中国エリアで人気の移住先10選!市の特徴やメリットを紹介
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関西・四国・九州の間に位置する中国エリア。大自然に囲まれた田舎から、車が無くても快適に暮らせる都会、その中間の「便利だけどほどよく田舎」がバランス良く揃っています。
新幹線や飛行機、船といった交通手段が充実しているため、都会からの移住も便利です。
中国エリアでは、近年、子育て支援や移住支援に力を入れる自治体が増えているので、単身者だけでなく家族を連れての移住を検討している方にもおすすめのエリア。
今回は、中国エリアでも数多くある魅力的な自治体の中でも、特に人気の自治体を10カ所ご紹介します。
文/原田真由子
1.島根県雲南市
島根県雲南市
<生命(いのち)と神話が息づく新しい日本のふるさとづくり 幸運なんです。雲南です。>
松江市、出雲市、広島県に隣接している雲南市。日本神話に登場するヤマタノオロチ伝説の残る「斐伊川」があることで有名です。市の大半は山野であり、かつては炭焼きやたたら製鉄がさかんに行われていました。豪雪地帯のため、冬季には美しい雪原が一面に広がります。
市外からの移住者が民間住宅に入居する際の家賃の一部を補助する「民間賃貸住宅家賃助成事業」をはじめとする移住支援や、保育料の減免・中学卒業までの医療費全額補助(条件付き)などの子育て支援が充実。そのため出費の多い子育て世帯での移住がしやすいのが特徴です。
山陰・山陽・四国をつなぐ「中国横断自動車道尾道松江線」が全線開通したため、車での移動も便利です。
雲南市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/SHIMANE/unnan
2.岡山県真庭市
岡山県真庭市 写真提供:岡山県観光連盟
<豊かな自然と地域資源を活かした人と環境にやさしい「杜市(とし)」 真庭>
岡山県北部にあり、鳥取県に隣接する真庭市。木質バイオマス発電をはじめとする環境に優しいまちづくりに力を入れているため、環境に優しい生活ができるのが特徴です。有名な観光地としては、「湯原温泉」や「蒜山牧場」が挙げられます。
大阪から約2時間30分、岡山市内から約1時間でアクセスできるため、車移動が便利です。
ただし東京や大阪、岡山市内行きの高速バス停留所、JR、コミュニティバスもあるので、車が無い方でも安心して暮らせます。
「交流定住センター」で移住について相談できるほか、お試し住宅の貸し出しも行っているため、じっくり考えて移住を検討したい方におすすめの土地です。
真庭市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/OKAYAMA/maniwa
3.山口県萩市
山口県萩市 写真提供:山口県観光連盟
<誇るべき歴史と美しい自然が織りなすふるさとを愛し、心のよりどころとなる、あたたかいまち 萩市>
吉田松陰や高杉晋作など、幕末から明治にかけての激動の時代を駆け抜けた偉人を数多く輩出している萩市。城下町の建物や町割りがそのまま残っている場所が多く、江戸時代の地図をそのまま用いることが可能な「古地図で歩けるまち」として知られています。特産品としては、夏みかんや萩焼、地酒の東洋美人などが有名です。
東萩駅周辺は、複合型ショッピング施設や、衣料品店、スーパーがコンパクトにまとまっているため、暮らしやすさも抜群。
「萩暮らし応援センター」が中心となって、お試し住宅やUJI住宅の貸し出しを実施。その結果、2006(平成18)年度から2021(令和3)年3月末までに、339世帯 ・604人が移住を決定しています。
萩市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/YAMAGUCHI/hagi
4.鳥取県鳥取市
鳥取県鳥取市
<人が輝き まちがきらめく 快適・環境都市 鳥取>
2020年「住みたい田舎ベストランキング」総合部門第2位に輝いた鳥取市。天然記念物に指定されている「鳥取砂丘」や、因幡の白兎の舞台となった「白兎海岸」が有名です。
鳥取駅周辺は、郵便局や市役所、複合型ショッピング施設、図書館が揃っているため、車がなくても生活が可能。駅付近の商店街にはオシャレなカフェや喫茶店が立ち並んでいるので、休日はカフェ巡りも楽しめます。
保育料の無償化や子どもの一時預かり、休日保育、病児保育など、数多くの子育て支援事業を実施しているため、小さな子どもを連れての移住もおすすめです。市内の森や野原、里山で保育を行う「森のようちえん」は全国的に注目されています。
移住支援金やUターン者就職活動交通費支援事業補助金の配布、空き家の斡旋など、移住支援制度も充実しています。
鳥取市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/TOTTORI/tottori
5.島根県飯南町
島根県飯南町 写真提供:公益社団法人 島根県観光連盟
<小さな田舎(まち)からの「生命地域」宣言 ”いのち彩る里 飯南町”>
島根県中南部に位置する飯南町。標高450mの場所にあるため、夏は涼しく過ごしやすい気候です。また豪雪地帯のため、冬場は町中が真っ白な雪で覆われ、スキーやスノーボードなどウインタースポーツが楽しめます。
町営の学習塾の設置や、保育所から高校までが連携した「保小中高一貫教育」など、子ども一人ひとりに合わせたきめ細かい教育体制が充実。そのため、子どもの個性をじっくり伸ばせるでしょう。
お試し住宅や、定住促進賃貸住宅、別荘風の家と農地がセットになった「滞在型市民農園クラインガルデン」など移住者向けの住宅も豊富なため、自分たちのライフプランに合わせての移住が可能です。
