沖縄エリアで人気の移住先10選!地域の特徴やメリットを紹介
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青い空に青い海、ゆったりと流れる島時間。人気観光地沖縄は、何度か出かけるうちに「いつかここで暮らしたい」と思う人も多く、移住先としても注目されています。花粉症と無縁の生活というのも魅力の一つ。
今回は沖縄地方でおすすめの市町村を10ヶ所ご紹介します。
文/鈴木由香
沖縄地方で人気の移住先10選!
1. 沖縄県石垣市(離島)
川平湾 /グリーンミシュランガイド三ツ星の川平湾
<おーりとーり 石垣市 日本最南端の自然文化都市>
八重山諸島の経済や交通の中心となっている石垣島。島全体が石垣市になります。沖縄本島の県庁所在地那覇市からの距離は410kmほど。定期便が発着する空港としては日本最南端の「南ぬ島石垣空港」へは、東京、大阪、名古屋、福岡からの直行便も飛んでいます。
竹富島や西表島など八重垣諸島への船は石垣島から出ているので、休日は離島でリゾート気分を満喫できます。
海の透明度が高く、日本有数のダイビングポイントとしても有名。特に川平湾はグリーンミシュランガイド三ツ星を獲得した景勝地です。
自然に囲まれながらも、市の中心は開発が進み、賑やかなショッピングモールもあり利便性にも優れています。そのため、比較的求人も多く仕事探しの苦労は少ないとのこと。
島内に県立高校が3校あるので、家族での移住にも適しています。
石垣市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/ishigaki
2.沖縄県伊江村(離島)
ホテル オリオン モトブ リゾート&スパから見た伊江島
<夕日とロマンのフラワーアイランド>
沖縄本島の本部半島から北西9kmの場所に位置する伊江島。島内には川平、東江前、東江上、西江前、西江上、阿良、真謝、西崎の8つの集落があり、あわせて伊江村(いえそん)となっています。
那覇空港から車で約1時間半の本部港から、定期便のフェリーで片道30分。沖縄本島から日帰り可能なリゾート地として人気があります。
島の中心にある標高172.2mの城山は、伊江島タッチューと呼ばれ島民に親しまれている島のシンボル。農業や畜産、水産業以外に観光業が盛んで、特に民泊を運営している家が多く、島の人と仲良くなって移住してくるという人も。
島全体が親戚のように仲が良く、冠婚葬祭やお祝いはたくさんの人が集まります。しかし、見栄やムダを省く「新生活実践運動」という伊江島特有のルールがあり、結婚は5,000円、出産は3,000円、香典は1,000円、それ以外は2,000円と決まっているので、お付き合いは楽とのこと。
伊江村 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/ie
3. 沖縄県うるま市(本島)
肝高の阿麻和利 / 勝連城跡で行われた「肝高の阿麻和利」
<人と歴史が奏でる自然豊かなやすらぎと健康のまち>
勝連半島と8つの島からなるうるま市は、沖縄本島中部の東海岸に位置しています。那覇空港からは高速道路を利用して車で約1時間ほど。平安座島、浜比嘉島、宮城島、伊計島の4つの島は海中道路で繋がっているので、車で渡ることができます。青い海の上をまっすぐ走る海中道路は、絶景ドライブスポット!
