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【移住したら徒歩圏内!?】温泉パラダイス長野 秘湯・名泉30選

自然の温泉

長野県は移住先としても人気の高い都道府県。その理由の一つが温泉。日ごろの暮らしのすぐ隣に良い温泉が湧いていることが挙げられるのではないでしょうか。

移住先を検討している方にも役に立つ長野県内の名湯や秘湯を30湯ご紹介します。ぜひ参考にしてください。


文/泉よしか

長野県内の6名湯

温泉療法医がすすめる温泉としてNPO法人健康と温泉フォーラムが全国から選定した「名湯百選」(実際には79選)に、長野県の温泉からなんと6湯も選ばれています。

療養・湯治に向いている温泉ということですから、近くにあれば通いたいところばかり。誰もが認めるこちらの名湯からご紹介しましょう。


1.湯田中渋温泉郷

湯田中渋温泉

湯田中温泉や渋温泉は長野県の温泉の中でも有名どころです。湯田中温泉には鉄道でアクセスすることもでき、長野駅からの所要時間45分程度と気軽な週末のお出かけにもぴったり。

湯田中渋温泉郷と呼ぶ場合、「湯田中温泉」「新湯田中温泉」「渋温泉」「安代温泉」「地獄谷温泉」「穂波温泉」「星川温泉」「角間温泉」「上林温泉」の9つの温泉地を総称することが多く、「沓野温泉」を入れて10の温泉地とする場合もあります。

湯田中渋温泉郷の温泉地には宿泊すれば入浴できる共同浴場(外湯)を持つところも多く、湯田中温泉や渋温泉には有名な共同浴場も存在します。

中でも共同浴場9ヶ所を巡って祈願手ぬぐいにスタンプを集める九湯めぐりは、渋温泉の人気を不動のものに。思わず浴衣でそぞろ歩きたくなる石畳の温泉街は風情たっぷりです。

また「渋温泉」に隣接する「安代温泉」のほか、「穂波温泉」や「角間温泉」にもそれぞれ共同浴場が存在します。こうした共同浴場では地元の人とのコミュニケーションも楽しみの一つ。マナーを守って利用させていただきましょう!


地獄谷温泉

さらに湯田中渋温泉郷の外れに位置する「地獄谷温泉」は、ニホンザルが入浴する温泉として世界的に有名。「後楽館」という一軒宿の秘湯が建ち、気軽に日帰り入浴もできます。もしかしたら露天風呂で子ザルと同浴できるかも!?

すぐ近くに地獄谷野猿公苑もあるので、お出かけしたらこちらもぜひ立ち寄ってみてくださいね。

※共同浴場は基本的にその温泉地に宿泊して利用することになります(渋大湯は日帰り利用可能)。


2.戸倉上山田温泉

足湯でゆったり

「戸倉上山田温泉」も「戸倉温泉」「上山田温泉」そして「新戸倉温泉」の総称。湯田中温泉同様、電車でのアクセスも容易で、上田駅から16分、長野駅から26分程度でしなの鉄道「戸倉駅」に着きます。

ただ、温泉街は少し離れているので、日帰りの場合はタクシーを使った方が無難かもしれません(宿泊の場合は宿からの送迎がある場合がほとんどです)。

美肌の湯として知られた温泉は、昔から善光寺詣りの精進落としの湯に使われてきました。温泉街には今も30軒ほどの宿が立ち並び、日帰りで入浴できるお宿も。

もう一つこの温泉で興味深いのは、千曲川の対岸の「新戸倉温泉」と呼ばれる辺りに個性的な日帰り温泉が点在していること。

レトロな佇まいもツウ好みの「戸倉国民温泉」や「戸倉観世温泉」「湯のさと ちくま 白鳥園」「万葉超音波温泉」などいずれもいい意味で曲者ぞろい。このエリアに日帰りで気軽にお出かけできる生活はおすすめです。


