古き良き文化の残る奈良県奈良市が住みやすい理由【移住支援制度も紹介】観光資源と自然が調和しているのが魅力の街

関西地方の中心に位置する奈良市は、関西圏内のアクセスが抜群で、観光資源と自然が調和しているのが魅力です。奈良市内の駅から1時間弱で京都や大阪のような都市圏にアクセスでき、自動車があれば数時間で名古屋にも行けます。

また、奈良市西部には東大寺を始めとしたさまざまな世界遺産を訪れることができ、奈良市東部では「ザ・田舎」のゆったりとした生活を楽しめます。これほどまでに日本の古代の文化を残し続けている地域は他にないでしょう。

本記事では奈良市の住みやすさの理由やおすすめのアクティビティを紹介します。奈良市への移住を検討している方はぜひ最後まで読んでみて、参考にしてみてください。


文/てるくん

奈良市ってどんな街?

奈良市は平城京に代表されるように、古代では日本の首都として栄えてきました。この際、日本の文化の基盤となるさまざまなルーツが誕生します。現在でもそのルーツが文化財として残り続けているのが奈良市の最大の特徴と言えるでしょう。

また、古代奈良の文化を伝える観光地と、都市開発が絶妙なバランスで調和しており、とても暮らしやすい街になっているのも魅力的です。奈良市内に子育て支援スポットが多く点在していることに加え、奈良市内の全小中学校にはタブレット端末が一人一台支給されています。古代の奈良の文化を尊重しながらも、社会福祉や教育制度は日本国内でも最先端です。

それでは、古代と現代の文化が調和した奈良市の魅力を解説します。


奈良市の住みやすさの理由は?

奈良市の住みやすさの理由は大きく分けて3つあります。それぞれの理由を詳しく解説します。


関西都市圏のアクセスが抜群


奈良市は奈良県北部・近畿地方の中央に位置しているため、他県へのアクセスが快適です。大阪や京都のような大規模都市に1時間以内でアクセスできるほか、新幹線の通っている新大阪駅、京都駅にも乗り換えることなく行けるため、遠方への旅行や出張でも苦労しません。


特に近鉄線・大和西大寺駅は奈良市のハブ駅といっても過言ではありません。ほかにも奈良駅、近鉄新大宮駅、近鉄学園前駅などがあり、どの駅も観光スポットやグルメが充実。


特に奈良駅には東大寺、奈良公園、春日大社などの観光スポットがあり、おしゃれなグルメが集う商店街が8つもあります。奈良駅周辺だけでも充実した毎日を送ることができるでしょう。


また、車を利用して名阪国道を活用すれば、三重や名古屋にも数時間でアクセス可能。関西圏だけでなく名古屋にもアクセスできるということで、多拠点生活も実現できるでしょう。


子育て制度が充実している

奈良市は子育て支援制度が充実しており、奈良市内の40か所以上に子育てスポットが点在してます。これらの子育てスポットは無料かつ事前予約が不要のため、気軽に利用できるでしょう。2022年(令和4年)4月には総合的な子育て施設「奈良市子どもセンター」が開設され、より充実したサポートが受けられますよ。

また、医療費助成制度も配備されており、中学校卒業までの医療費が補助されます。所得制限もないため、奈良市にお住まいであれば医療費助成制度を利用可能です。

さらに、日本国内の中でも奈良市は教育のIT化を拡充させている地域で、全小中学校に一人一台のタブレット端末が配置されています。タブレット端末を活用することで、グローバルな学習ができ、オンライン英会話などの教育を受けることも可能です。


豊かな田舎暮らしが満喫できる

奈良市の東部には田原、柳生、大柳生、東里、狭川、月ヶ瀬、都祁の7つの地域があり、それぞれの地域に豊かな自然があります。どの地域も豊かな自然を活かして、懐かしい田舎文化を形成しており、ゆったりとした田舎暮らしが可能です。

特に、月ヶ瀬と柳生は特色が強く、月ヶ瀬は奈良の名産品である大和茶が生産されている地域で、多くの文豪たちに愛されてきた名勝の月瀬梅林を有しています。写真やツーリングが趣味な人におすすめのスポットです。

また、柳生は徳川家の剣術指南役だった柳生一族が住んだ場所で、「剣聖の里」と呼ばれています。大ヒットアニメ『鬼滅の刃』の舞台となった場所もあり、多くのファンが訪れる人気スポットです。

奈良市東部では、里山暮らしを体験できる「奈良さとやま宿泊」と呼ばれるツアープランが用意されているため、気軽に赴くことができます。


奈良市の移住支援制度をチェック

奈良市は移住支援制度が豊富で、東京圏からでも移住しやすい環境です。ここでは奈良市の移住支援制度について深掘りします。


東京圏から移住する人向けの支援制度がある

奈良市では、東京圏から奈良市へ移住する人向けの支援制度が設けられています。奈良市の移住・定住の促進及び、中小企業の労働力確保が目的です。支給額は単身の場合が60万円、世帯の場合が100万円です。

この制度における東京圏は、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県が対象となり、条件不利地域は該当されません。また、この制度は年度ごとの先着順となっているため、年度が始まる4月近くで申請することをおすすめします。

最大100万円の支給は大きな金額なので、東京圏からの移住を検討している方は絶対チェックしましょう。また、「奈良市お試し移住制度」「奈良市移住交流イベント」に参加したことがある方は、東京圏に関係なく、奈良市の関係人口として本制度を申請できます。こちらもぜひ検討してみてはいかがでしょうか。


