
【後編】不安だったUターン就職、西日本鉄道の“仲間”のあたたかい言葉が励みになったUターン就職に感じていた不安とプレッシャー。実際に働いてみて感じたことは
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移住を叶えた皆さんに、ご自身の移住体験について"ありのまま"を伺うインタビューシリーズ。今回は、東京から福岡にUターン移住した川上大輔(かわかみ・だいすけ)さんにお話を伺いました。
現在は西日本鉄道で車掌をしている川上さん。後編では、Uターン就職のメリットや今後の目標などについてお話いただきます。
文/田代祐子
Uターンして改めて感じた地元のあたたかさ
――Uターン就職をしてよかったと思う点を教えてください。
川上さん:一番は職場の環境や雰囲気がよいところですね。同期、先輩、後輩とも話しやすい土壌があるので、風通しのよい職場だと思います。東京が悪かったというわけではないのですが、福岡に戻って、よりあたたかさを感じたんです。
――特にどんな点があたたかいと感じましたか?
川上さん:そうですね、入社前から西鉄に友人がいたのですが、入ってすぐに「待ってたよ!」と声をかけてもらったり、ほかの方々からも「がんばっていこう」という言葉をかけていただいたんです。入社するまでにいろいろな人に相談していたので、周りにまったく知らない人ばかりで仕事を始めるのとは全然違うのでやりやすかったですね。
――たしかにそのあたりはUターン就職のメリットかもしれませんね。ちなみにどんな相談をされていたんですか?
川上さん:Uターンを決意していいのかというところから、自分がUターンをして受け入れてもらえるのかなど、仕事の内容から、人間関係に至るまでいろいろと、相談は多岐に渡りました。
――受け入れてもらえないという不安はどこから来たのでしょうか?
川上さん:個人的にUターン自体にあまりいい印象が最初は正直なかったんです。自分としては、Uターンは経験をたくさん積んでから戻ってくるという勝手なイメージがあったんですよね。まだ社会人経験が浅い自分が、年齢的に受け入れてもらえるのかなというのが一番不安でした。
あと、自分がネガティブ思考で、期待などを持たれると、けっこうプレッシャーに感じるタイプなんです…。だから、入社するまでは、「大丈夫かな…」と不安な日々でした。
――なるほど。それでも今の会社にUターン就職した決め手みたいなものはありましたか?
川上さん:繰り返しになってしまうかもしれませんが、やはり「戻ってきていっしょにがんばっていこう」と言ってくれた友人や、Uターンを応援してくれた家族の存在があったからだと思います。
――ちなみに川上さん的におすすめのスポットはありますか?
川上さん:コーヒーが好きなこともあり、休日はカフェに行くことが多いです、福岡市には大濠公園という大きな池と緑が豊かな公園があるのですが、飲みものを買って、水辺に座って、友達と仕事やプライベートの話などをしながらゆっくりしています。
レトロな喫茶店もあるので、新しいカフェを探索するのも楽しいです。最近はアサイーボウルにハマっていて、ひとりで行くこともあります。
6月からは運転士の勉強に邁進します!
――川上さんの今後の目標を教えてください!
川上さん:仕事のことになりますが、6月からは運転士になるための勉強に入ります。まず第一の目標は、国家資格でもある運転士になることです。難しいとは聞いていますが、気を引き締めてがんばりたいと思います。
そして、鉄道会社で働くやりがいは、小さいお子さんをはじめ、多くのお客さまに喜んでいただけることが1番だと思っています。安全第一はもちろんのこと、多くのお客さまの笑顔を引き出せるような企画を考えて、そこに携わっていけたらなとも思っています。
――実はここまで、川上さんの上司である江頭さんにもご同席いただいています。川上さんはUターンする際、年齢や経験値に不安があったとありましたが、そのお話を聞いていかがでしたか?
江頭さん:はい、その点は心配しなくていいと思います。うちの職場は比較的年齢が若く、川上さんと変わらない年齢の人たちが結構いるんです。年齢構成からすると、半分まではいきませんが、3分の1と若い人はかなり多い会社となります。
――Uターンで戻ってくる若い人たちに対してどういう印象がありますか?
江頭さん:弊社には高校を卒業してすぐ入ってくる新卒の子もいますが、Uターンで社会人入社の方たちは、違う会社で社会人経験をしてきている分、スタートが新卒の方子たちとはまったく違います。仕事に即戦力で入ってもらえることが多く、私たちはすごく信頼を持っています。
――川上さんの印象はいかがでしたか?
江頭さん:とても好青年です。来ていただいて私どもは本当に助かっています。車掌という職種は早朝勤務も深夜勤務もありますし、若い人には大変だと思います。そういった現状を川上さんはよく理解して、本当に邁進してもらっていて。
先ほど本人からもあったように、6月からは運転士としての勉強に入ってもらうのですが、これも社内選抜試験でかなりの倍率をくぐって、学校に行ってもらうんですね。運転士は国家資格なので、合格するための勉強を来年の3月末までみっちりやってもらいます。免許を無事取得して、運転士になって帰ってきてくれるだろうと期待しています。
――江頭さんからのお話からも職場のあたたかさが伝わってきました。ありがとうございます。江頭さんからの言葉を受けていかがですか?
川上さん:まずはあと少し車掌としての仕事があるので、そちらに全力で取り組みたいと思います。プレッシャーはありますが、なんとか運転士になれるよう勉強をがんばっていきたいと思います。
――ありがとうございます。では最後に、将来的にUターンを考えている方にアドバイスがあればお願いします。
川上さん:そうですね、こうして自分自身のUターンを振り返ってみると、地元の友達の協力が大きな支えとなりました。一度、東京などに出てしまったとしても、地元の人とのつながりは大切にしておいたほうがいいと思います。
また就職したい会社に知り合いがいれば、その現場の声を聞いておくと、自分がそこに入った際のイメージがつきやすいのでおすすめです。
(前編はこちら!)
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