3.小谷(おたり)温泉

雨飾高原 露天風呂

「湯田中渋温泉郷」「戸倉上山田温泉」と比較すると、温泉地としての規模はずっと小ぢんまりとしており、知る人ぞ知る温泉であり、難読地名ゆえに読めそうで読めない人もいる「小谷(おたり)温泉」です。

長野市から特急バスで1時間半ほど掛かりますが、他県から行くより近い。

町から離れているぶん周辺の自然環境は手つかずで、日本秘湯を守る会会員宿の一軒宿「山田旅館」が建つのみ。旅館の内湯と外湯の展望風呂は日帰り入浴可(外湯は冬季休業)。

このほかに「山田旅館」からさらに山道を進んだ先に、小谷温泉 奥の湯である一軒宿の「雨飾荘」が建っています。こちらも日帰り入浴できるほか、宿から徒歩3分の場所に寸志で入浴できる「雨飾高原露天風呂」もあります。大自然を満喫したい方はぜひ。


4.別所温泉

北向観音

上田駅から上田電鉄別所線に乗って27分ほどで到着する「別所温泉」は、まさに町からすぐの名湯です。「別所温泉駅」のレトロな駅舎も可愛らしく、気分転換のお散歩に行く気軽さでお出かけできそう。

温泉はヤマトタケルが開湯したと伝わる歴史があり、長野県でも最古と言われています。

別所温泉には十数軒の宿泊施設が建ち、日帰り入浴を受け付けているところも。また共同浴場も3軒あり、150円というリーズナブルな入浴料で利用できるのが嬉しいですね。

もっとゆっくりしたければ、「日帰り温泉あいそめの湯」がおすすめです。

また温泉街の北向観音は、来世の利益をもたらす善光寺に対して現世の利益をもたらすとされ、善光寺とあわせて両参りする参拝客が絶えません。

境内の愛染カツラの木は上田市指定天然記念物であり、縁結びの霊木として信仰されています。


5.鹿教湯(かけゆ)温泉

鹿教湯温泉 氷灯ろう夢祈願

上田から車で40分ほどの鹿教湯温泉も、小谷温泉に続き難読漢字の温泉地です。なかなかストレートに読める人はいないと思われます。

環境大臣が指定した国民保養温泉地であり、全国飲泉番付でも、東の横綱である山梨県の下部温泉に続き東の大関の地位を獲得しています。

そうした位置づけからも観光面よりも湯治・療養としての温泉を大切にしてきた温泉地です。名湯の里の静かな環境でリフレッシュしたい人にぴったりでしょう。

日帰りで気軽に温泉を利用するなら「クアハウスかけゆ」へ行ってみましょう。寝湯、打たせ湯、歩行浴、温泉プールなどがあり健康増進に役立ちます。ただし水着が必要なので持参してくださいね。

鹿教湯温泉には全長13kmのコースを巡ってスタンプを集める「鹿教湯 二十一番名所めぐり」というスタンプラリーもあります。

鹿教湯温泉の近くには霊泉寺温泉という温泉地もあり、ここにもいいお湯が湧いています。


6.白骨温泉

白骨温泉

乳白色の濁り湯が人気の白骨温泉は松本から車で1時間ほどの距離。鹿教湯温泉同様、こちらも国民保養温泉地に指定されています。

標高約1400mの山あいの温泉地のため、10軒ほどの旅館のそれぞれがまるで一軒宿の秘湯のような雰囲気。この鄙びた風情を味わいに訪れるお客さんもあとを絶ちません。

日帰り入浴を受け付けている宿が多く、中でも有名なのが大きな混浴露天風呂を持つ「泡の湯旅館」。混浴と聞くと心配になる女性も多いかもしれませんが、こちらの露天風呂は濁り湯であることに加えて専用の湯あみ着が用意されています。話のタネにぜひ一度入ってみてください。

また気軽に立ち寄り入浴するなら、「白骨温泉公共野天風呂」もおすすめ。すぐ横を川が流れ、解放感も抜群です。

※「白骨温泉公共野天風呂」は冬季休業


長野県を代表する有名温泉5選

上記の「名湯百選」には入らなかったものの、全国的に知名度の高い温泉地を5湯紹介します。いずれも長野県の主要な町から30分圏内。こんなにいい温泉が身近にあるなんて!と、きっと感動できます。


