九州エリアで人気の移住先10選!市の特徴やメリットを紹介
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九州エリアで人気の移住先10選
日本列島の南西に位置する九州地方は、福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県の8県から成り、すべての県が海洋に面し、海はもちろんのこと自然豊かな山々などの美しい景勝地に恵まれています。各県にさまざまな特長のある温泉地もあり、四季折々の景色と温泉を目的とする観光客で賑わいます。
アジア圏とのアクセスも良く、観光業を始めとしたビジネスのチャンスも豊富。今回は沖縄を除く九州島に焦点をあてて、移住におすすめの街10選をご紹介します。
文/江頭友里
1.大分県豊後高田市
豊後高田市にある昭和の町
<千年のロマンと自然が奏でる交流と文化のまち>
温暖な気候の大分県豊後高田市は、山や里、海に温泉などの豊かな自然に恵まれた土地。「住みたい田舎ランキング」では10年連続ベスト3に入り、転入者数が転出者数を上回る社会増となっています。レトロな雰囲気の「昭和のまち」という商店街があり、活気溢れた雰囲気も魅力です。
東京からの所要時間は大分空港を経由して約2時間45分。JR特急で福岡県の博多駅とは約1時間35分、小倉駅とは約50分で繋がります。
「中学校までの給食費無償」や「高校生までの入院・通院費無料」、「無料の市営塾『学びの21世紀塾』の運営」など、子どもの健康や教育に関わる制度も豊富。空き家バンク制度の他、ライフスタイルやニーズにあわせた市営住宅もあり、住まいのサポートも充実しています。
豊後高田市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/OITA/Bungotakada
2.宮崎県西都市
西都原公園のコスモス
<元気な日本のふるさと西都 こんね!四季を彩るロマンのまち>
宮崎県のほぼ中央にある西都市は、宮崎市街地から車で約40分、宮崎空港から約50分の位置にあります。『古事記』『日本書紀』に登場する伝承地も多く残る、歴史ロマンに満ちたまちです。
年間100万人の観光客が集まる西都原台地には、春には桜や菜の花、秋にはコスモスが咲き誇り、四季の彩りを感じながら暮らしが楽しめるでしょう。
温暖な気候と長い日照時間から施設園芸が盛んで、ピーマンやゴーヤ、キュウリなどの生産地としても知られる西都市では、「お試し滞在助成事業」として、宿泊施設のほか農家民宿での暮らし体験も。地元の農家の方々と一緒に、西都市ならではの日常を体験できます。「農業実践研修支援事業」なども活用でき、農業に挑戦しやすい環境です。
西都市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/MIYAZAKI/saito
3.大分県宇佐市
宇佐市のおとりこし
<彩りに満ちた暮らしの元気都市>
長い海岸線や広大な海、緑深い森林に美しい河川など、美しい自然を誇る大分県宇佐市は、宇佐神宮や東西別院などの歴史遺産を有する文化財の宝庫。福岡市へは車で約3時間、北九州へは車で約2時間、もしくはJR特急で45分で行くルートもあります。東京へは大分空港経由で約3時間の道のりです。
広々とした緑に恵まれた宇佐市では、平野部での土地利用型農業と山間部での高付加価値農業の両方を展開。「ぶどう学校」や「味一ねぎトレーニングファーム」など、就農支援制度も充実しています。
グリーンツーリズムにも注力していて、ワイナリーのある安心院地域では農泊も受け付けており、教育旅行やインバウンドにてさまざまな目的を持った方が集まります。
宇佐市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/OITA/usa
4.鹿児島県鹿児島市
鹿児島市のまち並みと桜島
<人とまち 個性が輝く 元気都市>
約60万人が暮らす南九州の中核都市である鹿児島市。平均気温18.6℃の温暖な気候の中でのびのびと育つ豚や牛、ブリの他、サツマイモや焼酎などの特産品を有する、まさに食の宝庫。266ヶ所の温泉源泉を有する温泉大国でもあります。
車で40分程の鹿児島空港から、東京へは約1時間45分でアクセス可能。そのほかソウルへ1時間35分、上海へ1時間40分と、気軽に海外旅行を楽しめる環境です。
鹿児島市は「生涯活躍のまち」を目指し、中高年齢者等を対象として大都市圏からの移住を促進。移住者が地域社会に溶け込みながら、生涯を通して輝けるような環境作りを進めています。そのほか「クリエイティブ人材誘致事業」「新規創業者等育成支援事業」など、多様な制度が整っています。
鹿児島市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/KAGOSHIMA/Kagoshima
5.長崎県五島市
五島市福江島の大瀬崎灯台
<しまの豊かさを創造する海洋都市>
五島列島の最南端にある長崎県五島市は、美しい自然や豊富な食材、古い歴史や文化に恵まれたまちです。それらにインスピレーションを受けた若年層を中心に、新しい事業や雇用が次々と生まれ続けています。
令和2年度の移住者202人のうち、約8割が30代以下。子育て世代も多く、保育園や学校、病院などもより充実してきました。
移動手段はフェリーで、長崎や福岡を経由して全国へ。長崎空港でスムーズに乗り継ぎができれば東京までも最短約3時間で到着できる距離感です。
