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東北エリアで人気の移住先10選!市の特徴やメリットを紹介

山形県の庄内平野の田園風景

東北地方は青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県の6県からなり、奥羽山脈から東側と西側、太平洋側と日本海側など、山や海との位置的関係により大きく気候が異なります。手つかずの広大な自然が多く残り、それらとともに守られてきた伝統的な食文化や祭事、工芸の数々も東北エリアならではの魅力。

今回は日本の原風景に心癒やされる里山暮らしの実現に役立てていただけるよう、東北エリアでおすすめの移住先10選をご紹介します。


文/江頭友里

東北エリアで人気の移住先10選

1.山形県酒田市

酒田市にある山居倉庫

<人・ふるさと・交流が奏でるシンフォニー 人いきいいき まち快適 未来創造都市 酒田>

山形県酒田市は、北に鳥海山と南に月山を望み、広大な庄内平野の中央を流れる最上川の河口に位置する港町です。酒田港は古くから海上交易と舟運の要所として栄え、賑やかに発展を遂げてきました。また米とラーメンの文化が根付いており、これらを自宅で楽しめる出前文化が発展しているのも酒田市の特徴。東京とは、庄内空港から飛行機を利用し約1時間、新幹線では4時間半でつながっています。

酒田市には子育て支援センターが各地区にあり、小さな子どものいる家族でも安心。中学3年生までの医療費自己負担額の助成や2人目以降の保育料軽減の制度があるほか、特定不妊治療を受けている夫婦への治療費の助成もあります。救命救急センターのある総合病院と数多くのクリニックもあり、緊急時にも安心の医療を受けられますよ。


酒田市 基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/YAMAGATA/sakata



2.秋田県にかほ市

鳥海山の岩肌を流れる元滝伏流水

<日本海と鳥海山に抱かれたまち 夢あるまち・豊かなまち・元気なまちにかほ市>

秋田県南西部にあるにかほ市は、山と海に抱かれた風光明媚な土地で、平成の百名水にも選ばれた豊かな水の恩恵を受けられます。山形県との県境に位置し、東京へは新幹線で約4時間50分、秋田空港経由で飛行機を利用し約2時間10分程で到着。金浦漁港に水揚げされた魚介を活かした独自の食文化も発展しており、鱈を原料とする「しょっつる」やお正月料理に欠かせないハタハタ寿司などが特に有名です。

長期にわたり暮らしやすい街としても知られ、子育て世代向けの出産・育児支援や、働き盛り世代向けのものづくり企業の街ならではの就業支援、そしてシニア世代向けの福祉施設や在宅介護サービスなどが充実。グランドゴルフ場や温水プールなど、健康増進のための運動スポットも各所に点在しています。


にかほ市 基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/AKITA/nikaho


3.宮城県登米市

登米市にある伊豆沼

<夢・大地 みんなが愛する水の里>

宮城県北東部に位置し、肥沃な大地に恵まれた県内有数の穀倉地帯である登米市。北西部には毎年数多くの白鳥やガンが飛来するラムサール条約登録湿地の伊豆沼・内沼や、日本でも有数のボード場がある長沼などを有し、「水の里」としても知られています。また、宮城米ひとめぼれや高級ブランド牛の仙台牛などの産地としても有名です。

登米市には、地域全体で子どもを守り育てていく風土が根付いており、子育て世代と支援を行いたい方を会員組織化して、子どもの預かりや学校への送迎、出産前後のサポートなどを行うシステムもあります。気軽に育児相談できる交流の場も支援センターに設けられていますので、安心して子育てができるでしょう。


登米市 基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/MIYAGI/tome


4.福島県二本松市

二本松市にある二本松城

<自然の恵み 先人の知恵 いまに息づく文化の香り 「いま拓く 豊かな未来 二本松」>

日本百名山の一つである安達太良山を有する二本松市は、福島県の中央北部に位置する城下町。日本三大提灯祭りとして数えられる「二本松の提灯祭り」や日本最大級の菊の祭典である「二本松の菊人形」が開催されるなど、武家文化の伝統や歴史を色濃く伝承する風土が魅力の一つです。

福島市や郡山市まで車で30分程、仙台市までも50分程と好アクセスで、買い物などにも便利。新幹線を利用して東京へも約2時間で行けますよ。

都会暮らしに近い利便性でありながら豊かな里山暮らしを実現できる二本松市は、移住先としての人気が高く、移住支援制度の活用実績が豊富。就業や就農の支援、住宅取得奨励金など、移住サポーターに相談しながら上手に活用することで、理想の移住を叶えられるでしょう。


二本松市 基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/FUKUSHIMA/nihonmatsu



5.山形県遊佐町

山形県の庄内平野の田園風景

<湧水の里 ひとが輝くまち ゆざ>

東京から新幹線で4時間50分、飛行機で1時間20分の山形県遊佐町。広大な庄内平野や日本海に沿って伸びる庄内砂丘を臨む壮大な自然を有します。 

パプリカやアスパラガスなどの産地として有名な遊佐町では、就農支援も充実。農業経営者による実践研修を受けられる遊佐町チャレンジファームは、農業初心者の方も積極的に受け入れています。研修期間中の生活支援もあり、思い切って挑戦できる環境が整っていることが特徴です。