7.野沢温泉

麻釜

スキーと温泉のイメージが強い「野沢温泉」は飯山からバスで30分ほどの距離。長野県を代表する温泉地で、13もの共同浴場(外湯)があることで知られています。

なんと村の名前自体が「野沢温泉村」。まさに温泉が生活に溶け込んでいる証拠です。

実際に温泉街には麻釜(おがま)と呼ばれる大釜・丸釜・ゆで釜・竹のし釜・下釜の湯だまりがあり、こうした豊富な高温の温泉を使って地元の人たちは野沢菜や山菜を洗い茹で、あけび蔓の加工に使ってきました。

宿泊施設も多岐にわたり、比較的宿泊料の高額な老舗旅館から、スキー合宿にも使えるリーズナブルな民宿まで揃っていてよりどりみどり。

温泉街に点在する13の共同浴場の名前は「大湯」「河原湯」「秋葉の湯」「麻釜の湯」「上寺湯」「熊の手洗湯(くまのてあらゆ)」「松葉の湯」「中尾の湯」「新田(しんでん)の湯」「真湯」「滝の湯」「横落(よこち)の湯」「十王堂の湯」です。

このうち「熊の手洗湯」を除いてお湯がかなり熱いことがありますが、利用するときは水を入れすぎないように注意しましょう(熱すぎる場合に少し埋めるのは問題ありません)。また、共同浴場を日帰りで利用した場合は寸志をお願いします。13の共同浴場のうち、「滝の湯」だけは日帰りで利用することはできません。


8.浅間温泉

浅間温泉

松本という長野県屈指の大都市から、バスで20分ほどという立地の「浅間温泉」。まさに松本の奥座敷と呼ぶのにふさわしい温泉地です。お仕事帰りにちょっと寄って行こうと思える距離ですね。

観光客は入れないところが多いのですが、地元の人のための共同浴場がたくさんあるということが、浅間温泉の湯量の豊富さを物語っています。

気軽に立ち寄るのであれば、「市営浅間温泉会館ホットプラザ浅間」と「湯々庵 枇杷の湯(びわのゆ)」という2軒の日帰り温泉のいずれかが便利。そのうち「枇杷の湯」は、江戸時代に松本藩の御殿湯だった歴史を持ちます。


9.上諏訪温泉

上諏訪湖畔の足湯

侮れないのが諏訪湖周辺の温泉地。諏訪市や下諏訪町に住んでいれば、まさに徒歩圏に名湯がたくさん湧いていることに。上諏訪駅のホームに無料の足湯があることでも知られています。

諏訪湖東岸に面して大型旅館が立ち並ぶ上諏訪温泉の所在地は諏訪市。飲食店や土産物屋で賑わい、湖一望という景色の良い露天風呂を持つ宿もあります。

旅館の立ち寄り湯もありますが、親しみやすい共同浴場もぽつぽつとあり、中でも「大和温泉」はファンも多いツウ好みな温泉。場所を知らなければ民家のようにしか見えないかもしれません。

片倉館

また上諏訪温泉のシンボルといえばレトロな洋館の「片倉館」。国の重要文化財でありながら、なんと現役の日帰り温泉で誰でも入浴できます。映画「テルマエロマエ2」のロケ地にもなりました。上諏訪に来たらぜひここは立ち寄ってみてください。


10.下諏訪温泉

諏訪神社 下社秋宮

上諏訪温泉に対して下諏訪温泉は、諏訪湖の北側で湖畔から少し離れたところに多くの施設があります。所在地は下諏訪町。

大型旅館の多い上諏訪温泉と比べて、下諏訪温泉は小ぢんまりとした共同浴場、日帰り温泉が多いのが特徴。その分、観光地の温泉というよりも普段着の温泉といった雰囲気です。

