【兵庫県洲本市のふるさと納税】子どもが一度食べたらやみつきになる甘い玉ねぎ甘みのある「成井さんちの完熟たまねぎ」の秘密に迫る
兵庫県洲本市成井さんちの完熟たまねぎ
兵庫県洲本市は、淡路市と南あわじ市の真ん中にあり、4万人が住んでいます。「淡路島の玉ねぎ」は全国的にも知られていますが、淡路島がたまねぎ生産で有名な理由の一つは、温暖な気候という点です。
他にも、淡路島のミネラル豊富な土壌が甘みのある玉ねぎを作っていると言われています。
ふるさと納税返礼品では、淡路牛や淡路牛を使ったハンバーグ、玉ねぎが人気です。
この記事では、全国にファンがいる玉ねぎを生産している「成井さんちの完熟たまねぎ」を紹介します。
兵庫県洲本市はこんな街
まずは兵庫県洲本市がどんなところかを紹介します。
温暖な気候で食べ物がよく育つ環境
淡路島の菜の花
比較的降水量が少なく瀬戸内海気候で年間の平均気温は15度と暖かい気候が特徴です。
山も海もある洲本市は、大きな自然災害もなく、温暖な気候と長い日照時間で食べ物も豊富でよく育ちます。
昔は、御食国(みけつくに)のひとつとして、海と山の幸を大和朝廷に献上していたほどです。
洲本市へのアクセスと観光
明石海峡大橋と淡路島
兵庫県洲本市へは、本州と四国を結ぶ神戸淡路鳴門自動車道が通っています。
新大阪から車で1時間50分。兵庫県神戸市からは1時間。徳島県徳島市からも車で1時間ほどの場所にあり、四国と本州を結ぶちょうど真ん中あたりに位置しています。
洲本市は、有名なロールプレイングゲームの生みの親の出生地でも知られていて、「洲本アルチザンスクエア」には記念碑があるほど。また、夏の海水浴が楽しめる大浜海水浴場は、環境省の「日本快水浴場百選」にも認定されています。
兵庫県洲本市のふるさと納税返礼品
魅力に溢れた兵庫県洲本市のふるさと納税返礼品を紹介します。
淡路牛
淡路牛ステーキ
淡路島の澄んだ空気と水で育った淡路牛は淡路生まれ淡路育ち。島で育った淡路牛は甘みがありまろやかな味わいがあります。
淡路牛の切り落としは、炒め物や煮物にも重宝。淡路牛と相性がいいのが淡路玉ねぎ。この組み合わせで作る牛丼がとてもいい味をだしてくれますよ。
淡路島で有名な玉ねぎ
淡路島と言えば玉ねぎが有名ですが、洲本市の返礼品のひとつに【たまねぎ】と【たまねぎスープ】があります。この返礼品は、全国から予約が殺到するほど人気の商品。
多数メディアにも出演するほど有名な玉ねぎが洲本市にあります。
今回は、ふるさと納税の返礼品のきっかけとなった出来事を玉ねぎの生産者、成井さんに話を伺いました。
「成井さんちのたまねぎ」生産者の成井さんへインタビュー
-ふるさと納税の返礼品となったきっかけを教えてください
元々兼業農家でたまねぎを生産していました。私の父親が25年前から本格的にたまねぎの生産、販売を行っています。私は、4年前まで東京でサラリーマンをしていましたが父親の仕事を引き継ぐ為に淡路島の洲本に帰って来て、たまねぎ作りをしています。
栽培方法にこだわった成井さんちの完熟たまねぎは、多くのメディアに取り上げられており、有名なたまねぎでした。
7〜8年くらい前に、洲本市の方から声がかかり、ふるさと納税が始まった10年くらい前に商品を出したのがキッカケで返礼品を始めました。
-返礼品の反響はいかがですか?