飯南町 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/SHIMANE/inan
6.山口県宇部市
山口県宇部市 写真提供:山口県
<緑と花と彫刻のまち みんなで築く 活力と交流による元気都市 宇部市>
現代日本彫刻展の開催地である「ときわ公園」や、新世紀エヴァンゲリオンの聖地「宇部新川駅」で有名な宇部市。温暖な気候で雨が少なく、年中過ごしやすいことが特徴です。
市の南部は瀬戸内海に面しているため、市場やスーパーには、毎日新鮮な魚介類が並びます。
新規就農者サポート事業補助金や、長期漁業研修制度をはじめとする就農・就漁支援に力を入れているため、一次産業への転職を考えている方にもおすすめ。
旅行感覚で楽しめる1泊2日の「うべ暮らし体験ツアー」や、移住者同士の交流会も定期開催されているので、先輩移住者や地元の方の生の声を聞きながら移住を検討できます。
市内には空港があるので、東京や諸外国へのアクセスも良好です。
宇部市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/YAMAGUCHI/ube
7.鳥取県倉吉市
鳥取県倉吉市
<人と自然と文化がつくる「キラリと光る新中核都市」倉吉市>
鳥取県の真ん中に位置する倉吉市。江戸から昭和にかけて建てられた古風な建物が残る城下町「白壁土蔵群」や、日本で2番目のラジウム含有量を誇る「関金温泉」が有名です。
日本海や大山、蒜山などの豊かな自然に囲まれているため、市内では釣りやカヌー、キャンプなどのアウトドアアクティビティが楽しめます。
東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県から移住した人には「倉吉市移住就業支援金」が交付されるので、関東方面からの移住が有利。市内の空き店舗を安価で貸し出す、チャレンジショップ「あきない塾」も行っているので、「田舎で自分のお店を始めてみたい」という方にもおすすめの土地です。
倉吉市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/TOTTORI/kurayoshi
8.広島県安芸高田市
広島県安芸高田市 写真提供:広島県
<人 輝く・安芸高田>
戦国時代、中国地方を制覇した毛利元就縁の地である安芸高田市。元就がかつて拠点とした山城跡の「国史跡郡山城跡」や、サイクリングやゴルフが楽しめる「土師ダム」などの観光地があることで有名です。
神楽がさかんな地としても知られており、市内では伝統的な旧舞、衣装の早着替えやドライアイスでの演出などを取り入れた新舞の両方が楽しめます。
育児と仕事の両立を目指しており、急な用事や、子ども病気回復期で保育所に預けられない際に子どもを社会福祉協議会が預かる一時預かり制度が充実。育児支援を受けたい方と行いたい方をつなぐ「ファミリーサポートセンター」や、親子で交流しながら利用できるプレイルームがあるため、地域で助け合いながら子育てができます。
安芸高田市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/HIROSHIMA/akitakata
9.岡山県備前市
岡山県備前市 写真提供:岡山県観光連盟
<海とみどりと炎のまち ~ひとが元気、笑顔あふれる~ 備前市>
千年以上の歴史を持つ伝統工芸品「備前焼」で知られている備前市。温暖で自然災害の少ないその地には、江戸時代に創建された庶民のための学問所である「閑谷学校」や茅葺き屋根の家屋が立ち並ぶ「八塔寺山」など、日本古来の懐かしい風景が数多く残されてます。
岡山随一の牡蠣の名産地であり、牡蠣をお好み焼きの中にふんだんに入れたご当地グルメ「カキオコ」は絶品。
若年者の新築住宅補助や家賃補助、結婚新生活支援事業補助金といった若年層向けの移住支援があるため、結婚後新しい環境で生活を始めたいという方におすすめです。
0歳児からの保育料無料、第2子の給食費半額第3子以降は無料、18歳未満の医療費無料といった子育て支援も充実しています。
備前市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/OKAYAMA/bizen
10.広島県三原市
広島県三原市
<海・山・空 夢ひらくまち 三原市>
図書館や複合ショッピング施設、大学、などが集まる「三原駅周辺エリア」、穏やかな瀬戸内海と豊かな自然に囲まれた離島「佐木島」、久井町・大和町からなる、緑豊かな「高原エリア」からなる三原市。「ほどよく都会でほどよく田舎」という、おいしいとこ取りな移住生活を送れるのが特徴です。
高速道路、空港、新幹線駅、港湾が揃っているので他県への交通アクセス抜群。2拠点生活にも便利な土地です。山間部にあるサテライトオフィスの無料貸し出しや、お試し暮らし補助金制度があるため、ワーケーションを体験してから移住を検討できます。
市内にはサービス業、製造業、卸売・小売業など4,654の事業所があるため、転職にも便利です。
三原市 基本情報
https://tabisumu.jp/municipality/HIROSHIMA/mihara
地域の個性が光る中国エリア
今回は、中国エリアでおすすめの移住先を10カ所ご紹介しました。それぞれに魅力的な観光地、充実した移住支援のある中国エリア。
関東からは遠いイメージがありますが、東京から飛行機を使えばどの県も短時間でアクセスできます。また、関西・四国・九州の間にあるため、他のエリアと行き来しやすいのも魅力です。
気候や観光地、支援策をじっくり吟味し、自分のライフプランや理想にあった移住先を見つけてみてください。