宿場町らしさが残る温泉地で、宿泊施設も和風旅館がほとんど。

共同浴場で代表的なところは、江戸時代に寺湯だった「旦過(たんが)の湯」と、古い映画の中に出てきそうなレトロな佇まいが人気の「菅野(すげの)温泉」。


11.昼神温泉

春の昼神温泉

飯田駅から路線バスで30分圏内の「昼神温泉」は、比較的新しい温泉地と言えます。昭和48年に当時の国鉄のトンネル工事でお湯が湧いたことが記録に残されています。そしてその後に次々と大型旅館が建てられました。今や長野県南部で最も規模の大きな温泉地といって良いでしょう。

一般的にはアルカリ性の温泉はクレンジング効果が高いとされていますが、昼神温泉は国内有数の高アルカリの泉質を持つことでも知られています。

一方、現在の昼神温泉に来る多くのお客さんの目的は星空。昼神温泉のある阿智村の空は日本一の星空と呼ばれ、村内の「富士見台高原ヘブンスそのはら」からは晴れた夜には降るような満天の星が。

ということは、それだけ大気が澄んでいるということです。こんな綺麗な空が見える環境に住んでみたいと思える温泉地、それが昼神温泉周辺なのです。


長野県の主要都市・町から行きやすい温泉8選

ここまでご紹介したほどの知名度はないけれど、長野市、松本市、上田市、飯田市の中心地から、30分圏内のおすすめ温泉を8ヶ所ご紹介します。毎日のお風呂とまではいかなくても、気が向いた時にふらりと行かれる距離感です。


12.松代温泉

武田信玄の隠し湯だったとも伝わる「松代温泉」は、長野駅からバス15分という便利なアクセス。国民宿舎「松代荘」などの宿泊施設のほか、「加賀井温泉 一陽館」や「松代温泉公民館」といった日帰り温泉が存在します(「一陽館」は旅館ですが、現在は日帰り入浴のみ受付)。

温泉は鉄分を含む非常に濃厚なオレンジ色の濁り湯が印象的。長野市に住んでいたら、こんなに強烈な個性を持つ温泉にすぐに入りに行けるんですね。


13.裾花峡温泉

裾花峡

こちらも「松代温泉」と同様、長野駅からバスで15分というアクセスの良さを誇ります。しかも無料シャトルバスが毎日長野駅から運行し、マイカー、タクシーなら長野駅からたったの7分程度で着いてしまいます。

施設は「裾花峡天然温泉宿 うるおい館」という一軒宿で、日帰り入浴を6時から9時と10時から23時まで受け付けています。夜遅くまでやっているので、ご近所なら仕事帰りにもばっちり!

源泉は琥珀色の裾花峡温泉と無色透明の保玉の湯の2種類。露天風呂、サウナ、貸切風呂などの設備も整っています。


14.小布施温泉

小布施橋

長野駅から鉄道で30分強、車でも30分程度の小布施は「栗と北斎と花の町」と言われます。栗を使った銘菓「栗鹿ノ子」やモンブランなど、栗スイーツを求めて訪れる旅行者も多い所です。

また葛飾北斎専門のミュージアム「北斎館」や「おぶせミュージアム・中島千波館」といった美術館の多い町でもあり、特に女性人気の高い観光地と言えるでしょう。

そんな小布施には「あけびの湯」と「穴観音の湯」という2つの温泉施設があり、いずれにも中野や須坂の町並み越しに北信五岳が絵のようにそびえる絶景露天風呂があるのです。

しかも小布施温泉は絶景であるだけではなく、お湯も美しい濁り湯。それも日によって透明に近かったり青や緑、灰色に変化するなどとても神秘的。

なお「あけびの湯」は日帰り利用も可能な宿泊施設、「穴観音の湯」は日帰り専門施設です。


15.信州角間温泉

「岩屋館」という秘湯の一軒宿の建つ「角間温泉」は、上田から車で30分程度の距離。長野県にはもう一つ、最初にご紹介した「湯田中渋温泉郷」にも同名の「角間温泉」があるので、「信州角間温泉」と呼んで区別することも多いようです。