青年新規就農者の免許・資格取得支援や空き農地バンクの情報提供もあり、遊佐町での就農を広くバックアップしてくれます。 

遊佐町での暮らしを知った上で決断したい方には、お試し移住体験もおすすめ。まちの魅力を身近に感じられ、豊かな時間を過ごせるのではないでしょうか。


6.秋田県鹿角市

鹿角市にある後生掛温泉の探求路

十八(とわ)の里 あんとら 鹿角(かづの) 出逢い 賑わい 夢をかなえるまち・鹿角>

秋田県北東端部にあり、青森・岩手・秋田の3つの県の真ん中に位置する鹿角市。青森市や盛岡市にも車で1時間圏内と好アクセスで、東京とは新幹線で約4時間、飛行機で約1時間50分でつながっています。

山々に四方を囲まれ、冬には厳しい寒さに。早い年には11月末から積雪が始まり、3月下旬まで続くこともあります。上質な雪質を活かしたスポーツの町としても名高く、市内3ヶ所にスキー場があるという充実度。八幡平国立公園にある後生掛温泉を始め、大湯温泉や湯瀬温泉などの数々の温泉地がありますので、冷えた身体もほかほかに温められます。

育児支援や就業支援も豊富で、雄大な自然の中で子育てをしたい家族にもおすすめです。待機児童ゼロの環境ですので、安心して移住を検討できるでしょう。


鹿角市 基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/AKITA/kaduno



7.秋田県大仙市

大曲の花火大会

<人が活き 人が集う 夢のある田園交流都市>

秋田県にある大仙市は、世界的にも有名な花火のまち。全国各地から人が集まる「大曲の花火大会」をはじめ、毎月花火が上がります。伝統的なお祭りやイベントのほか、温泉やスキー場、豊かな自然にも恵まれ、「人が活き人が集う夢のある田園交流都市」としての魅力にあふれています。

東京へは、新幹線で約3時間30分、秋田空港経由で飛行機を利用し約2時間10分でアクセス可能。

「大仙市魅力体験住宅 youkoso(ようこそ)」は大仙市ならではののびのびとした暮らしを体験したい方にも最適です。婚活・出産から中学生までの段階別のサポートも充実しており、小さな子どもと一緒の移住も安心でしょう。


大仙市 基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/AKITA/daisen


8.岩手県奥州市

奥州市の散居村の夕日

<歴史息づく健康文化都市 産業の力みなぎる副県都>

東北地方のど真ん中に位置する奥州市。かつて奥州街道が南北を貫く交通の要所で、宿場町として繁栄してきました。複数エリアへの交通アクセスが良好で、盛岡市へは新幹線で最速30分、仙台市へは最速40分で到着できるため、買い物などの利便性も高いことが特徴です。東京へも新幹線で約2時間15分でアクセスできます。

中心となる水沢江刺駅には、新幹線駅としては珍しい無料駐車場があり、おでかけの際にも便利。交通の便の良さから商業集積や工業団地としても整備されているほか、「南部鉄器」や「岩谷堂箪笥」などの伝統工芸品の産地としても有名です。

子育てや医療、就業などの支援の手厚さももちろんのこと、市営住宅の入居者募集が多いのも奥州市ならではの特徴です。住宅の購入を検討するよりも、気軽に移住を検討できますね。


奥州市 基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/IWATE/oshu


9.青森県弘前市

弘前公園の桜

<自然と共に生きる豊かな産業・文化都市>

青森県にある弘前市は、田舎でもなく都会でもなく、ちょうどいいまち。伝統的なお祭りも数多くあり、特に「さくらまつり」や「ねぷたまつり」の開催時期には県外から観光客も集い、街全体に活気があふれます。

市街地から出ると、岩木山を始めとした豊かな自然が身近に。まさに田舎と都会のいいとこ取りな暮らしを楽しめるでしょう。東京都へは青森空港を経由して2時間10分程で到着できますよ。

伝統的な企業から外国人観光客に向けた観光業まで、就業先の選択肢が豊富な弘前市。その一つとして、農業を始めたい方のための農業里親研修制度があり、農業技術の習得や農地探しの支援を受けられます。短期間のトライアル研修と2~3年の里親実践研修を通じて、地域定着まで着実にステップアップを目指せるでしょう。


弘前市 基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/AOMORI/hirosaki



10.福島県南相馬市

南相馬市から臨む太平洋

<ともにつくる 活力に満ちた 安心で潤いのある南相馬>

福島県北部の海沿いに面する南相馬市は、1000年以上の歴史のある世界一の馬の祭典「相馬野馬追(そうまのまおい)」で知られる街です。街のさまざまなところで馬が大切に育てられ、道路を歩く姿を目にすることも。

またサーフスポットとして人気の北泉海岸や烏崎海岸もあり、趣味を充実させたい方にもおすすめ。仙台まで車で約1時間15分、仙台空港までは約1時間10分というアクセスの良好さも魅力です。

南相馬市では育児や就業などの支援制度に加えて、時流に合わせた移住サポートが充実しています。テレワーク支援として中央図書館を始め数々の施設を開放する他、テレワークによる暮らし体験のサポートも。お試しマイカーモニターやICTを活用した家庭学習支援など、今必要なサポートが幅広く揃っています。


南相馬市 基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/FUKUSHIMA/minamisoma



都会すぎず田舎すぎない、ちょうどいい町が多い東北地方

今回は東北エリアでおすすめの移住先10選をご紹介しました。準備段階から手厚くサポートしてくれる市町村も多く、安心して決断できますね。

近年テレワークなどが普及し、住む場所に関わらず十分な所得が見込めるようになったことで、東北エリアの移住先としての人気も高まりつつあります。豊かな自然や温かい人に恵まれた土地での里山暮らしを、今こそ実現させてはいかがでしょうか。


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