ゲストハウスを用いたお試し移住制度がある

先述したとおり、奈良市には「奈良市お試し移住制度」があり、ゲストハウスを用いたお試し移住ができます。ゲストハウスはホテルより安価に宿泊でき、オーナーとの交流でネットではお目にかかれない情報を入手することも可能です。また、長期的に滞在することで、移住前に地域交流することもできるでしょう。

本制度は以下の条件に該当している人が対象です。

  • 移住を検討しており、本事業対象のゲストハウスに2泊以上宿泊する方
  • 「奈良市オンライン移住相談」で面談済みの方
  • 情報発信に協力できる方


本制度は1泊あたり2,000円支給、10泊で最大2万円が給付されます。また、本制度を利用することで奈良市の関係人口に該当し、「奈良市移住支援金」を受け取ることが可能になります。ぜひご検討ください。


移住に関するオンライン面談を実施

奈良市への移住を検討されている方向けに、奈良市は「奈良市オンライン移住相談」というサービスを展開中です。新型コロナウイルスの影響による外出自粛や、遠方のため奈良市に訪れるのが難しい方向けに、オンライン窓口が開設されました。

オンライン移住相談であれば、交通費もかかりません。また、実際に奈良市に住んでいる市職員が対応するので、現地の生情報を入手できます。実際に奈良市に訪問する場合でも、事前にオンライン移住相談で確認することで、訪問の際の視察効率向上も期待できるでしょう。

そして、先述した「奈良市お試し移住制度」を利用する際は、「奈良市オンライン移住相談」で面談済みであることが必要です。「奈良市お試し移住制度」を利用したい方は、まずオンライン移住相談を申し込むようにしましょう。


奈良ライフを存分に楽しむ

奈良市は古代の文化を活用したアクティビティが充実。ここでは奈良市の観光スポットやグルメを紹介します


奈良といったらやっぱり世界遺産!

奈良といったら、やはり世界遺産でしょう。日本で初めて世界遺産に登録されたのが1993年(平成5年)。そして1998年(平成10年)には、8つの資産で構成される「古都奈良の文化財」が世界遺産に登録されました。8つの資産は以下の通りです。

  • 東大寺
  • 興福寺
  • 春日大社
  • 春日山原始林
  • 元興寺
  • 薬師寺
  • 唐招提寺
  • 平城宮跡


世界遺産に登録された理由としては「古代の日本の首都の文化を伝える極めて貴重な証拠」が挙げられています。これらの遺産を巡ることで、日本人のルーツを学ぶことができるでしょう。

奈良に都が置かれたのは710年(和銅3年)のことですが、それから1300年間、奈良の住民はこれらの資産を大切に守り続けてきました。その甲斐あって、私たちも古都奈良の文化を楽しむことができています。休日には奈良の世界遺産巡りをゆったりしてみると、新たな歴史の魅力が発見できるかもしれません。


食文化発祥の地でのグルメを楽しむ

奈良市は日本の食文化発祥の地とされています。実際に豆腐や日本茶、うどん、清酒、まんじゅうなどは奈良にルーツを持つ食材です。2013年(平成25年)には「和食」がユネスコ無形文化遺産に指定されました。それ以降、和食は世界的に注目を集めるようになり、その影響から奈良の食文化も注目されるようになります。

奈良時代の頃、奈良市はシルクロードの最後尾でもあったため、大陸からさまざまな食文化が伝来しました。例えば春日大社には、遣唐使から伝わった小麦粉文化のルーツである「春日はくたくうどん」が振る舞われていた記録が残っています。

このようにして奈良市には、観光スポットごとにさまざまな食文化が残り続けています。観光スポットを巡りながら、食を通じて歴史を学ぶのもよいでしょう。


古代の伝統工芸を楽しむ

奈良市では、古代の伝統工芸の文化も残り続けています。奈良墨、奈良人形一刀彫、奈良漆器、奈良筆、蚊帳などです。これらの伝統工芸品は、なら工藝館で鑑賞できます。なら工藝館では制作体験教室も随時開催されており、伝統工芸を直接楽しむことが可能。一日体験教室から、一年かけて学ぶ体験コースまで用意されているので奈良市での暮らしに慣れたら検討するのもいいでしょう。

また、なら工藝館では年に1回のペースで奈良工芸フェスティバルが開催されます。本フェスティバルでは特別企画展示だけでなく、酒器を使って奈良の地酒を試飲することもでき、奈良の伝統工芸品をフル活用したアクティビティが楽しめます。フェスティバル開催中は数時間程度の体験教室にも参加できるので、ぜひ参加してみましょう!


古都の文化が残る奈良市で移住ライフを楽しもう!

奈良市は古都の文化ならではのアクティビティを満喫でき、それでいて暮らしやすい環境が構築されています。普段は奈良市西部を拠点として、まとまった休みには奈良市東部におとずれて田舎暮らしを満喫するのもいいでしょう。

また、アクセスが非常に良く、気軽に都市圏を訪れることができるのも奈良市の魅力。さまざまなグルメや観光スポットを体験したい方に奈良市はおすすめの移住先です。ぜひご検討ください!


奈良市 基本情報

https://tabisumu.jp/municipality/NARA/nara


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