実はこちらの一軒宿「岩屋館」は、2019年の台風19号で大きな被害を被りしばらく休業していましたが、2021年5月から再開しています。

自然豊かな角間渓谷という立地は日常から離れてリフレッシュするのにぴったり。こんな環境に町から30分で行けるなんて素晴らしい。

温泉は炭酸を含む黄金色の濁り湯。露天風呂は混浴ですが女性専用時間帯もあります。冷鉱泉の飲泉もできるので、身体の中からもヘルシーに。ただし美味しくはありません。


16.田沢温泉

鄙びた風情が漂う「田沢温泉」は上田駅からバスで25分ほど。現在は3軒ほどの旅館と「有乳湯(うちゆ)」という共同浴場が営業しています。

「有乳湯(うちゆ)」という名前からも推測されますが、昔から子宝を授かる、母乳の出が良くなるといわれてきた名湯。源泉温度が40度程度と低めなので、ゆっくり浸かれる”ぬる湯”となっています。

この他に田沢温泉と同じ青木村には、旅館2軒だけの「沓掛温泉」というさらに小ぢんまりとした温泉地があります。こちらにも共同浴場があるので、日帰りでお出かけできます。


17.美ヶ原温泉

美ヶ原高原の冬

美ヶ原という名前から、人気のドライブコース「ビーナスライン」でお出かけする「美ヶ原高原」にある温泉という印象を受けるかもしれませんが、実際の場所は高原の上ではなく、松本駅からバスで17分程度と、町からめちゃめちゃ近い便利な温泉地なのです。

「浅間温泉」同様、松本の奥座敷であり、国民保養温泉地に認定されている名湯でもあります。宿泊施設は10軒以上、そのほかに「白糸の湯」という日帰り温泉があるので、日常をグレードアップするお風呂として、松本近郊から利用するのにぴったりです。

町から近いだけでなく、景色もいいんですよ。「白糸の湯」の駐車場からもアルプスの山々が見えて絶景です。


18.下條温泉郷

北部に比べたら温泉が少ない印象の長野県南部ですが、下條温泉郷は飯田から車で20分ほどの距離にあるお出かけしやすい温泉地です。

「浪漫の館 月下美人」「下條温泉 加賀美」「刈谷市民休暇村サンモリーユ下條」と3県の宿があり、休暇村では日帰り入浴も受け付けています。

また日帰り温泉の「コスモスの湯」があり、天竜川とアルプスの山々を露天風呂から眺めることができます。


長野県のスキー場や高原、リゾート地の温泉

信州のイメージと言えば、スキー・スノーボード、そして高原リゾート。ですから長野県への移住を検討している場合、都市だけでなく憧れのリゾート地で子育てや第二の人生を歩むことを検討している人も多いはず。

そんな時に参考になる情報として、リゾート地や観光地のおすすめ温泉を7ヶ所選びました。いずれも長野県ならではの自然豊かな環境が堪能できる温泉です。


19.白馬八方温泉

白馬八方尾根

長野オリンピック会場ともなった「白馬八方尾根スキー場」など、スキーで知られる白馬村の温泉が「白馬八方温泉」。

温泉として特筆すべき部分はpH11.5と日本で最も高アルカリとも言われているところで、角質を取るピーリング効果に優れています。そのぶん湯上りの保湿は丁寧に行いましょう。

「白馬八方温泉」では日帰り温泉も充実していて、「八方の湯」「おびなたの湯」「みみずくの湯」「郷の湯」と揃っているほか、近隣には他にも「白馬塩の道温泉 倉下の湯」「白馬姫川温泉 岩岳の湯」といった日帰りの名湯が揃っています。

いずれもアフタースキーや高原観光後にぴったりの施設ですが、素朴さが残されていて何度も通いたくなります。


20.志賀高原の温泉

秋の志賀高原

志賀高原も全国的に知られるスキー・スノーボードのメッカです。「志賀高原スキー場」というのは奥志賀高原スキー場、焼額山スキー場、一の瀬ファミリースキー場など複数のスキー場の総称ですが、その巨大な志賀高原エリアに複数の温泉地が点在しています。