たまねぎ収穫
ここ2〜3年でいうと、かなりの注文件数があり、売上も認知度もアップしています。認知度が上がった要因として考えられるのは、楽天やヤフーなどのショッピングサイトに掲載され露出が増え、ふるさと納税でご注文して頂いたお客様がすごく増えていることです。
注文件数が増えたことで検索上位に上がってくることも多く、以前購入してくれたお客様が、リピート購入をしてくれることも増えています。
2021年秋には、東京日本橋にある洲本市のアンテナショップでたまねぎのつかみ取りやサンプリングのイベントを実施した時は、たくさんのお客様が参加して頂き、ふるさと納税の注文が桁違いに増え、あまりの反響ぶりで……。
昨年度の注文数がすごく伸びて、1日の注文数300件、400件と桁違いの注文がありました。あまりの反響ぶりで、在庫がなくなるのが早まって、来年の新たまねぎの注文に切り替えたほどです。
-1年の作業の流れを教えてください
玉ねぎ植え付けの様子
8月末から田んぼ(苗床)を耕し、整地をして9月〜10月かけて種まきをします。スーパーで売ってる小ネギの状態くらいまで大きくなるのに、だいたい2〜3ヶ月ぐらい。水やりや肥料を撒いて育て、手作業で1本1本苗を引き、田んぼに1本づつ手で植えていきます。
一部機械を使いますが、田んぼの形が変わっている場所や、機械の切り返しで手間がかかる場所があります。そのため、地域のシルバーさんを雇用してお手伝いをお願いしていますね。
うちの作付け面積が縦400m奥行き100m、それを順番に植え付けると3ヶ月以上かかります。11月〜1月末の期間で早生(わせ)、中生(なかて)晩生(おくて)と年間を通して提供するために6〜7種類ほどの品種を植えていますよ。
田んぼごとに植える品種を変え、新玉ねぎのような採れたてフレッシュなたまねぎから、長期保存できる品種まで、6月〜翌年3月まで提供できるようにリレー形式でたまねぎの栽培をしています。
-こだわりの栽培方法はありますか?
たまねぎ栽培
たまねぎを植える前に堆肥やぬか、魚粉などの有機肥料を使用し、土作りを行います。
父親はよく「うまいたまねぎを作るには、土作りで決まる!後は、たまねぎの成長するのを助ける作業をするだけ。」と言います。
土を耕し、土に空気を入れ、草が生えれば草を引き、たまねぎの成長を助けるために肥料をあげる。人の都合で作業をするのではなく、毎日たまねぎの成長状況を見て最善の作業をする。そうすれば、うまいたまねぎができるということです。
なので、収穫も同じでたまねぎの成長状況を見て時期を見極めて収穫します。
通常、葉っぱが倒れたら収穫時期とされていますが、私たちが作るたまねぎは、葉っぱが倒れてから20日前後田んぼで成長させているのです。
葉っぱが倒れた後もたまねぎは、根っこから土の栄養を吸収して成長します。また、葉っぱがカリカリに枯れるとたまねぎは太陽の光を浴びることで完熟し、甘みや旨味、食感が増してうまいたまねぎになるんですよ。
-完熟の状態で腐りはしないんですか?
たまねぎの傷みや腐る原因は、水分や湿気です。葉っぱがカリカリになるまで水分を抜く事で良い状態で保存が出来るため長持ちします。
茎の水分が抜けていないたまねぎは、水分があるため切り口からカビや菌が入り傷みや腐りの原因となります。
実際、乾燥させると日持ちがして、劣化が少ないんです。
-収穫や出荷の様子はどのように行われるのでしょうか?
カリカリになった葉っぱでは、機械での収穫が出来ないため手作業で行っています。葉っぱや根がついた状態でコンテナに入れて乾燥蔵で3日間乾燥させ、水分や湿気を抜き、選別作業して、やっと出荷です。
新たまねぎ(早生)は、そのまま出荷され、中生、晩生の品種は、冷蔵倉庫に保管して翌年の3月頃まで出荷できるようにしていますね。
完熟たまねぎは、収穫直後は糖度が一番高く、以前測った時は、糖度が18度ありました。
通常のたまねぎでも糖度が12度前後あります。甘いと言ってもたまねぎなんで辛味もあります。
-たまねぎの収穫は年に一度だけなんでしょうか?