西海岸に比べると観光地としてはあまり知られていませんが、その分沖縄らしい風景が楽しめるのも魅力です。琉球を創った神様が祀られていたりと、沖縄有数のパワースポットも点在し、女性に人気があります。
うるま市内の中高校生による、勝連城最後の城主阿麻和利の物語をミュージカルにした「肝高の阿麻和利(きもだかのあまわり)」 |は、素人とは思えない迫力で、国内だけでなくハワイでも公演が行われました。
島の空き家を活用したお試し移住や、起業支援「島ベンチャースクール」の開催、うるま市就活サポートなど、移住に関する支援も充実しています。
うるま市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/uruma
4. 沖縄県那覇市(本島)
首里城の守礼門
<夢をかたちに、笑顔をくらしに、元気をまちに。 なはが好き!みんなで創ろう 子どもの笑顔が輝くまち>
沖縄の県庁所在地である那覇市。那覇空港からは車で10分です。沖縄で唯一のモノレール「ゆいレール」が那覇空港から那覇市内の間を走っている他、バス路線も多くあるため、車を運転しない人も暮らしやすいでしょう。
首里城や国際通りなど観光スポット以外に、大手デパートや大型スーパーなど商業施設も充実。本土とほとんど変わらない生活を送ることができます。
那覇空港からゆいレールで20分弱の那覇新都心エリアは、1987年に米軍から全面返還され新しく開発されたエリア。街並みも整備されていて、はじめて沖縄で暮らす人に向いています。
いきなり離島や田舎に住むのではなく、まずは那覇市で沖縄の生活や文化を学び、それから離島や田舎に移ると、移住での失敗リスクを回避できますよ。
那覇市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/naha
5.沖縄県国頭村(本島)
ヤンバルクイナの看板
<森と水とやすらぎの里“くにがみ”>
沖縄本島の最北端に位置する国頭村(くにがみそん)。村の95%が森林で、ヤンバルクイナ、ノグチゲラ、ヤンバルテナガコガネなど、貴重な動物が生息しています。
また、村の面積の23%は米国海兵隊の訓練場です。
アクセスは那覇市から車で約2時間、 名護市から車で約45分。人口は5,000人弱で、主要産業は観光業と農業。
賃貸住宅は少ないですが、公営住宅が整備され、移住体験住宅も用意されています。農業振興補助金、水産業奨励補助金もあり、0歳児から高校卒業まで医療費補助、出産祝い金の支給など、移住支援制度が充実しています。
国頭村のやんばるの森は2021年7月に世界自然遺産へ登録されました。「奇跡の森」と呼ばれる自然の中での暮らしは、人生を豊かに変えてくれそうです。
国神村 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/kunigami
6. 沖縄県竹富町(離島)
竹富島
<海と空の真ん中に、笑顔にあふれるふくらしがある。 日本最南端の大自然と文化のまち>
琉球列島の最南端八重山郡に属し、石垣島の南西に点在する16の島々からなる竹富町。16の島のうち、西表島・波照間島・竹富島・由布島・小浜島・黒島・鳩間島・新城島・嘉弥真島の9つが有人島、残る7つは無人島です。特に波照間島は日本最南端の有人島として知られています。由布島と新城島以外は石垣港離島ターミナルからのフェリーを利用します。
石垣島から一番近い竹富島まではフェリーで15分。信号すらない島ですが、ハイビスカスやブーゲンビリアといった南国の花に囲まれ、伝統的な沖縄建築の家屋が並ぶ自然豊かな島で、子どもがのびのびと成長するには最適な環境と言えるでしょう。
他の島も天気が悪いとフェリーが欠航するため、食品や日用品の買い置きが必要だったりと、利便性はよくありませんが、都会では体験できない青い海や満天の星空、ゆったりとした時間を過ごしたい人には、おすすめの移住先です。
竹富町 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/taketomi
7. 沖縄県豊見城市(本島)
瀬長島から見る那覇空港
<ひと・そら・みどりがつなぐ 響(とよ)むまち とみぐすく>
沖縄本島南部、那覇市の南に位置する豊見城市(とみぐすくし)。那覇市のベッドタウンとして発展し、通勤通学の便も良いことから、年々人口が増加してきている注目のエリアです。