例としていくつか挙げると「ほたる温泉」の「志賀パレスホテル」「ホテル一望閣」、「幕岩温泉」の「志賀の湯ホテル」「ホテル志賀サンバレー」、「硯川温泉」の「硯川ホテル」、「高天ヶ原温泉」の「ホリデープラザ志賀高原」、「志賀山温泉」の「ホテルベルグ」、「発哺(ほっぽ)温泉」の「志賀スイスイン」、「木戸池温泉」の「木戸池温泉ホテル」、「石の湯温泉」の「石の湯ホテル」、「熊の湯温泉」の「熊の湯ホテル」など。

志賀高原温泉郷といった総称は使われていないようで、それぞれが独立した温泉地でありますが、志賀高原に点在しているのでまとめさせていただきました。

この中でも特に温泉としておすすめなのは、全国的にも珍しい濃い緑色の濁り湯に入れる「熊の湯温泉」です。ぜひ一度訪れてみてください。


21.乗鞍高原温泉

夏の乗鞍岳

「白骨温泉」同様に岐阜県との県境に近く、急峻な山々に囲まれた「乗鞍高原温泉」は、スキーで訪れる人も多いリゾート地です。ホテル・旅館から民宿・ゲストハウスまで幅広い宿泊施設があり、比較的リーズナブルな滞在も可能なのが嬉しいですね。

温泉は乳白色の濁り湯で、硫黄泉らしい臭いも強くファンの多いタイプの泉質です。

日帰り利用なら天然温泉公衆浴場の「湯けむり館」が人気で、いつも賑わっています。このほかに「せせらぎの湯」という無料の露天風呂もあります。


 22.穂高温泉郷

夏の安曇野

安曇野市は町並みの奥にそそり立つようにアルプスの山々が見える眺望が自慢。まさに絶景の町です。その安曇野市の温泉が「穂高温泉郷」で、中房渓谷からお湯を引き湯して使っています。

大型の日帰り温泉としては「安曇野しゃくなげの湯」があり、町の西側のゴルフ場周辺には「ホテルアンビエント安曇野」などの瀟洒なリゾートホテルが建っています。

また穂高温泉郷ではありませんが、安曇野市には「中房温泉」という湯量豊富な一軒宿の秘湯があり、登山客や温泉ファンに愛されています。ここは日帰り入浴も可能で、周辺は地熱で温められられています。なんと卵や野菜を埋めると地熱蒸しができるほど熱いのです。実際に売店で地熱蒸し商品を販売しているのでチェックしてください。


23.早太郎温泉

千畳敷カール

1994年開湯と、長野県内の温泉の中でも非常に新しい温泉です。しかしホテルや日帰り温泉を合わせて10以上の施設が存在します。

場所は駒ヶ根高原で、ロープウェイで上れば「千畳敷カール」という有名な絶景スポットに簡単にアクセスできます。冬は駒ヶ根高原スキー場がオープンするので季節ごとに楽しめるリゾートです。

ちなみに早太郎というのは近くの光前寺で飼われていた犬の名前で、遠州府中(今の静岡県磐田市)見付天神社で生贄を要求して暴れていた老ヒヒを退治した伝説から霊犬とされています。最近では「ゆるキャン△」に登場したことでよく知られるようになりました。


24.大町温泉郷

鹿島川

大町といえば黒部ダム・アルペンルートの入口にあたります。黒部ダムへのアクセスは長野県側と富山県側に入口がありますが、長野県から行く場合はこの大町の扇沢駅がスタート地点。ここから関電トンネル電気バスを利用して約16分で黒部ダムに到着、その後は黒部ケーブルカーや立山ロープウェイを乗り継いで富山県側に抜けることができます。

そんな大町の温泉は湯量豊富な高瀬渓谷の葛温泉から引き湯しています。

新鮮な温泉そのものを楽しむのであれば、葛温泉まで行ってしまうのも一つの手です。「葛温泉仙人閣」「高瀬館」「温宿かじか」の秘湯が存在し、日帰り入浴を受け付けている宿もあります。


