベントも楽しめます。

浅間山を望む北軽井沢には、浅間山の噴火した溶岩によって形成された「鬼押出し」があります。昔は浅間山に鬼が住んでいると信じられており、鬼が暴れて岩を押し出していると考えられていました。ハイキングコースや、ペット連れの散歩コースとしての入園もできます。


自然とリッチ・ライフが楽しめる軽井沢町で移住を楽しもう!

美しい自然

軽井沢町は首都圏からのアクセスも良好で、テレワーク世代にも嬉しい立地です。若年層の移住者も増加しており、子どもの教育のために軽井沢町への移住を検討する方もいます。

夏でもクーラーいらずの気候と、美しい自然、おいしい食べ物を存分に味わえ、人口約20,000人の小さなコミュニティの中で、質の高い出会いを得るチャンスもあります。

地球環境に配慮しながら、町民の生活の質を高めるための補助金制度も豊富。リゾート施設やレストランでの食事、最高の教育、自然環境など、都会の忙しさを忘れて穏やかに暮らす環境が軽井沢町にはあります。

あなただけの楽しみ方を見つけて、軽井沢の移住ライフを楽しんでみてください!


軽井沢町 基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/NAGANO/karuizawa