「35歳未満の奨学金返済助成」や「就職活動や起業調査を行う40歳以下の面接旅費助成」、「新規に婚姻した世帯の住宅賃貸費用や引越費用助成」など、若年層に選ばれる五島市ならではの制度も豊富です。
五島市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/NAGASAKI/goto
6.佐賀県武雄市
武雄神社のライトアップ
<いで湯と陶芸のふるさと 元気な、ぬくもりのある、人がかがやく『ユニバーサルデザインのまち>
佐賀県の西部にある武雄市。まちの中心には開湯以来1300年の歴史を有する武雄温泉があり、温泉街の象徴ともいえる武雄温泉新館と天平式楼門は国の重要文化財にも指定されています。
また磁器のまちとしても知られ、現在も90軒もの窯元が。近隣の7市町とともに「日本磁器のふるさと肥前」として日本遺産にも登録されています。
伝統を守り育み続けてきた武雄市だからこそ、子どもを地域として守り育てる風土が定着しています。「小児時間外診療」や「病児・病後児保育」、「子どもの医療費助成」などの制度に加え、こども図書館や大きな公園なども各所にあり、親世代のコミュニティも生まれやすい環境です。
武雄市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/SAGA/takeo
7.宮崎県都城市
都城市にある関尾の滝
<市民の願いがかなう南九州のリーディングシティ 人口17万人の南九州の交流拠点都市>
南九州の拠点都市である都城市は、牛・豚・鶏の産出額が全国1位と、まさに畜産日本一のまち。その一方で「黒霧島」でおなじみの霧島酒造が立地していることもあり、製造品等出荷額も県内No.1を誇ります。
伝統工芸品も種類豊富で、農・商・工のバランスのとれた産業構造が特徴です。
都城市では「子育て支援センター(市内5ヶ所)」や「都城市こども発達センター」、育児の援助を受けたい人と行いたい人の相互援助活動である「都城市ファミリーサポートセンター」など、まち一丸となって育児支援を行う体制が整っています。
「病児・病後児保育事業」や「夜間急病センターの設置」もあり、安心して子育てを楽しめる環境です。
都城市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/MIYAZAKI/miyakonojo
8.福岡県北九州市
北九州市の夜景
<Green Frontier 環境モデル都市 人と文化を育み、世界につながる、環境と技術のまち>
九州地方で2番目の人口規模を有する北九州市は、本州と九州の結節点ならではの交通アクセスの良さが自慢。新幹線で東京や大阪、九州各県にも気軽に行けます。空港やフェリー港など移動手段も豊富です。
市内を鉄道やバス、モノレールなどが走り、通勤や通学、買い物にも便利。通勤にかかる時間の平均は東京で片道41分に対し、北九州市は約25分ですので、ゆとりのある日々を過ごせるはずです。
2020年度「住みたい田舎」ランキングでは、子育て部門第2位、若者部門第5位、シニア部門第3位、総合部門第12位と、幅広い年齢層からの支持を得ています。
中でも子育てに関しては、11年連続待機児童ゼロの実現のほか、救急病院や放課後児童クラブ、子ども図書館など、暮らしやすい環境が整備されています。
北九州市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/FUKUOKA/kitakyushu
9.熊本県天草市
天草市にある天草パールセンターからのドローン空撮
<日本の宝島>
熊本県天草市は自然と文化に育まれた島で、九州本土とは天草五橋という5つの橋で結ばれています。一年中イルカウォッチングを楽しめる島、日本最大級の肉食恐竜の化石が発見された恐竜の島、南蛮文化やキリシタンの歴史を継承した島など、ならではの魅力も豊富。
天草空港から福岡や熊本へは飛行機で30分前後。そこから東京や大阪などの都市部にも飛べます。フェリーを使えば鹿児島や長崎へも好アクセスです。
「空き家バンク制度」や「空き家活用事業補助金」など、ご家族のライフスタイルに合った家探しに役立つ制度が充実。「移住支援金」を活用して、関東圏から移住される方も増えています。
天草市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/KUMAMOTO/amakusa
10.大分県大分市
大分市にある大分県立美術館
<ともに築く 希望あふれる 元気都市>
「住みたい田舎」ランキングで複数の部門でトップ5入りする大分市。優れた都市基盤と、海や山、川などの豊富な自然との両方をバランス良く備え、多様なニーズに満たすことができる「 “ちょうどイイ” がみつかるまち」です。
駅ビルや県立美術館などの施設も充実しており、近年では国民文化祭や障害者芸術・文化祭、ラグビーW杯などのイベントも開催されるなど、国際観光都市としての認知度も高めています。観光業の成長にも期待できますね。
幅広い年齢層に住みよいまちを目指す大分市では、シニア世代に向けた支援制度ももちろん豊富。「食の自立支援事業」や「愛の訪問事業」、「長寿応援バス事業」などを通じ、一人ひとりに合わせたサポートを行っています。
大分市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/OITA/oita
海も山も美しい自然に恵まれた九州でのんびり暮らそう
今回は九州エリアでおすすめの移住先10選をご紹介しました。国内でも比較的温暖な気候の九州で、陽気で温かな人々との暮らしを楽しんではいかがでしょうか。