一度は行きたい!長野県の秘湯6選

ここまでは比較的、長野県内でも町からアクセスが良い温泉を紹介してきましたが、最後にアクセスが困難でも一度は行ってほしい秘湯をご紹介します。

秘湯とは言っても、登山が必要なほど難易度の高いところではありませんので、ローカルバスやマイカーで気軽にアクセスしてみてください。


25.馬曲温泉

木島平村

秘湯というほど秘湯ではありませんが、山の中の絶景露天風呂としては国内有数の高レベルです。男湯女湯ともに非常に開放感があり、春夏秋冬の眺望が楽しめます。

飯山からは近く、野沢温泉に泊まりに行く途中の立ち寄りスポットとしてもおすすめ。宿泊施設もありますが、日帰り温泉として利用することができるので、気軽に立ち寄れます。


26.奥蓼科温泉郷

横谷渓谷

蓼科湖を有する風光明媚な蓼科高原は長野県内でも知られたリゾート地です。ここにも蓼科温泉という温泉がありますが、今回ご紹介するのはさらにその奥、湯みち街道に沿って西側から「明治温泉」「渋辰野館」「渋御殿湯」「渋の湯ホテル」といずれも一軒宿の秘湯が点在しています。

※「渋の湯ホテル」は休館中

この辺りは水のように冷たい鉱泉が湧きますが、昔から名湯として湯治に使われてきました。各宿には加熱した温泉浴槽もあるので、交互浴してリフレッシュしてください。

御射鹿池などの景勝地も近く、自然豊かなエリアです。


27.信州高山温泉郷

雷滝

小布施から渋峠に向かう道の途中に日帰り温泉や秘湯の宿などが点在するのが「信州高山温泉郷」。

「奥山田温泉」「七味温泉」「五色温泉」「松川渓谷温泉」「山田温泉」「蕨温泉」「子安温泉」、そして高山村の村営日帰り温泉である「森林スポーツ公園YOU游ランド」の8湯から成り立ち、「山田温泉」と「七味温泉」には複数の温泉施設があります。

いずれも泉質やお湯の色が異なり、湯巡りが楽しいエリア。「松川渓谷温泉」には大きな岩風呂の混浴露天があり名物となっています。一帯は紅葉の名所でもあるんですよ。


28.高峰温泉

群馬県との県境にほど近い標高2,000mの雲上の温泉として知られる、一軒宿の「高峰温泉」。そんな山の上だからこそ叶う絶景が露天風呂から眺められます。

日帰り温泉も受け付けていますが、ランプの宿でもあるので泊まればじっくり非日常が体験できますよ。


29.上高地周辺の温泉

紅葉の上高地

長野県有数の観光名所「上高地」。梓川に架かる河童橋とそびえる穂高連峰の景色は一度は見に行きたいと思っている人も多い絶景。

そんな「上高地」に向かう途中には「中の湯温泉旅館」と「坂巻温泉旅館」という温泉宿が建っています。どちらも野趣あふれる露天風呂があり、それぞれ立ち寄り入浴も受け付けています。


30.秋山郷の温泉

秋山郷

「秋山郷」は本当に秘湯というより秘境。豪雪地帯としても知られています。「秋山郷」と呼ばれるエリアは新潟県中魚沼郡津南町と長野県下水内郡栄村にまたがっていて、長野県側には「小赤沢温泉」「屋敷温泉」「切明温泉」といった秘湯が点在しています。

「小赤沢温泉」には日帰り温泉「楽養館」があり赤褐色の濁り湯に浸かれます。「屋敷温泉」には「秀清館」という一軒宿があり日帰り可、「切明温泉」は川原を掘ればお湯が湧くので、スコップでマイ露天風呂を作ることもできちゃいます。


長野県に点在する名湯を楽しもう!

町から近い温泉街から秘湯まで、長野県が温泉天国であることがおわかりいただけたでしょうか。泉質もさまざまで、眺めの良い露天風呂もたくさんあります。ぜひ長野県ならではの身近に温泉がある生活を検討してみてください。


長野県についての基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/NAGANO


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