アウトレットモール「あしびなー」、海と空の絶景を眺めながらショッピングや食事、温泉まで楽しめる「瀬長島ウミカジテラス」、映像と空間演出を駆使したエンターテイメント水族館「DMMかりゆし水族館」などレジャー施設も多く、充実した休日が過ごせます。
大型スーパーやドラッグストア、コンビニもあり、那覇市内までも車で10分〜25分というアクセスの良さに加え、医療機関も充実。仕事の面では事業者数も多く、那覇市内への通勤も可能です。
さらに農業も盛んで、「マンゴーの里」宣言をするほどマンゴーの栽培に力を入れていて、都市近郊型農村地域としても発展を続けています。リゾートを楽しみながら暮らししたい人には、ぴったりの移住先です。
豊見城市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/tomigusukuo
8. 沖縄県宮古島市(離島)
宮古島の伊良部大橋
<こころつなぐ 結いの島 宮古>
宮古列島に位置する宮古島・池間島・大神島・来間島・伊良部島・下地島を包括して宮古島市と呼びます。宮古島と下地島に空港があり、大神島以外は橋がつながっているので、車で行き来が可能です。
サンゴの島と言われている宮古列島。島の周囲をサンゴが取り囲み、ダイビングやシュノーケリングのメッカとなっています。白い砂浜と「宮古ブルー」と言われる青い海は、見ているだけで心が癒されるでしょう。
サンゴ石灰岩層でできた陸地は、雨水を地下水へと浸透させるため、かつては生活用水の確保に苦労していましたが、現在は地下ダムが整備されたことで、安定して水を確保できるようになりました。水不足で苦労した時代に助け合ったことで、島民同士の助け合いや思いやりの心、結束力が強く、移住者にも優しいとのことです。
宮古島市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/miyakojima
9.沖縄県北谷町(本島)
美浜アメリカンビレッジ
<自立、交流、共生 住民と共に創造する「ニライの都市」北谷町>
沖縄本島中部に位置する北谷町(ちゃたんちょう)。米軍基地が近いことから、美浜アメリカンビレッジなど、異国情緒あふれる街並みが魅力のリゾートタウンです。ショッピングやグルメ以外にも、マリンアクティビティや温泉、エンターテインメントまで、いろんな沖縄を体験でき、海外からの観光客にも人気のエリア。
沖縄本島の主要観光地へのアクセスもよく、家賃は単身者のワンルームで約4万円台と沖縄の平均的な相場となっています。
全長約600mにわたって白い砂浜が続くアラハビーチでは、砂浜でビーチバレーやフットサルを楽しむ人も。もちろん、マリンアクティビティも豊富です。
夕焼けが美しいことでも有名。ビーチや海辺のカフェで夕日を眺めながらお酒を飲み、夜は色鮮やかなイルミネーションが輝く街を散歩したりと、おしゃれな生活を楽しみたい人におすすめです。
北谷町 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/chatan
10.沖縄県久米島町(離島)
久米島の海
<ラムサール条約登録の地 活力・潤い・文化を創造する元気なまち-久米島->
沖縄本島から飛行機で30分のサンゴ礁の海に囲まれた久米島町。久米島本島・奥武島の2つの有人島と、米軍の射爆撃場となっている鳥島・県内唯一の活火山島でもある硫黄鳥島・オーハ島の3つの無人島、計5つの島で構成されています。
離島というと不便な生活が連想されますが、久米島にはスーパーや24時間営業のファミリーマート、ドラッグストアなどがあり、生活用品に困ることはありません。
また、小さな島なので空港まで15分もあればアクセス可能。「離島住民割引カード」を利用して、航空運賃や船運賃の割引も受けられます。
移住に関する悩みや疑問は「久米島 島ぐらしコンシェルジュ」が、さまざまな相談に乗ってくれるので、まったく知り合いがいなくても安心です。
久米島町 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/OKINAWA/kumejima
リゾートが暮らしの中にある沖縄地方での生活
暖かい南の島で休日はリゾート気分を満喫しながら生活するなら、沖縄が一番の移住先でしょう。ただし、住宅費は安くても、本土から空輸する加工品などは割高だったりします。また、のんびりした時間の流れについていくのに苦労したという話も。しかし、沖縄には体験移住可能な場所も多くあるので、急がず、何度か短い滞在を繰り返しながら、沖縄らしくゆっくりと移住していくのもアリでしょう。